カビ取りのお掃除となると、道具の準備から後始末まで、何かと時間がかかります。
それに、あのカビ取り剤の独特の臭いも、良いものではありません。
この面倒なカビも、入浴後のちょっとした工夫で、発生を抑えることができます。
今回は、お風呂のカビを予防する4つの方法を、某有名お掃除会社で勤務する私が、プロ目線で紹介します。
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カビについて
カビが浴室で繁殖するには、下記の4つの条件が必要です。
1.温度(20~30℃)
2.酸素
3.栄養(人の皮脂や垢)
4.湿度(70%以上)
逆に、これらの条件のどれかを無くすことで、カビの発生を抑えることができます。
「温度」や「酸素」は、どうにもなりませんが、「栄養」と「湿度」は改善することができます。
つまり、カビの予防は、カビの栄養源を無くし、浴室をいかに乾燥させるかがポイントです。
では、どうやって栄養源を無くし、浴室を乾燥させるのか、紹介します。
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お風呂のカビを予防する4つの方法
これから紹介する4つの方法は、できるだけ入浴後にすぐに実行しましょう!
1.浴室内のバスマットは壁面に立てかける
2.50度以上のお湯を浴室全体にかける
3.浴室内の水気をとる
4.換気をする
浴室内のバスマットは壁面に立てかける
浴室内のバスマットは、非常にカビが発生しやすい所です。
このマットを床に置いたままにしておくと、床面がいつまでも乾燥しないため、ほぼ確実にカビが発生します!
入浴後、浴室内のバスマットは壁面とマットが接触しないように、壁面に立てかけましょう。
1週間に1回、50度以上のお湯を浴室全体にかける
これは某有名テレビ番組でも紹介された有名でかつ、効果のある方法です。
普通の水では効果はありません。
必ず50度以上のお湯を使うようにして下さい。
このお湯をかける目的は2つあります。
1つは、カビの栄養源となる人間の皮脂や垢を洗い流すためです。
カビも栄養源の無い所では成長できません。
2つめは、カビ自体を死滅させるためです。
カビの一部は50度以上で死滅します。
そのため、入浴後、浴室全体に50度以上のお湯をかけ、カビを死滅させますます。
ポイントは、1ヵ所につき最低5秒間はお湯がかかるようにすることです。
この作業は、毎日する必要はありません。
1週間に1回、入浴後にするだけで充分です。
というのも、カビの胞子は、1週間から10日間で成長し始めますので、1週間に1回、お湯で死滅させればカビの成長を抑えることができます。
浴室内の水気をとる
お湯をかけてカビを死滅させた後、またカビが発生しないように、浴室内の水気は取れるだけ取っておきましょう。
水気は上から下に垂れるため、天井、壁、床の順番で水気を取っていきます。
浴室の水気を取るためのグッズとして、下記のようなワイパーがおススメです。
ちなみに、ワイパーは、どれも同じではありません。
品質も値段もピンきりですが、下記のアマゾンのワイパーは、プロの私が現場で使っている物ですので、使用感と品質は間違いありません。
水きり具合が違いますし、水気の取り残しがありません。
ワイパーはゴム部分が命なので、保管するときは、ゴム部分が壁に接触しないように保管しましょう。
ゴムが変形すると、使い物にならなくなります。
ワイパーを使うことで、素早く浴室内の水気を取り除くことができます。
もし、ワイパーを使わないのであれば、タオルで水気を拭きとることもできます。
タオルはコストが安いメリットがありますが、ワイパーほど水気を取りきれないことと、保管が衛生的でないこと、冬は手が冷たいことがデメリットです。
換気をする
浴室内の水気が取れたら、換気扇を一晩中、つけておきましょう。
ポイントは、浴室の窓や扉などは締め切っておくことです。
もし窓などを開けておくと、換気扇が吸い込む空気は、窓から取り込まれ、床付近の空気は動かなくなり、換気が不十分になります。
換気のポイントとして、空気の出口と入口の距離を、1番長く作ることです。
窓や扉を締め切ることで、換気扇から出ていく空気は、扉の隙間から取り込まれるため、浴室内の空気が循環され、効率よく換気されます。
まとめ
今回は、カビを予防する方法を紹介しました。
どれも簡単にできる方法なので、取り組みやすいと思います。
入浴後に、「バスマットを立てかけ」、「50度以上のお湯をかけ」、「水気を切って」、「換気する」だけです。
カビの生えない気持ちの良い浴室を目指しましょう!
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