浄水器が蛇口に取り付けできない!現役プロが教える5つの対策

 

浄水器が蛇口に合わない!!!

浄水器の取り付けの時に、本当によくあるお困り事です。

 

特に、新築の時や引っ越し後によく聞きます。

家を新築する時など、普通は浄水器を取り付けるところまで考えないですよね。

 

そこで今回は、浄水器のプロとして働いている私が、取り付けの方法や、費用、それぞれのメリット・デメリットなど、浄水器が蛇口に取り付けできない時の対策を紹介します。

 

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浄水器を取り付ける場所は蛇口だけじゃない!

 

浄水器を取り付ける場所は蛇口だけではありません

 

ビルトイン型という、シンクの中の配管に取り付けるものや、シャワー水栓そのものを浄水器一体型に変えてしまうなど、様々な取り付け方法があります。

 

だから、蛇口が合わないからと言って、浄水器の取り付けを諦めるのはまだ早いのです

 

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取り付けできない蛇口の種類

浄水器が取り付けできるかできないかは、蛇口の形でほぼ判別できます

 

あれこれ悩む前に、下に挙げる形で判断しましょう。

 

こういう形の浄水器は取り付けできません

 

「蛇口に取り付けできない!」という声で1番多いものが、上記のシャワー水栓と、ハンドシャワー水栓です。

 

もし、あなたの蛇口がこれらの形をしている場合、蛇口部分に浄水器は取り付けできません

※別の方法で取り付けできるので、記事後半で紹介します。

 

これなら取り付けができます

逆に、あなたの蛇口の形が、このような形の場合は、浄水器を簡単に取り付けることができます

 

蛇口直結型や据え置き型など、いろんな浄水器に対応できます

 

取り付けができない時の5つの対応方法

では、浄水器が蛇口に取り付けできない時は、どうすればよいのでしょうか?

 

こんなときは、5つの方法があります。

 

分岐水栓

この方法が1番おススメです!

 

分岐水栓と言って、この図のように水栓からもう1つ、吐水口(水の出口)を作ります。

 

こうすることで、現状の蛇口を活かしたまま、新しく作った吐水口に、浄水器を取り付けることができるようになります

 

食洗機を付けられている方は、この方法を使っているはずです。

 

1分岐だけでなく、2分岐もできますので、食洗機と浄水器を同時に、分岐水栓で取り付けることが可能です。

 

・費用

業者に依頼した場合、分岐水栓の部品代、工賃込みで、2万円~3万円です。

工賃自体は1万円前後で、大手業者ほど高いです。地元の便利屋さんは安いです。

浄水器代は別途必要です。

 

・メリット

賃貸の場合、退去時に元に戻すことが可能です。

また、据え置き型の浄水器が使えることもメリットです。

据え置き型の浄水器は、交換時期の短いものがあり、衛生的に使えるため、おススメです。

浄水器の吐水口とシンクが離れているため、浄水で野菜などを洗う時に便利です。

蛇口直結型の浄水器は、シンクとの幅が浄水器本体分だけ短くなるため、邪魔になるということをよく聞きますが、据え置き型はこのデメリットがありません。

新しい浄水器が販売されたとき、浄水器を付け替えることが簡単にできます。

 

・デメリット

分岐水栓は後付けなので、どうしても見た目はスッキリしていません

継ぎ足し工事の感じは出てしまいます。

掃除もしにくいため、汚れやすいです。

 

ビルトイン

ビルトイン型は、浄水器をシンクの中に収納するタイプの浄水器です。

 

・費用

業者に依頼した場合、部品代、工賃込みで、2万円~3万円です。

浄水器代は別途必要です。

これは業者しかできないと思います。

 

・メリット

浄水器自体が全て、シンクの中に収納されるので、見た目がスッキリしています。

また、浄水器自体が外気に触れないため、衛生的です。

蛇口の形状を問わないため、どんな形の蛇口でも大丈夫です。

 

・デメリット

カートリッジ交換が面倒です。

また、この浄水器を取り外すときは、シンク下の配管を元に戻すのに、2万円前後の費用がかかります。

また、特殊な配管工事をするので、浄水器の種類を変えることができません。

新しい浄水器を使う場合、また配管工事が必要です。

 

水栓一体型に切り替え

水栓自体が浄水器となっているタイプです。

 

・費用

業者に依頼した場合、部品代、工賃込みで、2万円前後です。

浄水器代は含みません

 

・メリット

浄水器が水栓に含まれているので、見た目がスッキリします。

カートリッジ交換も簡単で、衛生的です。

 

・デメリット

カートリッジを内蔵しているので、本体が大きいです。

慣れれば問題ないのですが、初めは大きさに違和感を感じます。

水栓と一体なので、浄水器の種類を交換することはできません

 

シャワー水栓を通常水栓に交換

水栓自体を、蛇口直結型の浄水器が取り付けできるタイプのものに交換してしまう方法です。

 

・費用

水栓が1万円~3万円と、工賃が1万円程度です。

合計で2万円~4万円ほどかかります。

水栓はピンきりなので、価格幅があります。

 

・メリット

蛇口直結型や据え置き型など、幅広い浄水器の取り付けができるようになります。

 

・デメリット

この方法は、特にデメリットはないと思います。

 

ウォーターサーバーやポット型を使う

蛇口を工事しない方法です。

ポット型や、水道の水を入れるタイプのウォーターサーバーを使います。

 

・費用

ポット型だと、2千円~3千円

ウォーターサーバーだと、たいていレンタルになり、すべて込々で月4千円程度です。

 

・メリット

水栓工事をしないので、費用が激安です。

 

・デメリット

水道に直結しないため、浄水を使える量が限られます。

また、ポット型は重力でろ過するので、浄水に時間がかかります

 

プロとしての現場経験からアドバイス

 

浄水器が蛇口に取る付けできない!という声は、最近、本当に多いです。

 

昔の蛇口は形がある程度、規格で統一されていたのですが、今は各メーカーがいろいろなタイプを出しているので、浄水器が取り付けにくくなっています

 

新築の家は、ほとんどの蛇口が、浄水器の取り付けできないタイプのシャワー水栓か、シャワー水栓浄水器になっています。

 

新築で建てられた後に、浄水器が使いたいからと、蛇口を交換する人も実際にいます。

そこで、こんな風にならないために、蛇口を取り付ける時は、次の点に注意しましょう。

 

蛇口を購入、または、取り付ける際の注意点

1.蛇口を購入の際は、蛇口直結の浄水器が取り付けができるタイプか確認する。

2.取り付け工事に自信の無い場合、素直に業者に依頼する。

3.浄水器の業者に、取り付け工事もセットで注文した方が、経費が安く済みます。

4.1番やってはいけないことが、素人が無理に工事をすることです。

 

昔、素人の方が見よう見まねで工事をして失敗し、壁の中の配管まで取り替えをしないといけなくなりました。

 

回復費用は10万円以上でした。

 

まとめ

 

最近の蛇口は、浄水器が取り付けられないタイプの物が多くなってきました。

 

でも、取り付けができないとすぐに諦めず、業者に問い合わせてみましょう。

 

いろいろな取り付け方法や、浄水器が販売されているため、あなたの蛇口に合った浄水器を提案してくれるはずです。

 

素人判断で諦める前に、プロに依頼してみましょう。

 

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