ランニングは健康にもよく、ダイエットにもなります。
体に良いことは誰でも知っていますが、そのモチベーションを維持することは並大抵ではありません。
ランニングは継続することが1番大切なのですが、このモチベーション維持が1番難しかったりします。
そこで今回、ランニング歴20年以上の私が、ランニングの効果について、実体験をもとに紹介します。
ランニングについての効果を知ることで、継続して走るモチベーションを高めていきましょう。
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もくじ
ランニング4つの効果
ランニングにはいろいろな効果がありますが、主に下の4つの効果があります。
今回は、これら4つの効果について、それぞれの根拠と私自身の実体験も踏まえて紹介していきます。
2.美容効果
3.肉体的な効果
4.精神的な効果
それでは、1つずつ、詳しく見ていきましょう!
ダイエット効果
脂肪が燃焼する
ランニングは、走り始めてから20分後に、脂肪燃焼の効果が高くなります。
走り始めて最初の20分間は、脂肪も燃焼されますが、どちらかというと血液中の糖がエネルギーとしてまず消費されます。
20分を過ぎたあたりから、血液中の糖が不足し始めるため、その代わりに脂肪を分解し、エネルギーを作りだします。
これが脂肪燃焼であり、この20分後から、脂肪がどんどん分解されていきます。
そのため、ランニングは最低でも20分間は続けるべきです!
基礎代謝が高まる
ランニングで基礎代謝が高まります。
基礎代謝とは、1日の生活の中で、何もしなくても消費される、生命維持のためのカロリー(エネルギー)を言います。
この基礎代謝は、1日に消費されるカロリーの約70%を占めると言われており、消費カロリーの大部分を占めています。
さらに、特に運動をしなくても消費されるカロリーであるため、この基礎代謝が高い人は、それだけで太りにくい体質であると言えます。
この基礎代謝は、筋肉量が多い人ほど高い傾向にあるため、ランニングにより引き締まった筋肉質の身体になることで、基礎代謝が向上します。
私も怪我や故障でランニングを中断するときがありますが、走らないことによる筋力の衰えをとても感じます。
普段、意識している分だけに、少しの筋力低下でも体感として分かります。
筋力が低下するまでは、たとえ走らなくても、食べて太りません。
しかし、筋力が落ちている時に食べると、体重増加は一気に増えます。
こういう時、基礎代謝をとても実感します。
食欲が抑制される
ランニングの後は、食欲が抑制されます。
これは3つの要因があると言われています。
一つ目の要因は、ランニングにより、胃から分泌される「グレリン」という食欲刺激ホルモンの分泌が抑制されるためです。
二つ目の要因は、ランニングに必要なエネルギーを身体の先々まで供給するため、脂肪が分解され、血糖値が上昇するため、空腹感を感じにくくなります。
三つ目の要因は、ランニングにより、腸内で「ペプチド」という食欲抑制ホルモンが分泌されるためです。
これらの要因により、ランニング後は食欲が抑制されるため、ダイエットに効果的といえます。
私の場合、ランニングした日の夕食は、ごはんを茶碗1杯とおかず1品だけで満足できます。
これだけしか食べていないのに、それ以上、食べたいと思わなくなります。
(普段は、人並みに食べてますよ)
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美容効果
美肌になる
ランニングは美肌効果が抜群です!
まず、新陳代謝がアップするため、古い細胞が垢としてどんどん剥がれ落ち、新しい細胞と入れ替わります。
このことにより、シミやクスミといった症状の改善や、老化予防、アンチエイジングにも効果があります。
また、ランニングで汗をかくことで、毛穴に詰まった老廃物や汚れが流されます。
このことにより、毛穴のトラブルであるニキビも改善されます。
私もよく人から、「体が若い」と言われます。
これも20年間続けてきたランニングのおかげだと思います。
体のむくみが解消される
体のむくみの原因は、体の中の水分の巡りが悪くなっていることが原因です。
そのため、ランニングなどの運動により、汗をかくことで、水分の巡りが良くなり、むくみの解消につながります。
ここで注意したいのは、ランニングの強度です。
適度なランニングならいいのですが、速すぎたり、時間が長すぎるといった強度の強い運動をすると、むくみの解消どころか、逆にむくんでしまうため注意が必要です。
私の場合、ランニングした当日は、体や顔が引き締まります。
2~3日で元に戻ってしまいますが、たしかにランニングした日は引き締まります。
お通じが良くなる
ランニングでお通じが良くなります。
これは主に3つの理由があります。
1つ目の理由は、ランニングにより自律神経が整うためです。
便意はリラックスしたときに起こりやすいと言われています。
ランニングにより副交感神経が活発になると、自律神経が整い、リラックスした状態になるため、結果としてお通じが良くなります。
2つ目の理由は、筋力が強化されるためです。
ランニングにより、腹筋などの下半身の筋力が鍛えられるため、お通じが良くなります。
3つ目の理由は、血行が良くなるためです。
血行が良くなると、腸に水分がきちんと送られるため、便が硬くなることを防ぐことができ、お通じが良くなります。
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肉体的な効果
疲れにくくなる
ランニングにより、肉体的な体力面だけでなく、精神的な面でも疲れにくくなります。
心と体は密接な関係があるため、体が疲れてしまえば、心も疲れてしまいます。
でも逆に、体力に余力があれば、心が疲れても、体力で乗り切ることができます。
だから、ランニングで体力をつけることにより、同時に精神的にもタフになります。
また、ランニングには心身リフレッシュ効果があると言われています。
ランニングにより疲れると思われがちですが、実際はその逆です。
適度なランニングは血行が良くなり、疲労物質と言われている「乳酸」を効率よく除去してくれます。
(もちろん、フルマラソンや過度な運動ではその効果は期待できません)
寝付きや寝起きが良くなる
ランニングをすることで、寝つきが良くなります。
これは、ランニングで適度な疲労感を感じることができるためです。
また、運動により脂肪が燃焼し、体温が高くなることも要因のひとつとして考えられています。
人は体温が下がるときに眠くなるため、ランニングにより体温が高まっていることで、就寝時に体温が下がり、スムーズに眠りに就くことができるようになります。
また、心肺機能も向上することで、起床時の血圧も安定し、寝起きが良くなります。
私の場合、もともと寝つきも寝起きも悪かったのですが、今は改善されました。
寝つきは3分以内、寝起きは3秒です。
嘘のような話ですが、本当です!
夜、目を閉じて、再び開けたら朝だった、こんな感じです。
生活習慣病の予防になる
生活習慣病とは、本人の生活習慣が発症の原因に深く関わっているとされる疾患です。
この生活習慣病には、たとえば、糖尿病や脂質異常症、高血圧や高尿酸血症といった症状があります。
このような生活習慣病は、食生活や運動、飲酒などの生活習慣の不摂生が主な原因であるため、ランニングを継続することで発症を予防することができます。
私の場合、健康診断で医師から、全てが理想的な数値と言われますが、これもランニングの効果だと思います。
免疫力が向上する
ランニングをすることで、免疫力が向上します。
これはランニングにより副交感神経が活発になり、自律神経が整うことで免疫力が高まると言われています。
たしかに、私の体感としても、ランニングを定期的にしている時は、風邪をひいたことがありません。
ランニングをさぼっている時に限って、風邪をひいたりします。
精神的な効果
ストレス発散になる
ランニングはストレス発散に効果があります。
適度な運動で汗を書くと、心身ともにリフレッシュされ、爽やかな気分になります。
私の実感としても、嫌なことや、悩んでいたことなど、それ自体が無くなるわけではありませんが、なんだかスッキリとした気分になります。
これは、セロトニンという神経伝達物質が影響しています。
このセロトニンとは、精神を安定させる効果があり、ランニングによって分泌が促されます。
やる気が向上する
ランニングにより、やる気が向上します。
これは、体を動かすことで脳の側坐核という部位から「ドーパミン」というやる気の元が分泌されます。
やる気とは、本人の努力や精神力のように、根性論として考えられがちですが、実は脳内の「ドーパミン」の過不足という、物質的な問題です。
ランニングをすることで、このドーパミンの分泌を促進できるため、やる気が向上します。
まとめ
ランニングには4つの効果があります。
ダイエット効果、美容効果、肉体的な効果、精神的な効果です。
ランニングをすること自体は、時間もかかるし大変なことなのですが、それ以上のメリットがあることもご理解いただけたと思います。
ぜひ、ランニングを習慣化し、健康的な生活を送りましょう!
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