普通に暮らしていてもどうしても出てしまう、生活上の騒音。
気をつけないと、ご近所とのトラブルにもなりかねません。
中でも気をつけたいのが、比較的音が出やすい掃除機と洗濯機です。
仕事から帰ってきて掃除機や洗濯機を使っていいのは何時までなのか、また、なるべく騒音を出さないようにするにはどうすればいいのかなど、生活騒音を防ぐための方法なども合わせて紹介します。
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掃除機や洗濯機をかけても迷惑にならない時間帯
どのくらいの時間帯なら音が聞こえても我慢できるか、これは年代によっても違ってくるのですが、早起きな人とそうでない人、また、夜更かしかどうかというライフスタイルによっても感じ方は違ってくるようです。
とあるアンケートによりますと、20代の若い人ほど、夜9時以降から朝6時までは迷惑だと感じていることが分かりました。
それが50代以上になると、特に何時でも気にしないという人が、およそ4割を占めるという結果に。
年配の人の方がそういったことにうるさそうな気もしますが、そうでもないんですね。
若い人の方が仕事に忙殺されて、少しでも長く寝たい、家では静かにリラックスしたいと思っているからかもしれません。
(参考:http://suumo.jp/journal/2016/06/16/112663/)
洗濯機:賃貸マンション、アパートの場合
洗濯機はどこに置いてあるか、自分が何階に住んでいるかということによっても変わってきます。
ベランダに置いてある場合は隣家にかなり音が伝わりますので、洗濯をする時間帯は、朝8時から夜8時くらいまでがいいですね。
洗濯機が屋内に置いてある場合も、基本的には朝8時から夜8時くらいが理想です。
ただ、自分が他の階の方の音が気になるかどうかというのもチェックしてみてください。
防音対策がしっかり出来ている建物だと、意外と気にならないかもしれません。
ただ、洗濯機が回る音そのものでなくても、排水のゴボゴボという音が聞こえたりすることがあれば、やはり早朝や深夜は避けた方が無難です。
掃除機:賃貸マンション、アパートの場合
掃除機は洗濯機よりも騒音が気になります。
少なくとも、朝9時から夜8時くらいまでがベストでしょう。
集合住宅でも、子どもがいるようなファミリー層が多い物件か、一人暮らしが多いところかによっても変わってきます。
子どもがいて共働き、朝のうちに掃除機をかけておきたいという場合は、朝9時以降ではちょっと遅いですね。
その場合でも、出来れば朝8時くらいまで待ってから掃除機をかけた方がいいでしょう。
夜は子どもがいる家庭では8時台に寝かしつけをしている場合もあります。
ですから、掃除機は早いうちにかけておきましょう。
一人暮らしの多いところでも、どんなに遅くても夜9時くらいまでに済ませるのが妥当です。
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管理規約を確認
集合住宅の場合、賃貸契約を結ぶ時に管理規約があったはずです。
物件によっては洗濯機や掃除機の使用時間について明記されている場合がありますから、それを守るようにしましょう。
一戸建ての場合
一戸建てなら迷惑がかからないと思われがちですが、そうでもありません。
隣家との間が離れていれば問題ないでしょうが、密集していたり、築年数が経っていて生活音が外に漏れやすい建物もあります。
その場合はやはり集合住宅と同じように、深夜や早朝は避けて、朝9時から夜9時くらいまでに掃除や洗濯を終わらせた方がいいでしょう。
ただし地域性にもよる
家事についてはその地域の常識というものもありますし、集合住宅に住んでいる人たちの感覚の違いもあります。
みんなが朝早くから家事をしているような地域であれば、7時くらいから洗濯や掃除をしても誰も何も言わないかもしれません。
また、学生が多く住んでいる集合住宅などでは生活時間もまちまちで、夜中でも構わずに掃除や洗濯をする風潮があるかもしれないですね。
今回ご紹介した時間帯は、あくまでも「だいたいこのくらいの時間帯なら、どんな人でも許容できるであろう」というものです。
自分が住んでいる地域や物件には当てはまらない場合もあるので、ご近所の生活時間帯なども含めて考えてみましょう。
音が迷惑にならないようにするためには
それでも、早朝から仕事に出ないといけない、帰りは毎日深夜というような激務の人もいると思います。
そんな方はどうすれば周りに迷惑をかけずに掃除や洗濯をすることが出来るのでしょうか。
タイマー機能を利用する
洗濯機はタイマー機能を利用してみましょう。
朝出る時に洗濯物とタイマーをセットしていきます。
洗濯は日中に済んでしまい、帰ってきたら洗濯が終わっている状態なので、あとは干すだけです。
ここで注意したいのはタイマーを回す時間です。
あまり早く洗濯が済んでしまうと干すまでの時間が長くなり、洗濯槽の中で雑菌が繁殖しやすくなります。
洗濯物が臭くなる原因にもなるので、出来れば夕方くらいに回るようにセットしていくといいでしょう。
洗濯は休日の日中にする
帰ってきてから洗濯物を干す時間もないという場合は、週末にまとめて洗濯をしましょう。
休日の日中なら、他のお宅も家事をしていることが多いので、何の気兼ねもなく洗濯機を回せます。
モップやホウキ、ちりとりでもOK
フローリングの床ならモップで十分掃除は出来ます。
ホウキやちりとりと一緒に使えば小さなゴミも取れますから、全く音を気にせずに掃除が出来ます。
カーペットの人は、ホウキで大まかにゴミを取っておいてから、カーペットクリーナー(コロコロ)を使うといいでしょう。
細かいゴミも髪の毛なども取れるのでとても便利です。
生活騒音を防ぐ2つの工夫
少しでも騒音を減らして、周りに迷惑をかけないようにする工夫も紹介します。
掃除機の上手なかけ方
もし買い替えることが出来るなら、静音タイプの掃除機を選びましょう。
そして掃除機をかける時ですが、掃除機のヘッド部分を何度もゴシゴシと床にこすりつけるとそれが騒音のもとになります。
ですから、何度も往復させないで、ヘッド部分をしっかり床につけ、1往復でゴミを吸い取れるようにゆっくり動かしてみてください。
洗濯機は防音対策で
洗濯機の音自体を防ぐのは難しいので、
・ 洗濯機の下に防音マットを引く
・ 洗濯機の周りの壁に吸音材を貼る
などして、隣家に音が漏れないように工夫をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
結論としては、
・できれば掃除や洗濯は朝9時以降、夜は遅くとも8時くらいまで。
・出勤前に済ませたい、帰ってきてからすぐにやりたいという場合でも朝は8時以降、夜は9時くらいまで。
このくらいの時間帯なら、生活騒音は仕方ないと多くの人が許容できる時間帯です。
生活騒音を完全にシャットアウトするのは難しいですが、少しでもお互いが気持ちよく暮らせるようにマナーは守りたいですね。
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