人と話すのが苦手、人前に出ると緊張して上手く話せない、とにかく対人関係が苦手。
そのような、自分でコミュニケーション能力がないと自覚している人は就活に大きな不安を抱えていると思います。
でも大丈夫です。
人とうまく会話を続けることがだけがコミュニケーション能力ではないですし、面接官はそれだけを見ているのではありません。
今回は、コミュニケーション能力に自信のない人でもできる、就活に望むための対策7選を紹介します。
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コミュニケーション能力に自信がない人は、就活が不安?
ここで「コミュニケーションとは何か」をもう一度考えてみましょう。
自分が理想としているものと、もしかしたら違っているかもしれません。
コミュニケーションとは情報を共有すること
コミュニケーションの語源は「communis」、ラテン語で「共通の」「共有する」といった意味のある言葉です。
つまり、上手に話すことでも伝えることでもなく、相手と情報を共有し、お互いの考えや意見を伝え合うことです。
よく「会話はキャッチボール」と言われますが、まさにそれですね。
相手の投げてきたボールを受け取り、相手が受け取りやすいように投げ返す、それがコミュニケーションの本質です。
常にキャッチボールを頭に描く
例えばキャッチボールは、相手とある程度距離がないとできません。
近すぎても遠すぎてもダメですよね。
また、ボールを受け取ったら、相手が準備できていることを確認して、受け取りやすいように投げ返さなくてはいけません。
人とのコミュニケーションも全く同じです。
いきなり相手の領域に土足で踏み込んでいくようなこと(プライベートな質問をする)は避けなくてはいけませんし、自分の意見だけを押し付けたり、相手を言い負かそうとするのもよくありません。
そのコミュニケーションの基本を踏まえて、就活に活かすにはどうしたら良いかを考えていきましょう。
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コミュニケーション能力に自信がない人でもできる就活対策
企業が学生に求める能力は常に「コミュニケーション能力」がトップに来るものの、それはこれから一緒に働くために困らない程度の能力があれば十分です。
ですから、あまり気負わずに、普通に話すことを心がければ大丈夫です。
①前を向いて大きな声で話す
自分に自信がないと、下を向いてボソボソ話してしまいがちです。
しかしこれはとてもマイナスな印象を与えてしまいます。
前をしっかり向いて相手の目を見て、大きな声ではっきりと話しましょう。
どんなに良いことを言っていても、聞き取りづらいのはそれだけで相手にストレスを与えてしまうからです。
②です、ます、語尾をはっきりと
正しい日本語で話すこともとても大切です。
大学生にありがちなのが、文章で答えずに単語で答えてしまうこと。
そんなことありえないと思うかもしれませんが意外と多いのです。
単語で終わられると、考えている途中なのか、それで話が終わりなのか判断がつきかねます。
テンポの良い会話が成立しなくなりますので、聞いている方がとても疲れるのです。
話し方がたどたどしくても、しっかり「私は~~です」とか「それは~~だと思います」など、「です」「ます」まではっきりと話すようにしてください。
③結論→理由の順で話す
例えば志望動機について聞かれた時など、最初に「御社の~~に魅力を感じました。その理由は~~だからです。」というように答えると、分かりやすい説明になります。
④センテンスは短く
加えて、ひとつのセンテンス(文章)は短く、端的に話すことを心がけてみてください。
「それは~~で、だから、~~して」など切れ目のない話し方は聞いていてイライラします。
⑤質問の意図がわからないとき
聞かれたことの意味がよく分からない、どう答えるべきか迷ってしまった時は、無理に答えないで質問の意図を聞いてみましょう。
「それはこのようなことでしょうか」と質問の意図を確認してみてもいいでしょう。
無理に答えて的外れな答えをするより、真摯に質問に答えようとしているなという印象を持ってもらえます。
相手に不快な思いをさせないことが大事
ここでもう一度、コミュニケーション能力について考えてみましょう。
相手とのキャッチボールが基本でしたね。
それを面接の時も忘れないでください。
⑥一方的に話さないこと
仕事はチームでするものです。
ですから、お互いの意志の疎通がとても大切で、それこそが求められるコミュニケーション能力です。
面接は、自分の考えやその企業でやりたいことなどあなたの熱意を伝える場ですが、同時に面接官の質問に的確に答える場でもあります。
それを忘れて自己アピールばかりしてしまうのは、逆にマイナスポイントになるでしょう。
自分の言いたいことばかりを一方的に話すのではなく、相手の話にもしっかり耳を傾けながら、問われた時だけ端的に答えていくようにしましょう。
⑦用意した答えをそのまま答えないこと
やってしまいがちな失敗のひとつとして、自分で作った想定問答通りに答えてしまうということがあります。
面接官の質問が想定した質問と全く同じならいいのですが、そうとは限りません。
微妙にニュアンスが違う質問に対して、自分が用意してきた答えをそのまま答えてしまうと、回答も微妙にずれてしまい、「聞かれたことに答えていない」と思われてしまいます。
質問されたら、「何について聞かれているのか」ということをよく考えて答えるようにしてください。
まとめ
コミュニケーション能力とは、大勢でわいわいやることが好きだとか友達が多いことだと思っている人もいますが、決してそうではありません。
自分の意思をはっきりと伝えること、そして相手の言いたいこともしっかり理解できること。
これがコミュニケーションの基本です。
そう思ったら少しは気が楽になりませんか?
面接では上手に話すことが大事なのではなくて、聞かれたことに的確に答えることが大事です。
それを踏まえて面接に臨んでみてください。
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