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ズムハラ防止策【リモート時代に考えたいZOOM飲み会のあり方】

先日は、ZOOM飲み会の断り方についてご紹介しました。

私は昔から飲み会の幹事を頼まれることが多く、これまで何度もパーティなどの企画をし、主催してきました。

そのような経験を元に、今回は、リモート時代の飲み会企画について、配慮すべき点などをまとめてみました。

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「ズムハラ」なる言葉が登場!?

セクハラ、パワハラ、モラハラなど、ハラスメントという言葉を使った言葉が登場して久しいですが、最近では「ズムハラ」といった言葉を使う人も登場しているようです。

 

ZOOM(ズーム)というアプリを利用して、オンラインで飲み会を開く人が増えているそうですが、気軽に参加できる分、断る方法が見つからず困っている人や、上司の誘いを断ることに抵抗を感じている若い方もいらっしゃるようです。

そのため、ZOOM飲み会への参加を執拗に迫ったりして困らせてしまうことをズムハラと呼ぶのだと思います。

 

ハラスメント( harrassment )とは、英語で「嫌がらせ」の意味であります。

Aさんは何の悪意もなく言ったことが、Bさんにとっては傷つくことであり、Bさんが苦痛だと感じた場合には、Aさんの意図に関わらず、それはハラスメント(嫌がらせ行為)に該当してしまいます。

ですから、ハラスメントなのかそうでないのか、はっきりとした線引きがしにくいという難点があります。

もしあなたがリモート飲み会などを主催する場合には、そのような点も考慮して、参加される方々が、嫌がらせだと感じてしまった場合には、自分に大きな責任が伴うかもしれないということを念頭において企画しましょう。

 

ZOOM飲み会の主催者へ【ズムハラの予防方法】

ここからは、ズムハラと思われてしまわないように、リモート飲み会の主催者としてどのようなことに配慮すべきかという点について、経験を元に挙げてみました。

 

参加の無理強いをしない

様々な事情があって、飲み会に参加したくないと考えている人も少なからずいることを念頭に置いてお誘いをしましょう。

仕事上のつながりがあれば、断ることに抵抗を感じてしまう人も多いと思います。

 

私は無理強いをしないために、招待は該当者全員に送りますが、ボタンを押すだけで、気軽に出欠連絡ができるようなツールを利用したりしています。

 

そして、リアクションがない人がいても、全然、理由の詮索はしないです。(飲み会の内容や状況によりますが)

 

気軽に出欠連絡ができるようなイベント招待用ツールを使うことで、参加しない人は無視しておけば良いですし、参加する人もしない人も、気兼ねなく自由に選べるような出欠の取り方を工夫すると良いのではないでしょうか。

 

また、参加を強制しないことが大切です。

 

「良かったら覗いてみてくださいね!」という誘い方であれば、いつでも断ることができるという印象を与えることができます。

更に、「ちょっとだけ参加することも歓迎!」といったメッセージを招待状の文面に添えることで、抵抗を感じている人にも、少しは安心感を与えることができると思います。

 

参加者の立場に立って企画する

飲み会を主催する人が、「自分が飲みたいから主催する」というパーティでは、付き合わされる人の立場になってみると、なかなか酷です。

 

参加者も、貴重な時間を使って参加することになりますから、お互いに楽しんで充実した時間を過ごせるように配慮する必要があると思います。

仕事の愚痴を言ったり、会社の悪口が多い飲み会で盛り上がるよりは、もっとポジティブな目的を設定して企画してみてはいかがでしょうか。

 

  • 今日は新入社員の〇〇さんが、良い結果を出すことができたのでお祝いします!
  • 〇〇さんのお誕生日をお祝いしましょう!(サプライズあり!)
  • 久しぶりに会ったメンバーで、昔のことを語る同窓会飲み会をしましょう!

こういった企画をしてみることで、参加者が飲み会に向けて、ワクワクしてしまうような雰囲気を作り出すことも大切だと思います。

 

ZOOMの利用方法がわからない人への配慮

飲み会に参加してみたい意志はあっても、PC環境が整っていない人や、スマホで参加するため、Wi-Fi環境が悪くて長時間は参加できない人などもいます。

 

参加予定の方で、飲み会への参加方法や、ZOOMの利用方法がわからない人、環境が整ってない人の把握をしておくことも大切だと思います。

参加する予定の人が、時間になっても入ってこないとなると、その時点でアタフタと時間が取られますし、パーティの出だしから白けてしまう可能性があります。

 

PC関係が弱くて危ないなあ、と思う参加者には、あらかじめ連絡をとってやり方を教えるなり、飲み会前にリハーサルをするなりして対処しておくことがおすすめです。

 

飲み会は時間を決める

飲み会主催者として、最初からパーティの時間を決めておくことは大切だと思います。

決めておかないと、ズルズルと延長してしまい、退出したくても退出するタイミングを見つけられない人が出てきます。

 

そうすると、不快に感じてハラスメントになってしまう恐れがありますから、時間設定は重要です。

「飲み会時間は今から〇時までです。その時点で一旦締めますが、その後、残りたい人は延長して下さい!」とパーティの最初に告げましょう。

 

居酒屋で飲み会をしても、90分~120分程度が通常だと思いますので、長くても2時間で、一旦締めるという方法が適切なのではないでしょうか。

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飲む量への配慮

リモート飲み会のデメリットとして、ついつい飲み過ぎてしまうということが多くの人に共通しているようです。

リラックスして家で飲んでいるので、ついついお酒の量が増えてしまうということだそうです。

時間を決めるメリットは、このように飲み過ぎを防ぐという点にもありますが、事前に飲み過ぎないように、今日のお酒はこれだけと決めておくことも大切だと思います。

 

参加される皆さんが泥酔しないよう、主催者は、飲み過ぎていると思われる人がいるなあと感じたら、「その辺にしておきましょう!」と、適宜、声をかけてあげると良いのではないでしょうか。

 

主催者が飲み過ぎるということは、論外だと思います。

参加者に迷惑がられないよう、全体を見渡して配慮できるおもてなし力を身につけましょう。

 

プライベートに突っ込まない

家で飲むということは、参加者の家族や家庭の様子も伺えるという可能性があります。

例えば、家族を紹介してとか、子供の顔を見せてとか、プライベートに踏み込んでいくことは、配慮に欠けると思います。

 

参加者本人が「家族を紹介したいです。」と言うのならば話は別ですが、そうでない場合、相手の家庭のプライベートなことを詮索することは止めた方が良いと思います。

 

話題は愚痴を少なく

飲み会になると、愚痴が多くなる人もいます。

そういう人は、ネガティブオーラで、雰囲気を悪くしてしまうことがありますね。

せっかくの楽しい飲み会が愚痴のオンパレードにならないよう、できるだけ明るい話題やユーモラスな話をするよう心掛けると良いと思います。

 

参加者が、飲み会終了後に、「あ~、楽しかった。また参加したいです!」と笑顔で言ってくれるような、そのような目的を持った飲み会を主催できると良いのではないでしょうか。

 

ズムハラの防止策・まとめ

今回は、ズーム飲み会を主催する立場から、配慮すべき点などをまとめました。

危機を経験すると、人と人とのつながりの大切さを実感します。

ゆるくても浅くても、誰かとつながっていられることに感謝して、少しでも明るい楽しい飲み会を企画して、参加者の皆が楽しめると良いですね。