燃え尽き症候群について、一度くらいは見聞きしたことのある方も多いでしょう。
性別や年齢に関係なく誰もがなる可能性のあるものですし、自覚がないだけで実は過去に燃え尽き症候群になっていたという方もいるかと思います。
ただ、働き盛りの男性というのは特に燃え尽き症候群になるリスクが高いといえるでしょう。
そこで今回、燃え尽き症候群の原因と、経営者の私が実践している克服法を紹介します。
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燃え尽き症候群とは?
そもそも燃え尽き症候群とは、どのようなものなのでしょうか。
燃え尽き症候群は別名「バーンアウトシンドローム」とも呼ばれているのですが、その名前の通り、ある日突然、燃え尽きたかのようにやる気がなくなってしまうことを指します。
周りが心配するくらいに仕事にやる気を出していた方がある日突然、仕事への情熱ややる気を失ってしまう・・・まさにこれが典型的な燃え尽き症候群です。
燃え尽き症候群というのは別に精神疾患のひとつというわけではありません。誰にでも起こる心の生理反応といってもいいでしょう。
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燃え尽き症候群の原因
では、なぜ燃え尽き症候群になってしまうのでしょうか。
ここでは、燃え尽き症候群の原因についてお話ししていきたいと思います。
オーバーワーク(働き過ぎ)
まず、挙げられるのはいわゆるオーバーワークというものです。
働き盛りの男性であれば、このパターンが多いかもしれません。
毎日のように残業をして、自宅に持ち帰っても仕事をして、休日も出勤する・・・
このようなオーバーワークを続けていると、ある日突然燃え尽きてしまうのです。
もともと活動的な方はもちろん、責任感が強い方や仕事への並々ならぬ情熱を持っている方というのは、オーバーワークによる燃え尽き症候群に陥ってしまいやすいといえるでしょう。
人間の体は日中に活動して夜休むようなサイクルになっています。
つまり、一定量活動したらその分休息も必要なのです。
休息を削ってまでも活動してしまうと、それが燃え尽き症候群につながってくるのです。
やりたくないことを無理矢理やっている
また、本来はやりたくないことを無理矢理やっているとこれも燃え尽き症候群の原因となります。
もともと人間には好き嫌いがあります。
運よく好きな仕事に就けた方もいれば、これだけは絶対にしたくなかったという仕事に就いている方もいるかもしれません。
後者の場合、それがどんなに嫌なことであっても生活のために我慢して働かなければいけません。
本来はやりたくないことを無理にやっていると、自分にとっては苦痛な時間が延々と続くような気分になってしまいます。
そのまま人生を終えてしまうかも・・・といった絶望感を抱く方もいますし、そういった中で燃え尽き症候群になってしまう方も多いのです。
仕事以外では介護などでもよく起こるパターンです。
目標を達成してしまった
そして、自分の目標を達成してしまったことによる燃え尽き症候群というのもあります。
例えば、「このプロジェクトだけは何としても成功させたい!」という強い思いのもとで仕事を頑張り、実際にそのプロジェクトを成功させた途端に燃え尽きてしまうというケースです。
仕事はもちろんですが、学生時代の受験でこういった経験をしている方も多いのではないでしょうか。
ゴールした途端に情熱もやる気も失ってしまうのです。
私が実践する「燃え尽き症候群の克服法」
では、それまでのようにやる気を出せなくなってしまう燃え尽き症候群ですが、その克服法についても理解しておきましょう。
もちろん、燃え尽き症候群にならないのがベストではありますが、万が一なってしまった時でも克服法を知っていれば安心です。
経営者はとにかく仕事に人生をかけていますので、燃え尽き症候群になる人も多いのではないかと思います。
そこで、私が実践する克服法を紹介します。
とにかく休む
まずは、とにかく休むことです。
燃え尽き症候群になる方というのは、周りの誰もが認めるほどに頑張った結果、燃え尽き症候群になってしまうというケースがほとんどです。
頑張り過ぎたのですから、その分、しっかりと休みましょう。
好きなだけ趣味に没頭するのもいいですし、たくさん睡眠を取るのもいいですし、ただひたすら自然の中でぼーっと過ごすのもいいでしょう。
私の場合、休日だけではなく、仕事の日であっても意識して休むようにしています。
とはいっても、会社に行かないわけにはいかないので、最低限の仕事しかしないようにします。
私の場合、根っからの仕事人間なため、気がつくと仕事をしてしまいます。
そのため、中途半端にならないよう、もう今日は仕事をしない!と決めて休みます。
仕事と休み、このメリハリが大切です。
適度な目標の設定
また、適度な目標の設定も必要になってくるかと思います。
レベル50の人がレベル100のことにチャレンジすると、また燃え尽き症候群になってしまう可能性がありますので、レベル51くらいのクリアできそうな目標設定を行ってみましょう。
失ってしまったモチベーションを取り戻すことができるはずです。
生活習慣の改善
他には、ストレスケアを含めた生活習慣の改善も行っていきましょう。
「健全な魂は健全な肉体に宿る」といいますが、健康な身体作りは健康な心を取り戻してくれます。
具体的には、次のようなことを実践して生活習慣を改善します。
生活習慣の改善ポイント
◆ 早寝早起き
◆ 睡眠時間は適正に
◆ 朝昼晩3度の食事はきちんと食べる
◆ 和食を中心に
◆ 腹八分目
◆ 適度な運動
◆ 自己啓発で心の栄養摂取もする
人間関係の見直し
人間関係は1番のストレスかもしれません。
特に、燃え尽き症候群の時はストレスを感じる人から距離をとりましょう。
職場では、なるべくそのような人には接さないようにしましょう。
用事を作って外出したり、仕事が忙しい雰囲気を出して、そのような人と話さないことです。
どうしても話さないといけない時は、「今取り込み中なので、明日お願いします」と話し合いを明日に伸ばしましょう。
苦手な会やサークルなどのお付き合いも断り、とにかく休むことです。
異業種交流会や自己啓発のサークルなどが本当にストレスの元になっている場合、一時的に退会することもオススメです。
私も、お付き合いで参加した会があるのですが、いくつかの会は辞めてしまいました。
無理して続けることも大切ですが、燃え尽き症候群の時は迷わず辞めることも大切です。
高級な肉を食べる
これについては、私の個人的な克服法になります。
私は燃え尽き症候群になった時、高級な肉を食べるようにしています。
食べ放題のような安い肉ではダメで、高い肉に限ります。
しかも、食べ過ぎないよう腹八分目で食べることが大切です。
私の場合、スタミナの回復は心の疲れも癒してくれると実感しています。
論より証拠、1度実践してみて下さい。
きっと、効果がありますよ!
まとめ
燃え尽き症候群というのは誰にでも起こり得るものですが、特に働き盛りの男性は要注意です。
その原因と克服法を知って、燃え尽き症候群とは無縁でいられるようにしていきたいものです。
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