好きで一緒になったはずなのに、夫婦喧嘩をするたびに、どうしてこんなことになったんだろうとウンザリしてしまうあなたへ。
夫婦円満になるためのたった一つのコツをお話ししましょう。
それは、「価値観の違いを受け入れること」です。
どうしても我慢できない、となる前にお互いの価値観の違いを認め合い、もう一度信頼し合える関係を取り戻しませんか。
そこで今回は、夫婦喧嘩における夫と妻の価値観の違いを紹介します。
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夫婦喧嘩の原因
離婚原因のダントツ1位は「性格の不一致」。
これはすなわち、考え方の違いです。
性格や価値観なんて人と違って当たり前で、まして夫婦は元々他人な上に性別も違うのです。
むしろ、価値観が全く一緒などあり得ない。
それなのにその違い受け入れられなくなるのはなぜなのでしょうか。
それは、「価値観の違い」を忘れてしまうからです。
自分の考え方が正しいと思わずに、夫婦は全く考え方の違う生き物なのだというところからスタートしなくてはいけません。
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夫婦の価値観の違いについて
では、夫婦の価値観の違いとは何でしょうか?
詳しく見ていきましょう。
男女の価値観の違い
一般的に、男性と女性の価値観は次のような違いがあります。
男性 | 女性 |
論理的 | 感情的 |
縦社会(上下関係) | 横社会(役割分担) |
結論から話す | 結論までが長い(過程も大事) |
認められたい | 気持ちを分かって欲しい |
自由が欲しい | 安定が欲しい |
嘘がすぐにばれる | 嘘がばれない |
1つのことしか集中できない | 多くのことを同時に処理できる |
悩みは自分で解決する | 悩みを人に打ち明ける |
浪費が楽しい | 節約が楽しい |
メールは連絡手段 | メールは愛情表現 |
男性は一般的に理論的にものを話そうとする人が多いのです。
それに対して女性は感情が先に立ってしまい、喧嘩をした時に泣いてしまう人もいます。
しかも、男性は「今」の喧嘩の内容しか頭にないのに対して、女性は「あの時もあなたは…」などと過去の問題まで持ち出してくるので話がややこしくなってしまいます。
しかしこれは仕方のないことです。
そもそも、脳の構造、記憶のメカニズム自体が男女では違うのです。
夫と妻、それぞれ求めるものが違う
夫婦喧嘩において、夫と妻の求めていることには違いがあります。
女性は、話の結果よりも「私の今の気持ちを聞いて欲しい、理解してほしい!」と思うもの。
男性は、問題を解決するためにどうするかということを考えます。
喧嘩のやり方、過程が違うわけです。
女性からしてみたら、喧嘩をして男性が黙り込むことすら気に入らないのですから、価値観の違うもの同士の喧嘩なんて、そもそも成り立たないんです。
その他の価値観の違い
他にも、次のような価値観の違いもあります。
◆ 記念日に対する思い入れ
◆ プライベートと仕事のウェートの違い
◆ お金の使い方(男性は趣味に入れこむ、女性は1円でも安いものを買おうとするなど)
そこを「なんで?」と思わないことです。
価値観が違うということを本気で受け止めれば「不一致」という問題は起きません。
夫婦喧嘩中の「夫」の心理状態
夫婦喧嘩をしている時、夫がよく感じやすい心理状態を紹介します。
妻の感情的な言い方、態度に腹が立つ!
男性は論理的で冷静な生き物であるため、感情を爆発させることは滅多にありません。
自分が感情を爆発させる時は、怒りが最高潮に達した時、相手に敵意を向ける時です。
動物でいえば、牙をむき出しにしている状態です。
だからこそ、逆に相手から感情を爆発させられると、相手は自分に対して最大の攻撃姿勢を示しているのだと感じてしまいます。
男性は狩猟時代の名残から、攻撃されれば反撃して身を守る習性がDNAに刻まれていますから、感情を爆発させてくる相手には反撃しようとします。
男性にとって感情を爆発させられることは、最大の敵意を向けられていることと同じなのです。
冷静に、論理的な話し合いをしたい
上記のような理由からも、夫婦喧嘩の際、男性は常に冷静で論理的な話し合いがしたいと思うものです。
これは、この喧嘩をこれ以上悪化させたくない、早くこの喧嘩を終結したいという、男性心理の現れでもあります。
男性の思考は論理的であるため、きちんとした理由があり、意見の根拠が納得できるものであれば、素直に話を聞くことができます。
悪いところを指摘される時も、論理的に話をして欲しいと思っています。
妻がなぜ怒っているのか、理解できない
夫と妻は、価値観が全く異なるため、妻がなぜ怒っているのか理解できない時があります。
妻の怒りの原因が分からない時、夫は諦めモードに入ります。
論理的に分からないことは、どうすることもできません。
喧嘩をするのも気分が悪いので、最終的には口をきかなくなります。
妻の「気持ちを分かって欲しい」という価値観は、夫にはなかなか理解できないのです。
夫婦喧嘩中の「妻」の心理状態
夫婦喧嘩をしている時、妻がよく感じやすい心理状態を紹介します。
冷静に話すことなんて無理!
女性に冷静になれ、と言うこと自体、無理なのかもしれません。
本来、女性は感情表現が豊かな特徴がありますので、自分の怒りの感情が言葉や態度に現れてしまいます。
また、湧きあがる感情を抑えるということもできませんし、感情を表に出さないと夫にこの気持ちを伝えられない、分かってもらえないとも思っています。
男性は、女性のこの特徴を頭に入れておいた方が無難かもしれませんね!
私の想いを分かって欲しい
男性の場合、噛み合わない話に嫌気がさして、もう何を言っても無駄だと思うこともあるでしょう。
しかし、その態度が火に油を注ぎます。
大事なことは、結論を急がず真摯な姿勢で話を聞いてあげることです。
女性の場合、相手に謝って欲しいとか、ここを直して欲しいというよりも先に「私の気持ちを分かって欲しい」という欲求があります。
それなのに男性は結論を出そうとします。
これが喧嘩をこじらせます。
女性は答えが欲しいのではありません。
話を聞いて欲しい、私も気持ちを理解して欲しい、それだけなのです。
ですから、言いたいことをすべて吐き出せば気持ちも落ち着くのです。
その上でなら話もスムーズにできるようになるはず。
あなたの理論的な話にもきちんと理解を示すようになるはずです。
昔のことも言いたい
ここにも男女の性差が現れています。
男性にとって大切なことは結論であるため、「だから最終的にどうしたいのか」が話し合いの最大のポイントになります。
男性にとって、昔のことは済んだこと、終わったこととして処理されますが、女性にとって大切なことは過程であるため、昔のことも全てつながりがあるのです。
普段、我慢していたこともこの際だから言ってしまおう!となります。
夫婦喧嘩をしないための2つの考え方
夫婦喧嘩はできるならしたくありません。
そこで、夫婦喧嘩をしないための2つの考え方を紹介します。
価値観の違いを楽しむ
価値観は違って当たり前。
へ~、女性ってそんな風に思うのか、と価値観の違うことを楽しむくらいの心の余裕を持ちたいものです。
なんでそうなんだ!と考え方の違いにおかしい、正しくない、と腹を立てるのではなくて、「どうして、そう思うの?」と聞いてあげればいいことです。
その上で、「自分はこう思うんだけど」と切り出せば、価値観が違っても会話が成立するのではないでしょうか。
その時に大事なことは、相手を否定しないということです。
そもそも価値観に正しいも正しくないもないのです。
ですから、どちらが正しいなんてことを議論すること自体不毛です。
結局、価値観の違いで溝が深まる夫婦は、自分の思い通りにならないことに腹を立てているだけなのです。
意見が対立したら、第3案を考える
あまりに自分の価値観とかけ離れていることを言われたりすると、「もう無理!」と思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、そんな時こそ、お互いの絆を深めるきっかけになると捉えてみてはいかがでしょうか。
自分とは全く違う、180度反対の考え方であっても、そうか、物事はそういう見方をすることも出来るんだな、と思えば何かしら学ぶこともあるのではないかと思います。
自分とは真逆の考え方を知るということは、ある意味とても新鮮なことです。
とはいっても、価値観の違いをすぐには受け止められない場合もあると思います。
その場合は、とことん話し合い、お互いの意見を冷静に聞いて、歩み寄れるところは歩み寄る。
そして、二人にとってどうすることが一番いいことなのか、ということを一緒に考えます。
この人は結婚してから変わってしまった、とか、子供を産んで変わってしまった、と考えるよりも、新たに二人の人生を始めてみるつもりで、夫婦の絆を深めて欲しいと思います。
まとめ
本来なら結婚する前に、もっとお互いの価値観や人生観について話し合う機会があったら良かったのでしょう。
しかし、結婚してしまった以上、価値観が合わないという理由だけで離婚してしまうのももったいない気がします。
元々価値観なんて不一致なのですから、違って当たり前だと思えばつまらないことに腹も立たなくなります。
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