プラスチックの黄ばみ!4つの取り方【洗浄前後の写真あり】

上の写真は10年経過したコンセントの化粧カバーです。

上が黄ばんだ状態で、下が洗浄した状態です。

キレイになった境界線がハッキリ分かりますよね!

 

黄ばんだだけで捨ててしまうのはもったいないし、かといって黄ばみが出てくると見た目にも良くないと悩みます。

 

そこで今回は、簡単にプラスチックの黄ばみの落とす方法を紹介します。

 

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プラスチックの黄ばみ、4つの取り方

プラスチックの黄ばみの取り方には、水を使えるものと使えないものがあるので、製品によって方法を使い分けてください。

それでは、1つずつ紹介していきます。

 

メラミンスポンジで落とす

メラミンスポンジとは、100均やスーパーでも売っている掃除道具で、水をつけてこするだけで汚れを落とせるスポンジです。

 

メラミンスポンジは洗剤を使用する必要がなく、水だけでいいので、食器類などデリケートなものでも使えるのがメリット。

タバコのヤニ汚れなどもスッキリキレイに落とせますから、エアコンの表面などに使うのもいいですね。

 

メラミンスポンジの使い方

大事なのは使い方です。

メラミンスポンジは正しく使ってこそ、黄ばみ取りの効果が出るというものです。

 

メラミンスポンジは使う前にたっぷりの水分を含ませることが大事

水が滴り落ちるほどしっかり水を含ませて、その後に軽く絞ります。

 

ぎゅっと絞りすぎると落とす力が弱まりますので気をつけてください。

 

ただし、プラスチックといっても傷がついたら困るものや、表面をコーティングされているようなものは使わない方がいいでしょう。

 

メラミンスポンジはメラミン樹脂を発泡させて骨格のような構造にすることで、細かい汚れも削り取るようにして落とすことが出来る、いわば研磨剤のようなものです。

 

確かに黄ばみは落ちますが、細かい傷がつく可能性がありますから、表面がツルツルしているようなプラスチックには使わない方が無難です。

 

酸素系漂白剤につけて日光に当てる

洗濯に使う酸素系漂白剤黄ばみを取るのに使えます。

ただ漬け込むだけではなく、日光(紫外線)に当てるというのがポイントです。

日光の他にも、ブラックライト(紫外線)に当ててもかまいません。

紫外線と漂白剤に含まれる過酸化水素が化学反応を起こすことで漂白が出来るのです。

 

酸素系漂白剤の使い方

表示に従って漂白剤を薄め、そこにプラスチックを入れます。

その状態で1週間から1ヶ月、日光にあてるのです。

 

途中で液体が蒸発しないように、ラップをしておくといいでしょう。

紫外線がしっかり当たるように、時々向きを変えてください。

 

オキシドールで拭く

水につけられないものの場合は、オキシドールを使って拭きましょう。

オキシドールは消毒に使われる薬剤で、薬局などで購入できます。

 

オキシドールの使い方・注意点

オキシドールの使い方は簡単です。

布などにオキシドールを染み込ませて、黄ばみのあるところを拭くだけです。

これだけでキレイに落ちます。

 

ただし、オキシドールは劇薬のため、注意が必要です。

素手で原液を触ってはいけません

必ずゴム手袋などをして使用するようにしてください。

 

【危険】除光液+メラミンスポンジ

上の写真は、私が実際に除光液とメラミンスポンジで黄ばみを落とした15年物のプラスチックです。

違いが分かるように、セロテープで境界線を作りました。

 

この写真からも分かる通り、この方法は脱色の威力が強すぎて、素材を傷める可能性があります

そのため、素材の表面が傷んでもかまわない物だけに限って、この方法は使えます。

 

除光液+メラミンスポンジの使い方

乾いたメラミンスポンジに除光液を染み込ませ、黄ばんだプラスチックを磨きます。

除光液の汚れを浮かせる洗浄力と、メラミンスポンジの目の細かい摩擦の物理的な力の相乗効果で、みるみる黄ばみが取れていきます。

 

ただ、ツルツルしていた表面が、黄ばみを落としたらザラザラになってたりしますので、素材も相当痛みます。

薄い塗装膜などは溶かしてしまいます。

この方法は、本当に注意が必要です。

 

素材自体の劣化による黄ばみは落とせない

ここで紹介したのは表面的な黄ばみの取り方です。

もし素材自体が劣化して変色してしまっている場合には、残念ながら黄ばみは落とせません。

 

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プラスチックの黄ばみの原因

身の回りのプラスチック製品、気がつくと結構黄ばみが出てきていませんか。

なぜプラスチックは黄ばみが出るのでしょうか。

その黄ばみの原因を紹介します。

 

素材の劣化

プラスチックには色々な素材がありますが、一番多く使われているのがABS樹脂というものです。

その樹脂自体が劣化して変色することで黄ばみが出てきます。

 

ABS樹脂に含まれる添加物の化学変化

ABS樹脂に含まれている添加物が化学変化を起こすと黄ばみが出てきます。

具体的にはブタジエンという成分が黄ばみの原因だといわれています。

 

また、プラスチックは燃えにくくするために難燃剤も配合されていますが、これも黄ばみの原因になっています。

 

日焼けやタバコなどの外的要因

窓の近くにあるエアコンなどはとても黄ばみやすいですが、これは日光を浴びたことによる日焼けです。

人の皮膚と一緒で、紫外線を浴び続ければプラスチックも日焼けして黄ばんでしまうのです。

 

また、タバコヤニなども黄ばみの原因になるので、タバコを吸っている人の部屋にあるプラスチックは黄ばみやすい傾向があります

 

プラスチックの黄ばみを予防する3つの方法

できれば黄ばみが出来ない方がいいですよね。

しかし、時間が経てば黄ばみが出てくるのは仕方ないのでは、と思われるかもしれません。

 

たしかに、材質の経年劣化も黄ばみの原因の一つですから、完全に防ぐことは難しいのですが、ある程度なら防ぐことが可能です。

 

直射日光(紫外線)が当たらないようにする

まず、黄ばみを出したくないものについては、直射日光に当たらないようにしましょう。

紫外線が当たらないようにすることで、ある程度の黄ばみは防げます

 

カバーやラップで空気接触を防ぐ

ただ、酸素に触れることでの化学変化は防ぐのが難しいので、ものにもよりますが、カバーをかけたりラップをするなどして空気との接触を防ぐことで黄ばみを防げる可能性はあります。

 

車用のコーティング剤を使う

最終的な手段ですが、どうしても黄ばみを作りたくない、という場合は、車用のコーティング剤を使うとプラスチックの黄ばみを予防できます

薄い樹脂皮膜で素材を空気からカバーしてくれますし、UV吸収剤が配合されているタイプもあるため、日焼け対策にもなります。

 

あくまでも車用なので食器やよく手で触れるようなものには使わない方がいいのですが、プラモデルなど見て楽しむものにはオススメです。

 

まとめ

プラスチックは汚れにくく掃除をしやすい便利な素材ですが、黄ばみという弱点があります。

 

しかし今回、紹介したような方法で黄ばみがひどくなる前にきちんとケアしていくことで、元の状態を少しでも長く保つことができます。

 

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