庭仕事などをしていて、何やら痛がゆいけど、これ何?と思ったことはありませんか。
暖かい時期に気をつけなくてはいけない害虫は蚊だけではありません。
痒いだけではなく痛みもある時は、蟻に噛まれているのかもしれません。
そのまま放置しておくと炎症を起こすこともあるので注意が必要です。
そこで今回、蟻に噛まれた時の対処法について紹介します。
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蟻に噛まれた時の症状
蚊に刺されたら痒いだけですが、蟻の場合は痛みを伴います。
また、時間が経つと赤みも出てくるので、蚊ではないということが分かります。
蟻に噛まれた場合、次のような特徴や症状がみられます。
痛みを感じる
痒い
赤みが出る
腫れる
水ぶくれ
熱を持っているような感じ
刺されたばかりはチクッとするだけかもしれませんが、蟻は毒を持っていることもあります。
炎症を悪化させないためにも、絶対にかかないようにしましょう。
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蟻に噛まれたり刺された時の対処法4つ
もしかして蟻?と思ったら、そのまま放置してはいけません。
毒が入っている場合もあるので、早めに対処しましょう。
傷口を洗う
蟻の持つ毒というのは「蟻酸(ぎさん)」といわれる液体です。
蟻の種類によっては噛んだり刺したりするのではなく、この蟻酸を噴射してくることがあります。
蟻酸が肌につくとかなり強い痛みが出ますし、万が一目に入れば失明する危険があるほど毒性の強いものです。
これを洗い流すためには、傷口に触らないようにして、流水で洗います。
洗い流した後は清潔なタオルで軽く水分を拭き取ります。
噛まれたところを冷やす
蟻に噛まれたところは絶対にかいてはいけません。
傷が広がり、傷口から雑菌が入って炎症が悪化する可能性もあります。
痒くて仕方ない時はとにかく冷やしましょう。
決してかきむしったり、叩いたりしてはいけません。
洗い流したくらいでは蟻酸が落ちていないかもしれず、かいて皮膚の中で広がってしまうと炎症が悪化します。
冷たくしたタオルや保冷剤などを当てて冷やせば、少しはかゆみが治まるでしょう。
薬を塗る
痛みが強い場合にはステロイド剤が向いています。
炎症を抑えるのにステロイドが役に立ちます。
また、かゆみが強い時は抗ヒスタミン剤がいいでしょう。
どちらも入っている薬剤もあるので、蟻に刺された旨を説明して、薬局で薬剤師さんに相談しましょう。
治まらなければ皮膚科へ
痛みや痒いという症状が治まらない場合は、迷わず皮膚科を受診しましょう。
症状によっては塗り薬だけでなく内服薬を処方されることもあります。
傷が跡になるのもイヤですし、適切な治療を受けた方が早く治ります。
蟻に噛まれないようにするための対処法
蟻に噛まれたら、傷の手当をする以外にも、また被害に遭わないようにすることが大事です。
蟻の被害は屋外だけではありません。
外ではヤマアリ、アミメアリ、屋内ではイエヒメアリという蟻に噛まれる可能性があります。
蟻に噛まれないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
こちらの記事でも、蟻を家に入れないための対策を特集しています。
関連蟻の撃退方法5つのポイント!二度と家に侵入させない対策まとめ
肌を露出しない
庭仕事をしたり、公園で子どもと遊んだりする時などは、長袖か、もしくは薄手の上着を羽織るなどして、肌を過度に露出させないようにしましょう。
食べ物の臭いが漏れないようにする
蟻はやっぱり甘いものが好きです。
食べ物、特に砂糖を使ったお菓子など甘いものによってくる性質があります。
食べ物をむき出しのまま置かない、蓋つきのゴミ箱にして臭いが少しでも漏れないようにするなど、食べ物に近づいて来ないように工夫してください。
ゴミを残さず、散らかさないようにするのは最低限必要なことです。
食べカスなどが落ちていることのないように、こまめに掃除機をかけるなどして、部屋を清潔に保ちましょう。
ちなみに、蟻はゴムの臭いが嫌いなので、食品のまわりにゴムを置いておくと近寄って来なくなります。
蟻が入って来ないようにする
家の中で噛まれた場合には、蟻の侵入経路を塞ぎましょう。
侵入口をテープなどで塞ぐとともに、蟻除けの薬などを撒いておきます。
蟻の出入口(侵入口)が分かったら、そこを次のような粘土状のパテで埋めてしまう方法が1番効果があります。
子どもがいて薬を使いたくない、という時はハッカ油を塗りましょう。
ハッカ油は薬局やドラッグストアで購入できます。
また、蟻は酢も嫌います。
酢と水を混ぜたものを蟻の侵入口にスプレーしたり、蟻を見つけたら直接吹きかけてください。
害虫対策の商品は、その薬剤成分によって人体に何らかの影響が出るかもしれません。
家族やペットのためにも、天然成分で効果のあるものを選びましょう。
農薬成分を含まない、天然成分で効果のある黒アリ用スプレーは下記のリンク先で買うこともできます。
もし巣を見つけたら、強力な薬剤は使いたくないので、熱湯をかけましょう。
お湯をかけられない場所であれば、コーヒーカスを置いておきます。
蟻が嫌いな臭いなので、いつのまにかどこかへ行ってしまいます。
まとめ
蟻は公園など屋外にいる時だけでなく、家の中でも噛まれることがあります。
小さな生き物ですが、その被害はあなどれません。
日本にいるとあまり蟻に噛まれるということは意識しないかもしれませんが、人によってはアナフィラキシーショックを起こすこともあるのです。
噛まれたら症状が軽いうちに正しく対処し、再度噛まれないように注意してください。
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