冬の間は大活躍するスタッドレスタイヤ。
雪国では降雪時、そうでない地域の方もスキーやスノボが好きで、冬に使っているという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、困るのは春になってからです。
春になってスタッドレスタイヤを外す時期になると、「どこに保管しよう」と頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。
スタッドレスタイヤは保管方法次第で寿命が違ってきますので、保管方法や場所に悩んでいる方は是非この記事を参考にしてみてください。
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スタッドレスタイヤを保管するのに適した場所
スタッドレスタイヤはゴムで出来ていますので、ゴムが劣化しないような場所を選ぶことが大切です。
屋内に置く場合
物置やガレージに余分なタイヤを置いておける場所があればそれが一番いいでしょう。
ただし、締め切った物置が高温多湿にならないように気をつけてください。
特に夏は大変。
締め切った物置の中は相当な高温になるので、タイヤが傷んでしまいます。
できれば物置ごと日陰に移動させた方が良いでしょう。
それが出来ない場合は、こまめに開けて換気をするなど、物置の中が高温にならない工夫をしましょう。
また、ガレージにシャッターなどが下りない場合はしっかりカバーをかけてスタッドレスタイヤだと分からないようにしておくことが大切です。
タイヤだと分かると盗難にあう恐れがあるからです。
屋外に置く場合
一戸建てなら、物置などがなくてもとりあえず庭先などに置いておくことになると思います。
このとき注意したいのは、直射日光が当たらない場所を選ぶことです。
また、屋外で一番心配なのはやはり盗難です。
常に目の届く場所か、ぱっと見タイヤだと分からないように何かの影に置いておくなどの工夫が必要です。
マンションにお住まいの方はベランダに置くしかないかもしれないですね。
ベランダに置く時もしっかりカバーをかけて直射日光が当たらないようにすることと、避難経路の前に置かないことです。
いざという時にタイヤが邪魔になって逃げられない、ということのないように気をつけましょう。
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スタッドレスタイヤを保管する時の注意点
タイヤを保管する時は、以下の点に気をつけてください。
丁寧に扱うことで、タイヤの寿命が違ってきます。
キレイに拭いておく
保管をする前にキレイに汚れを拭き取りましょう。
冬の間頑張ってくれたスタッドレスタイヤはとても汚れていますし、保管する時に水気が残っているとゴムの劣化が早くなります。
まず、タイヤの溝の奥まで入り込んだ汚れを落とすために、しっかり水洗いしてください。
小石などが詰まっていることもあるので注意深く見た方がいいです。
そして洗ったら乾燥させます。
乾燥は中途半端だとゴムが劣化しますのでしっかり乾燥させます。
持ちを長くし、次のシーズンに気持ちよく使うためにも、汚れを落として水気が残らないようにして保管をしましょう。
カバーをかける
せっかくキレイになったタイヤにゴミがつかないように、タイヤ専用のカバー、もしくは大きなビニール袋などをかけておきます。
縦置きか横置きか
タイヤを重ねて平積みにする横置きか、タイヤを縦にして置く縦置きか、どちらがいいかは専門家でも見解が分かれています。
どちらが正しいかというよりも、タイヤに適した置き方を選ぶということが大切です。
◆ ホイールをつけたままで保管する時は「横置き」
ホイールをつけたまま縦置きにすると、ホイールの重さでタイヤが変形しやすくなります。
ホイールをつけて保管する時は横置きにしましょう。
タイヤとタイヤの間にダンボールを入れておくとタイヤが傷づきにくくなります。
一番下のタイヤに負担がかからないように、月に1度くらいタイヤの順番を入れ替えましょう。
◆ ホイールをつけない場合は縦置き
ホイールをつけない場合は縦置きにして保管しましょう。
タイヤのスタンドなどがあると便利です。
実際、どこに保管すればいい?
では実際どこにタイヤを保管すればいいのか、まとめると以下のようになります。
◆ 一戸建てでガレージ、物置がある → 屋内
◆ 物置などはないがちょっとした庭がある → 屋外
◆ マンションなどの集合住宅 → ベランダ
ただ、物置があってもタイヤを置くほどのスペースはなかったり、ベランダが狭くてとてもタイヤなんて置けないという場合は、トランクルームを利用する方法があります。
トランクルームは湿度や温度が一定に保たれているので、タイヤの保管場所としては最適です。
防犯対策がしっかりしていることに加え、万が一盗難にあった場合でも保証があります。
レンタルスペースや収納スペースというのも安価でいいのですが、こちらはただ場所を借りているだけなので、盗難にあった場合の保証がありません。
もう買い替えを検討するくらいのタイヤだったらいいかもしれませんが、高価なものはちょっと預けづらいですね。
もしくはカー用品のお店やカーディーラーでも有料で預かってくれるところがあります。
預かって欲しい期間と料金でどこが一番お得か比較して見るといいでしょう。
まとめ
スタッドレスタイヤ4本分というのは意外と場所を取るものです。
使う期間よりも保管する期間の方が長いので、どうやって保管するのがいいんだろうと悩んでいた方も多いと思います。
盗難や劣化のことを考えると、きちんと自分でキレイにしたタイヤをトランクルームに預けるのが一番良いのではないでしょうか。
いざ使おうとしたら劣化して使えなくなっていた、なんてことのないように、ご自宅の収納スペースなどを考慮して保管場所を考えてみてください。
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