人間、歳を取るほどに頭が固くなっていくものです。
昔の考え方に固執して、なかなか新しい考え方を受け入れられなかったりします。
でもそれは自分の人生の可能性を限りなく狭めてしまう、とてももったいないことです。
そこで今回は、私が実践して効果があった「考え方を変える方法」を紹介します。
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考え方を変える7つの方法
考え方はクセなので、直す、変えるということが可能です。
ただ、クセというのは自分で気がついていないことが多いですよね。
考え方も同じです。
私はこういうことに対してこういう風に考える傾向がある、というクセについて自覚している人は少ないものです。
だからこそ、いきなり変えようとしないで段階を踏んでいくことが必要です。
気づいたらやめる
大事なことは、自分のクセに気づくこと。
ある出来事に対してどのように感じるのか、考えるのか。
そのクセに気づいたらやめる。
まずはそれだけでも十分です。
例えば、なんでもネガティブに考える人がいます。
まだ起こっていないことに不安を抱き、一歩を踏み出せない人もいますね。
そんな時は「あ、またマイナス思考になってる」と気づくことが大事なのです。
そして、それをやめること。
気づく、やめる。
それを繰り返しているうちに、段々と考え方のクセが取れていきます。
いつもの行動を変えてみる
考え方を変えるには、いきなり「この考えを、今後はこういう風にする」と頭の中で変えようとしても無理です。
ですからそんな時はいつもと違うことをしてみるのがなかなか有効です。
というのも、考え方と行動はリンクしているからです。
考え方を直接、変えることが難しいなら、リンクしている行動を変えることで、間接的に考え方を変えていきましょう。
たとえば、行動を変えるヒントとして、次のようなものがあります。
行動を変えるヒント
・いつもより30分早く起きるようにする。
・いつもは顔を洗ってから歯を磨くのに、歯を磨いてから顔を洗う。
・駅までの道を変えてみる。
・お昼に飲むコーヒーを違う店で飲んでみる。
いきなり考え方を変えようというのは難しく感じると思いますが、こんなことなら出来るのではないでしょうか。
どんな考え方になりたいのか、紙に書いて貼っておく
どんな風に考えたいか、どんな考え方になりたいのか、紙に書いて貼り出しましょう。
この時に、そんな風に変わるなんて無理、などと考えないでください。
出来るかどうかではなく、どうなりたいか、どうありたいかだけを考えてください。
そして、新しい考え方が出来るようになったらどんないいことが待っているか、どんな楽しみが得られるのだろうか、とプラスの結果も合わせて考えてみましょう。
考え方を変えることのメリットが明確になっていれば、モチベーションが高まります。
人の思考、想いは漠然としているため、文字にして明確にすることが大切です。
また、人は忘れる動物ですから、変わりたい考え方を忘れないためにも紙に書いて見える所に貼っておくことが大切です。
私は壁に張ることが難しかったので、パソコンやスマホの待ち受け画面の画像にしました。
意識しなくても、目に入ってくるという工夫が忘れ防止になります。
また、パソコンのログインパスワードなど、毎日入力するものを、自分の目標とする考え方にするのも効果的です。
ログインするたびに手で打つので、忘れることなく毎日意識できます。
身の回りを掃除する
身の回りを掃除して、整理整頓すると考え方が変わります。
掃除の神様と言われたイエローハットの創業者、鍵山秀三郎氏は「人は普段、見ているモノに心が似てくる」と言っています。
確かに、散らかった部屋にいる時と、キチンと整理整頓された部屋にいる時、心の状態は全然違います。
掃除をすることで、頭の中もスッキリ整理整頓されます。
また、掃除の基本は次のとおりです。
掃除の基本
1.必要なものと不要なものに分ける
2.必要なものに優先順位をつける
この思考パターンが習慣化することで、頭の中で考えていることの整理整頓にもつながり、効率的な考え方ができるようになります。
日記をつける
できれば夜、今日1日の自分の考え方を振り返って、日記をつけてみましょう。
日記は自分の心と向き合う作業です。
目の前の出来事に流されるのではなく、その出来事に自分がどう反応したのか、どう反応すべきだったのかを考えて、反省することです。
そして、その反省を翌日の自分の考え方に生かしていく。
この「実行→振り返り→反省→改善」のサイクルを重ねていくことで、考え方が成長し、変化していきます。
私は日記アプリを使って、1日の振り返りをしています。
アプリはパソコンとも連動するため、どこでも書けて便利です。
本を読むこと
本は著者の知恵が詰まっています。
できれば、自分が尊敬する人の本を読むことで、様々な考え方を知ることができます。
成功者の人達と同じように考えることができなくても、自分とは違う考え方も有るということを知っているだけで、自分の考え方に固執しなくなります。
また、成功者の素晴らしい考え方を少しでも自分の考え方に取り入れることで、考え方が成長していきます。
私は本だけでなく、講演会やDVDなどを購入して、どんどん吸収しています。
特に、成功した経営者の方のモノは、考え方だけでなく生き方のモデルにもなり、大変勉強になります。
参考までに、私がおススメする素晴らしい考え方の方を紹介します。
素晴らしい考え方の成功者
・稲盛和夫(京セラの創業者)
・鍵山秀三郎(イエローハット創業者)
・アンドリュー カーネギー(アメリカの鉄鋼王)
・フランクリン コヴィー(7つの習慣の著者)
・草薙龍瞬(全国行脚するお坊さん)
・大愚元勝(ユーチューバーお坊さん)
異なる立場に立って考えてみる
考え方を変えるために、異なる立場で考えてみることも有効です。
考え方が固定的な人は「こうあるべき」「こうすべき」と考えがちですが、それも違う立場から見たらまた変わってくるはず。
考え方なんて、個人的な思い込みであることが多いのですから、白か黒か、正しいか正しくないかだけで判断してしまうのは実にもったいないことだと思います。
例えば、ある出来事に関して、自分では「それは~すべきじゃないか?」と思ったとしたなら、仲の良い友人ならどう考えるか、尊敬する先輩ならどう考えるかなど、違う人の立場に立って「想像」してみましょう。
それだけでも、一つの考え方に固執しないクセを付けることが出来ます。
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考え方とは
考え方は心のクセ
考え方というのはクセのようなもので、その人独自の考え方というものがあります。
小さな頃からの習慣でいつしか身に付いたもので、家族や育った環境の影響も大きいですね。
緊張するとつい髪を触ってしまうとか、嘘をつこうとすると鼻をかいてしまうとか。
そう思うと少し気が楽になりませんか。
柔軟な考え方こそが幸せな人生を作る
考え方にいいも悪いもないと言いましたが、考え方が固定されてしまうとそれは自分の人生の可能性を狭めてしまうことになります。
様々な考え方を取り入れることで、これまでとは違った視点を得ることが出来ますし、人としてもずっと成長していけると思います。
何より、それまで持っていなかったような考え方を取り入れることで、全く違うことに興味がわいたり、人生を変えるような出会いがあるかもしれません。
幅広い考え方が出来るようになるということは人生を豊かにするひとつの方法です。
まとめ
考え方はこれまで数十年かけて作り上げてきたものですから、そうそう短期間で簡単に変えることは出来ないかもしれません。
痛みを伴うこともあるかもしれません。
思うようにいかないこともあると思いますが、試行錯誤しながらより良い自分を目指していく。
その過程こそが大事です。
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