サウナや水風呂で「めまい」がする原因と対策【入浴法まとめ】

熱いサウナに入った後の水風呂は気持ちがいいものですが、たまにめまいを起こすことがありませんか?

本来は健康にもいいですし、ダイエットにも有効なサウナと水風呂。

 

なぜ、めまいが起きてしまうのでしょうか。

うっかり転倒するととても危険です!

 

そこで今回、サウナや水風呂で「めまい」がする原因と、3つの対策を紹介します。

 

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サウナや水風呂で「めまい」がする原因とは

 

サウナや水風呂で「めまい」がするのは、血流量の変化で脳に負荷がかかることが原因です。

それでは、その「めまい」の仕組みを詳しく見ていきましょう。

 

「めまい」が起きる身体の仕組み

サウナで血管が膨張 → 血圧低下

熱いサウナに入ると身体があたたまるので、血管が拡張して血行が良くなってきます。

血管が拡張するのは「熱い!」と思った身体が体温を下げようとするためで、末梢血管が拡張すると血圧も下がってきます。

 

水風呂で血管が収縮 → 血圧上昇

かなり血流が良くなっている状態で急に水風呂に入ると、その冷たさで血管がキュッと収縮します。

今度は「冷たい!」と驚いて、体温を上げようとして末梢血管を収縮させるのです。

血管が収縮すれば血圧が上がります。

 

急激な血圧の上下

1日の中でも活動量によって血圧は上がったり下がったりします。

サウナと水風呂の組み合わせは、その血圧の上下を短時間に急激に繰り返すことになります。

しかも、血圧は自律神経がコントロールしていますから、自分の意思ではどうにもなりません。

 

脳に負荷がかかり「めまい」へ

「熱い」と「冷たい」を急激に繰り返すことで、体内の血流や自律神経がバランスを乱し、脳に負荷をかけてしまいます。

こうして「めまい」を起こしてしまうのです。

 

また、水風呂で身体を冷やした直後、サウナに入ると今度は急激に血圧が下がることになります。

サウナ後の水風呂だけでなく、水風呂の後のサウナも脳への血流が減少しますので、これも「めまい」を起こす原因になります。

 

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本来は健康効果の高いサウナと水風呂

 

では、サウナと水風呂の組み合わせが健康に良くないのかというと、そんなことはありません。

健康にもダイエットにも効果が期待できる、むしろおすすめしたい入浴法です

 

身体を温めた後に水風呂で冷やすことで身体に適度な刺激を与え、自律神経の働きが良くなります

バランスが取れるようになり、心身ともに安定します。

 

また、この刺激はミトコンドリアを活性化させることにもつながるので、エネルギー生産量が増えて代謝の良い身体になります

つまり、太りにくい身体を作るのにもいいわけです。

 

血行を促進し、巡りを良くすることで疲労回復むくみの解消といった効果もあり、正しく入れば健康にもダイエットにも役に立ちます。

 

めまいを起こさないための3つのポイント

サウナと水風呂でめまいを起こさないためのポイントは、「ゆっくり」入ること。

急激な温度差をつけないことです。

 

温度差を少なくしながら入る

身体を温める

まず、サウナに入る時にはいきなり入らずに、湯船に入ったりシャワーを浴びるなどして身体を温めてから入ります。

 

サウナは下段から

そして、最初から上段に上がらず、下の段の方から身体を慣らしていきましょう。

サウナに入っている時間は5~15分くらいですが、めまいが起こりやすい人は5分程度にしておきましょう。

 

水風呂は足先から入る

水風呂に入る時も、ドボンと冷たい水に入ることは絶対にしないでください。

めまいどころか、心臓マヒを起こす可能性もあります。

そうならないように、まず心臓から一番遠い足先から水をかけていきます。

それから少しずつ身体に水をかけて、冷たい温度に身体を慣らしてから、静かに水風呂に入るようにしてください。

水風呂に入っている時間は1分程度で十分です。

 

それを何度か繰り返しますが、水風呂の後にサウナに入る時にもすぐに入らずに、少し休憩してから入ることをおすすめします。

 

水シャワーでもOK

水風呂は冷たすぎてきつい!というときは、水シャワーでも十分です。

25~30度くらいの、無理のない温度で水を浴びましょう。

この時も足や手など、心臓から遠い部分からシャワーをかけるようにしてください。

 

適度な水分・ミネラル補給

汗で水分とミネラルが失われてしまいますから、それを放置しておくのは危険です。

脱水症状を起こして、それによるめまいが起こる可能性もあります。

 

サウナに入る前にコップ1杯、サウナと水風呂を繰り返している間にもこまめに水分を摂ってください。

 

ここでオススメなのは水よりも、下記の飲み物です。

◆ スポーツドリンク

◆ 経口補水液

 

「水」だけの水分補給は逆に危険!

汗をかくと水分が失われるために血液の濃度が高くなります。

そうすると脳はこれ以上水分を失ってはいけない!と、尿の量を少なくしようとして抗利尿ホルモンを分泌します。

 

その時に大量の水を飲むと血液の濃度が一気に薄まります。

そのせいで抗利尿ホルモンがうまく働かなくなり、尿が大量に出てしまいます。

 

そうなるとかえって身体の水分が失われることになるので、「水」だけを大量に飲むことは逆に危険なのです。

水分を摂る時には身体の浸透圧を一定に保てるよう、電解質を含んだものを摂ることをおすすめします。

 

まとめ

 

健康に良いというものでも、方法次第で逆に健康を損ねることもあります。

正しい方法で実践することが大事ですね。

 

しかし、上手に利用すればサウナも水風呂も健康にはとても良いものです。

仕事の疲れも吹っ飛びますし、運動の後のような適度な疲労感でぐっすり眠ることも出来るでしょう。

 

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