役に立つ雑学

やせ過ぎの人が健康的に太る方法【よく噛むことが大事だった!】

太っている人からすると何とも贅沢な悩みですが、やせ過ぎなことを悩んでいる人は少なくありません。

 

  • 食べているつもりだけど太れない
  • そもそも食が細くてなかなか太れない

タイプは色々あるものの、太るには「しっかりと噛んで食事をすること」がとても大事です。

 

今回はなぜ太るためによく噛むことが大事なのか、ということについてお話しします。

 

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食べているのに、太れない原因

極端に食べる量が少ない人は、それが太れない原因かもしれませんが、ちゃんと食べているのに太れない!という人は、噛む回数が少ないからかもしれません。

 

噛む回数が少ないと栄養を吸収できない

食べたものは胃で消化され、腸で栄養が吸収されます。

栄養を吸収する際、食べたものは出来るだけ分解されて、小さくなっている方が吸収は良くなります。

 

それなのに噛む回数が少ないと、食べ物があまり分解されないまま腸まで進んでしまいます

その結果、栄養をしっかりと吸収できないまま外に排出されてしまい、太ることが難しくなります。

 

噛む回数が少ないと胃に負担をかける

太りにくい人は元々胃腸が弱い人が多いのですが、そんな人がよく噛まずに食べたら余計に胃に負担をかけてしまいます

 

ただでさえ消化吸収力が弱いのに、食べたものが消化しづらい大きさで入ってきたら、胃が活発に動いても消化ができません。

 

胃痛

消化不良

便秘や下痢

などの不調を増やすことになります。

 

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よく噛むことで太ることができる2つの理由

早食いの人は太るといわれますよね。

ですから、よく噛んで食べたらやせてしまいそうな気がしますが、そうとも限りません。

 

唾液が増えて消化が良くなる

よく噛むことで唾液がたくさん分泌されるようになります。

 

唾液の中には「アミラーゼ」という糖質を分解する消化酵素が含まれています。

糖質を分解することでブドウ糖に変わるため、小腸での吸収が良くなるんですね。

 

わざわざ糖質を制限してまでやせようとする人がいるくらいですから、糖質は太るために欠かせない栄養素です。

 

唾液をたくさん出して、食べた糖質を効率的にブドウ糖に分解することによって、体内に取り込むエネルギーを増やすことができるということです。

 

エネルギーを増やすといっても砂糖をそのまま食べているわけではなく、ご飯やパンなどの主食からエネルギーを取り込んでいるので、健康的に太れるんですね。

 

また、噛むと「コレシストキニン」というホルモンが分泌されて、消化を助けます。

アミラーゼとともに胃腸の消化機能をサポートします。

 

胃に負担をかけづらくなる

よく噛んで唾液を増やすと消化酵素も増えますし、食べ物をよく噛んでいることで胃での消化も進みます。

胃を疲れさせずに効率的に栄養を吸収できるので、健康的に太ることができます。

 

ちなみに早食いで太る人は、胃腸が丈夫な人がほとんどです。

丈夫だからちょっとくらい大きな食べ物が入ってきても消化できますし、早食いだから食べ過ぎて太るのです。

 

よく噛んで食べる方法

食事はよく噛んで、集中して食べることが大切です。

 

一口30回以上は噛む

理想の噛む回数は、一口につき30回以上です。

ただ、本当に一口30回噛んでいると、すぐにお腹がいっぱいになってしまうかもしれません。

 

たくさん噛んでいるとどうしても食事の時間がなくがなります。

今まで5回程度噛んで飲み込んでいた人が急に30回噛むようになったらどうなるか。

 

たぶん、いつもの半分くらいしか食べられなくなるでしょう。

ここで大事なのは、食事の量を減らさないことです。

 

食事の量は今までと同じにして、噛む回数だけを増やします

たくさん噛みすぎて満腹感で食べられなくなったら意味がないですから。

 

そのためには、噛む回数をいきなり30回としないで、5回でもいいのでこれまでの回数よりも増やすことを意識してみてください。

 

そうすれば、摂取カロリーを減らすことなく胃腸での消化吸収を良くすることができるでしょう。

 

食事に集中する

食事に集中して、よく味わって食べて下さい。

そうすることで気持ちがリラックスし、段々と自律神経の副交感神経が優位になります。

 

副交感神経は内臓の動きを支配し、食後の消化吸収とも関わっています。

胃腸に負担をかけないためにも、よく噛んで、よく味わって、楽しく食事をすることが大切です。

 

水分を摂りすぎない

せっかくたくさん噛んでいるのですから、唾液や胃液が薄まらないように、水分の摂り過ぎは控えてください

胃液が薄まると消化がしづらくなり、胃にも負担をかけてしまいます。

 

歯の状態は大丈夫?

意外と見落としがちなのが、歯の状態です。

虫歯があったり、歯並びが悪かったりすると、自分ではちゃんと噛んでいるつもりでも噛めていないことがあるからです。

 

噛んでいるつもりなのにちっとも太れない、という人は一度歯の状態を診てもらうといいかもしれません。

 

毎日続けることが大事

食事は1日3回ありますし、毎日することですから、食事のたびに「よく噛むこと」を意識してください。

 

たまにやるだけでは意味がないですし、効果も実感しづらくなります。

何度かの食事でたくさん噛んだからといって、急に太れるわけではありません。

 

健康的に少しずつ太っていくには、少しの食事でもとにかく噛むことを意識して、毎日続けることが大事です。

 

太る方法「よく噛む」・まとめ

よく噛むことは太るためだけでなく、口の中の環境を保つのにも役立ちます。

たくさん噛む人は長生きするとも言われていますし、いいことだらけですね。

 

慣れてくれば回数を意識しなくてもたくさん噛めるようになってくるので、毎日頑張ってみてください。

 

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