コーヒーの飲み過ぎによる【病気・症状】を分かりやすく紹介

仕事で疲れたときにほっと一息、コーヒーの香りは心を癒してくれます。

 

しかし、そのコーヒー、飲みすぎると健康を害してしまう可能性があることをご存知でしょうか?

コーヒーの飲み過ぎで胃が痛くなった、という経験のある人もいると思いますが、心配なのは胃の痛みだけではありません。

 

そこで今回、コーヒーの飲み過ぎによる病気や症状を分かりやすく紹介します。

 

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コーヒーの飲み過ぎで考えられる病気とは

 

コーヒーの飲み過ぎで、胃が痛くなることくらいはあるかもしれないけれど、まさか病気なんて、と思ったら大間違い。

 

コーヒーを飲み過ぎると、これだけの病気の可能性があるのです。

 

急性胃炎

コーヒーを飲み過ぎて胃酸が増えすぎると胃が痛くなったり、吐き気を催すことがあります

それを続けていると急性胃炎になってしまう可能性もあります。

 

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食後にたくさん飲むと胃もたれを起こす

胃が持たれやすい人は胃の形状が「鉤状胃(こうじょうい)」といって、少し出口が曲がってしまっている場合が多くあります。

 

この形状の胃は、出口の位置が高いのが特徴です。
つまり、食べたものが胃から出ていきにくい状態です。

 

その状態で、食後にたくさんコーヒーを飲むと、さらに食べ物が排出されにくく、胃もたれの原因となります。

 

骨粗しょう症

骨粗しょう症というと閉経後の女性が多くかかる病気の一つですが、男性であっても安心は出来ません。

 

コーヒーの飲み過ぎによる骨粗しょう症の原因は、コーヒーの利尿作用です。
水分だけでなくカルシウムまで体外に排出されてしまうため、普段からカルシウムが不足しがちな人は、将来の骨粗しょう症のリスクが高まります。

 

自律神経失調症

コーヒーのカフェインには覚醒作用があるため、自律神経(交感神経)が活発になり、脳も身体も活動状態になります。

 

一時的に元気が出るだけなら問題はないのですが、コーヒーを飲み続けて無理矢理脳を働かせるような状態を続けていると、それは自律神経の働きに悪影響を及ぼします

 

食事の後や寝る前など、本来は副交感神経が優位にならないといけない時に、そのまま交感神経が優位なままになってしまい、眠れなくなったり、神経が高ぶって疲れが取れないなど、自律神経失調症の症状が出てきます。

 

心臓病などの循環器疾患

コーヒーは血液をサラサラにする、ともいわれていますが、それはやはり適量だった場合です。

 

飲み過ぎはカフェインの過剰摂取になり、血管を逆に収縮させますし、それが元で逆に血液がドロドロになってしまうこともあります。

 

膀胱ガンのリスク

国立がん研究センターの研究によりますと、非喫煙者で1日1杯以上コーヒーを飲む人は、ほとんど飲まない人と比べて、膀胱ガンのリスクが2倍以上になるということが分かりました。

 

ここで直ちに、コーヒー=膀胱ガンとはなりませんが、飲み過ぎにはやはり気をつけた方が良さそうです。

 

気をつけて!カフェイン中毒

 

目に見えて「病気」という症状が出ないまでも、心配なのはカフェイン中毒です。
場合によっては命にも関わります。

 

コーヒーは2~3時間に10杯以上飲むとカフェインの急性中毒を発症することも分かっています。
実際、2011~2016年の間に100人以上が救急搬送され、うち3人が死亡しているというデータもあります。

 

慢性のカフェイン中毒は、強い不安感やわけもなくイライラしたり、集中力が続かなくなったりと、精神的な悪影響も大きいため、眠気を吹き飛ばそうとコーヒーを飲み続けている人は要注意です。

 

かえってそのコーヒーが毒になってしまい、仕事に集中できなくなっている可能性もあります。

 

カフェインはコーヒーだけに含まれているわけではなく、チョコレートや栄養ドリンクなどにも含まれています。
そのため、コーヒーの量だけでなく、他の食品からもカフェインをどのくらい摂っているのか意識する必要があります。

 

病気にならないためのコーヒーの飲み方

 

カフェインの1日の摂取目安量について、日本では特に規定がありませんが、海外では基準が決められているところもあります

 

例えば、欧州食品安全機関では、一つの目安を示しています。

体重によってかなり差はあるのですが、成人は体重1kgあたり、

・1回3mg

・1日5.7mg

という基準があります。

 

例えば体重60kgの人なら、

・1回180mg

・1日342mg

となります。

 

レギュラーコーヒーは100mlあたり約60mgのカフェインが含まれているので、1回3杯まで、1日5~6杯くらいまでということになるでしょう。

 

空腹時に飲まない

胃が空の状態で飲むと、胃の粘膜に強い刺激を与えてしまいます

空腹でコーヒーを飲むのはやめましょう。

 

食後に1杯くらいなら問題ありません。

 

まとめ

 

コーヒーは適量を守って飲んでいればただの嗜好品ですが、やはり飲み過ぎは健康を害する可能性があります。

 

どんなに健康に良い食品でも過剰摂取していれば副作用が出るのと同じで、コーヒーも思わぬ病気の原因になりますから、1日3杯くらいまでにしておきましょう。

 

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