過去に人に裏切られた経験はありますか?
そのような経験があると、また人に裏切られるのでは、と恐怖心が芽生え、なかなか人を信じることが出来なくなってしまうかもしれません。
そこで今回、「人に裏切られるのが怖い」という恐怖心を乗り越える考え方について紹介します。
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どうして人に裏切られてしまうのか
良い友達や結婚相手にも恵まれ、人と良い信頼関係が築ける人もいれば、友達には裏切られ、恋人にも裏切られ、なかなか良い人間関係に恵まれないという人もいます。
その違いはどこから来るのでしょうか。
ひと言でいうと、人を見る目が養われていないのです。
それは、裏切る人間を見極める力と、相手がどう感じているか、人の気持ちを察する力が不足しているということです。
「いい人」ほど裏切られる
人の言うことに対して何も疑いを抱かない、というのは一見「いい人」に見えますが、警戒心が足りない、物事を深く考えていない、とも言えます。
また、あなたは親切のつもりでしたことが、相手に取ってはイヤミに感じられてしまったり、押し付けがましいと思われてしまう、ということもあります。
それに気づかず、表面的な人間関係だけで満足していると、相手の我慢も臨界点に達し、裏切られるという結果になることも。
あなたにとってはある日突然の出来事でも、相手に取っては長年積もり積もった恨みだったりするのです。
「いい人」というのは一見敵が少ないように見えて、気がつくと人と深い信頼関係を築けていなかった、ということも多いものです。
裏切る人間はどこにでもいる
悲しいかな、人を裏切っても何とも思わない人間はどこにでもいるものです。
こればかりはどうしようもありません。
自分が裏切られた経験があるために、裏切る側に回ってしまった人もいます。
また、自分の利益しか考えず、人がどんな思いをしようと関係ないと思う人もいます。
こういう人には近づかないことが一番ですが、万が一裏切られた場合には「人生の勉強になった」と思うしかありません。
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人に裏切られた時の対処法
自分に落ち度があってもなくても、人に裏切られたらやはり悲しい思いをしますよね。
もう人なんて信じられないと思うかもしれません。
そんな時はどうすれば良いのでしょうか。
感情的にならないこと
裏切られた!と思うと冷静ではいられませんよね。
もう二度と会わないと思うくらい腹を立てるかもしれません。
でも、そんな時こそ、冷静になることが大切です。
感情的になっても問題は解決しません。
冷静になって問題を整理し、なぜそのようなことになったのかということについてしっかり考えてみましょう。
もしかしたら、裏切った相手にも致し方のない理由があったのかもしれません。
相手の言い分にも耳を貸し、それによって今後のつき合い方を考えても遅くはないでしょう。
人間関係の作り方を見直す
こちらは仲良くしているつもりでも、実はそうではなかったのかもしれません。
相手との信頼関係が出来ていなかった、だから裏切られてしまったのではないでしょうか。
人間関係はどちらが上になっても良くないのです。
自分が下になれば相手に軽んじられてしまいますし、逆に自分が上にいるような関係は、相手に劣等感を抱かせ、恨みを買うこともあり得ます。
相手があなたを裏切る余地がないような、適度な距離感を持った良い関係を築いていくことが必要です。
相手を許す
裏切るつもりはなくても、結果的に裏切った形になってしまったということはあるものです。
そんな時は、もし自分ならどうしただろう?ということを考えてみてください。
絶対人を裏切らない、自分ならそんなことはしない、と言い切れないこともあると思います。
ですから、裏切られたことはもうどうしようもない、と割り切ることも必要です。
そして、相手を許すのです。
いつまでも相手を恨んでいても、過去は変えられません。
裏切られたことに対して悔しいと思う気持ちは分かりますが、過ぎたことにいつまでもこだわっていても、あなたのためにはなりません。
人に裏切られないためには、どうしたらいいか
今後、人に裏切られないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか。
自分を信じる
人に裏切られやすい人は、自分に自信がなく、人に依存してしまうタイプの人も多いものです。
自分で判断できないために、人の言うことばかり聞いて、結果的に裏切られることがあるのです。
ですから、まずは自分に自信を持ち、自分の判断を信じられるようになることが大切です。
時間はかかると思いますが、人の意見ばかり聞くのではなく、自分はどうしたいのか、自分はどう考えるのか、ということを常に問いかけるクセを付けてみてください。
人を見る目を養う
人に裏切られる人は、安易に人を信用してしまうなど、他人の表面的な部分しか見ていないことも多いものです。
裏切られないようにするためには、人の本質を見抜く目を養うことが必要です。
外見や学歴などではなく、その人の普段の言動をつぶさに観察し、人間性の細かいところまで見極めないと、信頼にたる人かどうかは分かりません。
こればかりは経験を積んでいかないと出来ない部分もありますが、裏切られないようにするとともに、あなたの人間関係を豊かにすることにもつながるので、ぜひ常にその意識を持って人を見るようにしてください。
この人は裏切れないと思わせるような人間になること
この人はすごいなと思うような懐の深い人が相手だと、その人を裏切るなんていう発想はなかなか出て来ないのではないでしょうか。
嘘をついても見抜かれてしまうだろう、底の浅いことを言っても通じないだろうと相手が思えば、そう簡単には裏切られないと思います。
そのためには自分の人間としての器を大きくしていくことも、とても大切なことです。
これも時間がかかることですが、あなたの人生をより良いものにすることにもつながりますし、仕事の上でも人からより信頼されるようになるでしょう。
例えば
・ 松下幸之助氏や稲盛和夫氏など有名な経営者の著書を読む
・ 小さなことにこだわらない
・ 人の過ちは許す、忘れる
・ 何にでもチャレンジしてみる
・ 尊敬している人の真似をしてみる
など、自分の器を大きくするための行動を心がけてみましょう。
まとめ
人に裏切られるのは誰しも怖いものですが、最後は自分の気持ち次第です。
人の思考や行動はコントロールできないので、そういう人に当たってしまった場合は、すぐに気持ちを切り替えて前を向くことです。
その経験を次に生かし、同じような裏切りにあわないようにすればいいのであって、裏切られるのが怖いから人を信じない、などというのはあなたの人生を貧しいものにしてしまいます。
裏切る人間もいれば、信頼できる素晴らしい人もたくさんいるのです。
そういった人との出会いを期待して、その日のために自分磨きをしていきませんか。
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