仕事の上でもプライベートでも、年齢を重ねるほど経験も積んでいるのですから、知識もスキルも皆同じように蓄積されていると思われがちですが、そうではないですね。
同じくらいの年で、同じような経験を積んでいる人でも、うまくいっている人とそうでない人がいます。
その差はどこから来るのでしょうか。
それは、人を見抜く力の違いかもしれません。
そこで今回、人を見抜く力として、簡単に相手の本質を見抜く方法を紹介します。
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なぜ人を見抜く力が必要なのか
言った通りに仕事をしない部下とか、口先だけの上司にストレスがたまっている、という人も多いのではないでしょうか。
自分の社会的な地位が上がっていくほど、人を見抜く力が必要となってきます。
誰に何を任せるか、その判断が正しくないと、仕事もうまく回りません。
第一印象や見た目だけで人を判断していると、大事な判断を誤ってしまうこともあります。
これはプライベートでも同じことで、見た目だけの判断で人を信用してしまうと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことだってあり得るのです。
人を見抜く力を持っていれば、口先だけの言葉に騙されることもなく、仕事の面でも本当にやる気のある人、出来る人に仕事をまかせることができるようになります。
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人を見抜く力がある人が持っている視点
人を見抜く力のある人は、外見ではなく人のどこを見ているのでしょうか。
それを真似することで、あなたにも人を見抜く力がついていくことでしょう。
様々な側面から人を見る
人を見抜く力のある人は、相手の一部分だけを見てその人の人となりを判断しないのです。
誰にでも「たまたま」ということがありますから、一度イヤな思いをしたくらいで、「こいつはだめだ」というような安易な判断はしません。
逆も同じことで、最初の印象が良かったからといって、「すべてOK」にはならないはず。
あらゆる側面、相手の細かい部分までしっかり見極めてからどんな人かという判断をするのです。
いい意味で「疑ってかかる」ことが必要で、一部分だけを見てそれがすべてだと受け入れてしまわないことが重要です。
相手の行動をよく観察する
行動の表面的な部分だけを見ていても、その人の本質はよく分かりません。
・ なぜその行動に至ったのか
・ なぜそのような発言をしたのか
・ なぜ私の言った通りにしないのか
・ なぜそう思うのか
など、その人の言動について「なぜ?」と深く掘り下げてみましょう。
良いことも悪いことも、相手の言動をつぶさに観察し、なぜそのようなことになるのか?ということを考えていくと、だんだんその人の中身が見えてきます。
一見、「出来る男」であっても中身が薄い人はいるものです。
目先の利益しか考えていないような人では、ゆくゆくトラブルの種となることがありますから、日頃の行動の奥にある心理も見抜き、その人の人間性までしっかり見極めておく必要があるのです。
よく観察するクセを付けると、相手の意外な一面を発見することもあり、その人への信頼を深めるきっかけにもなるでしょう。
決めつけない
例えば「○○大学を出ているから頭がいい」「転職を繰り返している人はダメな人」など、根拠のない持論で人の価値を決めつけてしまうのはあまりいいことではありません。
確かに偏差値の高い有名大学を出ていれば、勉強はできるかもしれませんが、仕事と勉強は違います。
また、転職についても、本当に長続きしないだけの人もいますが、何らかの事情で転職せざるを得なかった人もいるのです。
もしかしたら、本当にこれまではその人の能力を活かせるような職場に恵まれなかっただけかもしれません。
人を見る時は先入観なしに、今目の前にいるその人自身を見ることが大切です。
じっくり話してから判断する
人を見抜くためには、噂話は信じてはいけません。
火の無い所に煙は立たないと言いますが、噂はあくまでも噂。
必ず尾ひれがつくものです。
人を見抜く力のある人は、噂話だけで人を判断しないものです。
実際自分で会って、話をしてみてどんな人かということを見極めるのです。
仕事のやり方を見る
仕事はもちろん結果が大事なのですが、人の本質を見抜くためには仕事のやり方や途中経過も見ておく必要があります。
結果がきちんと出ていれば、多少経過で雑な部分があっても目をつぶりますが、あまり細かい仕事や緻密な判断が必要な仕事は任せられないな、ということも考えられるでしょう。
また、思うような結果が出ていない人は、能力がないのではなく、仕事のやり方が細かすぎたり、どうでもいいことにこだわってしまうような、枝葉末節なことをしているのだな、ということが分かるかもしれません。
そうすれば、その部下に対する指導の仕方も変わってくるでしょう。
結果だけでなく、どのように仕事と向き合っているかということを見ることで、その人が信頼できる人間かどうか、ということも見えてきます。
問題が起きた時に取る行動を見る
トラブルが起きた時は、そのままその人の性格、生きる姿勢が出ます。
・ 誰かに責任を転嫁しようとする人
・ 言い訳ばかりする人
・ とにかく逃げようとする人
など、責任逃れをしようとする人は多いものです。
人を見抜く力のある人は、そんな言い訳には耳を貸さず、トラブルに対して誠実に対処をしているか、真摯な姿勢で向き合っているかという、その人の行動をしっかり見ています。
物事の本質を見極めることにもつながる
人を見抜く力があると、それはすなわち物事の本質を見極める力にもつながります。
今はインターネットなど根拠も出所も不確かな情報が氾濫しています。
本当に大事なことは何か、ということを見極めるためにも、常に表面的なことで判断しないという広い視野が必要です。
そのためにも、日頃一緒に仕事をしている人たちを見抜く力を身につけておくということはとても大切です。
まとめ
人を見抜く力を身につければ、適材適所で、必要な人に必要な仕事を任せることも出来ますし、的確な指導が出来るようになります。
プロジェクトがスムーズに進むなど、自分自身の評価も上がります。
また、本当に信頼できる人たちと良い関係を築いていけるので、プライベートも充実したものになるはずです。
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