2000字のレポートというと、原稿用紙で5枚分。
それなりの量があります。
実際に書こうと思うと全然進まなかったり、そもそも2000文字なんて書いたことがないから、どうやって書いたらいいのかも分からない、という人も多いと思います。
そこで今回、2000文字のレポートを書くにはどのくらいの時間が必要なのか、また、短時間でまとめるための構成例や書き方などを紹介します。
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2000字のレポート作成に必要な時間
どのくらいの時間がかかるのか、それはレポートの内容によっても変わってきます。
一般的に、2000文字のレポートの作成に必要な時間は下記のとおりです。
知っている内容で書く場合:1~2時間
手持ちの資料で調べながら書く場合:2~3時間
資料を一から探さないといけない場合:5~6時間
たとえば、すでに学んでいる内容で、「○○についての意見を述べよ」というものであれば、自分の考えを書いていけばいいですよね。
構成を考えるだけでいいので、比較的短時間でかけます。
早い人なら1~2時間で書けるでしょう。
それが、何か調べながら書かないといけないような内容だともう少し時間がかかると思います。それも、調べる内容次第です。
手持ちの資料やインターネット上の情報で事足りるなら、調べながら書いても2~3時間くらいで書けるでしょう。
しかし少し踏み込んで調べる必要のあるレポートは、リサーチに時間がかかるので、5~6時間、場合によっては丸1日くらいかかってしまうかもしれません。
ただし、調べる時間は別として、手際よく作業を進めることで、書く時間自体は1時間程度まで縮めることは可能です。
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2000字を短時間で書くコツ・「書き方」や「構成例」
さて、2000字程度のレポートなら、1時間もあれば書けるようになります。
そのためのコツを紹介します。
パソコンで書く
最近では手書き必須というレポート提出は少なくなってきていますが、教員によっては手書きでしか受け付けないという人もいます。
その場合でも、いきなり手書きで書くのではなく、パソコンで書いてから清書すればいいでしょう。
書く作業はパソコンを使った方が圧倒的に速いからです。
パソコンで書くにはブラインドタッチが必須です。
これは将来仕事をする時にも役立ちますから、是非マスターしてください。
よく使う言葉は単語登録
ワープロには便利な単語登録という機能があります。
繰り返し使う言葉や、変換が面倒な言葉があれば、最初に単語登録をしてしまいましょう。
知識を自分の中に落とし込んでから書く
これはとても重要なことですが、どんなテーマのレポートを書くにしても、
- 調べる作業
- 理解する作業
- 書く作業
を一度にしないことです。
調べることと書くことを同時にやってしまうと、書きながら分からないことがどんどん出てきて、書く手が止まってしまいます。
また、書きながら結論が変わってしまうこともあるので、書く作業は最後。
書くための知識をインプットし、それを自分なりにまとめて理解するところまでを先に済ませます。
その上で書き始めると、すでに自分が「知っていること」を書くことになるので、すらすら書けるようになります。
構成をしっかり考える
レポートを書く時に、いきなり「書く」作業を始めてしまう人がいますが、それはおすすめできません。
まずは構成を考えます。
例えば、大きく分けると
- 序論
- 本論
- 結論
となります。
さらに分けていくと、次のような骨組みになります。
2000字のレポート 構成例
◆ 序論
- 導入(このレポートのテーマについて):150~200字
- 問題提起:300字程度
◆ 本論
- 本論(調べた内容):1000~1200字
- 本論のまとめ:200字
◆ 結論
- 自分の意見、結論:200字
※文字数はあくまで例です。
こんな風にざっとパート分けをして、どんなことを書くのか箇条書きでいいので、全体の骨組みを作ります。
それから実際に書く作業を始めると、スムーズに最後まで書けるでしょう。
逆に構成ができていない状態で書き始めると、途中で本題から話がそれてきてしまったり、一貫性がなくなったり、序論から結論までスムーズに持っていくことが出来ません。
最初に構成さえしっかり作っておけば、あとはそこに調べたことや考えたことを当てはめていくだけなので、書くことがとても簡単になりますよ。
書く時間を決めてスタート
「このレポートは1時間で仕上げよう」というように、どのくらいの時間で書くかということを決めてから書き始めることをおすすめします。
その方が集中力が増すからです。
どのくらいかかるかなあ、と思いながら書いているとだらだら時間だけが過ぎていきます。
下調べは終わっているのですから、後は書くだけ。
時間を決めてからスタートしてください。
上手に引用を使う
2000字のレポートを、すべて自分の言葉で、自分の考えたことだけで書く必要はありません。
上手に引用を使っていきましょう。
ただし、「コピペ」は厳禁です。
資料の丸写しはレポートとして認められません。
引用には一定のルールがあるので注意してください。
あくまでも自分の文章ありきです。
例えば、
- 研究や実験の結果についての論文
- 判例
など、それを引用しないと自分の論旨を展開できない時などです。
引用するには、それが引用部分だと分かるように、
地の文章と区別できるようにする(引用部分を囲むなど)
出典元を明記する
改変しないこと
が条件です。
引用は上手にすれば、読み手にとても分かりやすいレポートが書けますから、ぜひ取り入れてみてください。
事前の準備が何より大事
レポートは、調べたことをまとめて説明し、それについての自分なりの考察が書ければ十分です。
小説ではありませんから、上手な文章を書く必要はありません。
そのために大切なのは書くことよりも、「書く前の準備」です。
書く内容についてどのくらい理解できているかによって、書くスピードが変わってきます。
しっかり理解して、自分の頭に落とし込んでいる内容であれば、すらすらと言葉が出てくるようになります。
早くレポートを書き上げるためには、リサーチに集中して資料をしっかり読み込み、構成を考えてから書き始めれば、文字数稼ぎなどをしなくてもあっさり2000字くらいは書けるでしょう。
まとめ
作文や感想文が苦手だった、という人は、大学に入って2000字もレポートを書けといわれたら、それだけで尻込みしてしまうかもしれません。
しかし、今回ご紹介したように作業を分けて順を追って進めていけば、誰でも書けるようになります。
2000字が出来れば5000字だって可能。
基本は同じだからです。
どんな長文レポートの課題を出されても大丈夫ですよ。
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