就職も決まり、あとは新しい生活がスタートするのをワクワクした気持ちで待っている新社会人のみなさんへ、スムーズに新生活をスタートするための心得を紹介したいと思います。
会社と学校は全く違う世界です。
もちろん、社会に出て経験を積みながら覚えていくこともたくさんありますが、最初からある程度の心構えが出来ていると、自信を持って新生活がスタートできるでしょう。
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知らないと上司に嫌われる新社会人の心得9つ
仕事のやり方は、やりながら覚えていくもの。
手取り足取り教えてもらえるわけではありません。
ですからもう子どもではなく、社会の一員であるという自覚を持つことが肝心です。
挨拶は自分からする
挨拶は自分から進んで気持ち良くするものです。
これはいくつになっても忘れないでください。
挨拶は人間関係の基本です。
毎日挨拶をしてくれる人とそうでない人、やっぱりその人に対する気持ちって変わってくると思いませんか。
会社に入ると何となく苦手な人ともお付き合いしないといけません。
でも、そんな相手にこそ、丁寧な挨拶が必要です。
自分が苦手だと感じる相手は、向こうもそう思っていることが多いもの。
だからこそ、自分から気持ち良く挨拶をすることで、相手の自分に対する印象を変えていくのです。
まだ仕事は満足にできないのですから、挨拶くらいはしっかりしておきたいものです。
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素直に人の言うことを聞く
最初のうちは、上司や先輩の言うことを素直に聞きましょう。
「ほんとにそれ必要なの?」なんて思ったとしても、まずはやってみてください。
やる前からあれこれ文句を言うのは言語道断です。
経験のないあなたにはそれが正しいかどうかなんて分からないことがたくさんあるはずですから、もしどうしても意見を言いたいなら、すべて言われた通りにやってからです。
時には本当に無駄なことだってあるでしょう。
でもそれは、あなたに意見を言えるだけの実力がついてから自ら提案して変えていけばいいのです。
仕事を一通り覚えるまでは、まずは言われた通りに素直にやることです。
社会人のマナーを身につける
学生時代に名刺の交換なんてしたことがないでしょうし、お得意様からの電話を受けたこともありませんよね。
今の若い人は子どもの頃から携帯電話を使っているため、友達や家族としか電話をしないために、知らない人からの電話を受けるのが苦手だと言われます。
電話の出方ひとつで、あなたではなく「会社」が恥をかくことになります。
社会人としてのマナーを新人研修で教えてくれるところもありますが、一応インターネットや本などで最低限の知識を身につけておき、会社に入ってからその会社ではどうやっているかということを確認すればいいでしょう。
雑用は進んでやる
雑用をバカにして、「もっと大きな仕事がしたい!」なんていう若い人がいますが、雑用もまともに出来ない人に、大きな仕事はできません。
そもそも仕事に大小をつけていることが間違いなのですが、仕事は自分が楽しいと思うものばかりではありません。
たとえどんな仕事であっても自分なりの工夫が出来たり、その仕事から何か学び取ろうという姿勢があれば、必ずそれはあなたのスキルアップにつながります。
人が嫌がる仕事ほど、積極的に取り組んでください。
叱ってもらえることをありがたく思うこと
誰でもミスを指摘されたり、失敗して叱られるのは面白くありません。
しかし、叱られているうちが花なのです。
年齢が上がるにつれて誰も叱ってくれなくなり、「あいつってダメだよな」と陰で言われるだけになります。
ですから叱ってくれる人がいるというのはとてもありがたいことです。
また、叱るというのは、叱られる方よりも叱っている方がエネルギーを使うということを覚えておいてください。
いずれ、叱る立場になれば分かります。
誰だって叱りたくはないのです。
上司だって部下に嫌われたくはないですし、嫌なことは言いたくありません。
でも上司として、先輩としてあなたの成長のために言わなくてはいけないことだから、あえて言ってくれているのです。
そのことを忘れずに、叱られたら素直にありがたく聞くことです。
「ほうれんそう」はしっかりと
報告・連絡・相談は仕事の基本です。
ちょっとしたミスが大きな事件につながってしまうことがありますが、ミスが小さなうちに報告を怠ったからということが原因として多く見られます。
分からないことを一人で抱え込むことは誰のためにもなりません。
もし不安があれば、周りにすぐに相談することです。
今ここまで進んでいる、ということをこまめに報告しておけば上司も安心しますし、分からないことがあればこの人はちゃんと報告してくれるなと、あなたへの信頼にもつながるでしょう。
メモを取る
1度聞いたことは2度と聞かないつもりで、必ずメモを取りましょう。
1度教えてもらったことを何度も聞くのは相手の時間を奪うことですし、第一教えてもらっている人に失礼です。
もちろん、1度ではなかなか飲み込めないこともあるでしょう。
しかし、メモさえ取っておけば全く同じことを聞くということは避けられます。
同じ聞くにしても、「以前教えて頂いたのですが、この点がよく理解できないのでもう一度教えてください」と言えますよね。
それなら聞かれた方も「前に教えたのに」とは思わないでしょう。
自分なりの日報をつける
職場によっては業務日誌のようなものがあるかもしれませんが、それとは別に自分なりの日報、仕事の記録をつけておきましょう。
手帳でもいいですし、別にノートを買ってもいいと思います。
スマホやパソコンを使う人は後で検索できるようなツールを使うといいですね。
失敗したことはもちろん、うまくいったこともどうやって成功したのか、後から振り返るために記録はとても大事です。
人は忘れる生き物です。
だから毎日の記録が後できっとあなたの財産になります。
必ず誰かが見ていてくれることを忘れずに
新人だとまだ大きな仕事は任せてもらえません。
こんな仕事、自分じゃなくても出来るんじゃないかと気持ちが腐ることもあると思います。
でもどんな仕事であっても、目の前の仕事に全力投球してください。
これ以上は出来ないというくらい、情熱を注いでください。
たとえ地味な仕事でも真摯に取り組む姿は必ず誰かが見ていてくれます。
そのがんばりが報われるときが必ず来ます。
上司というのは、見ていないようであなたの仕事ぶりをしっかり見ているということを忘れないでください。
逆に、どうせ誰も見ていないと手を抜くと、後で痛い目にあいますから気をつけましょう。
誰もが通る道。時には開き直りも必要
新人時代というのは、今偉くなっている人でも通ってきた道です。
最初は叱られてばかりで、面白くないかもしれません。
学生時代に勉強ができた人ほど、仕事と勉強のギャップに自信をなくすことがあるかもしれません。
仕事は正解があるようでないものが多いからです。
でも新人なのですから失敗するのは当たり前。
むしろ、新人のうちに失敗しておいた方がいいのです。
時には「新人なのだから仕方がない」と開き直ってみると、少し前向きな気持ちになれるでしょう。
すべてが将来につながると心得よ
目の前の仕事にどれだけ一生懸命になれるか、今のあなたの姿勢がすべて将来につながっていきます。
新人の仕事なんて簡単なものばかりと思わずに。
どんな簡単な仕事であっても出来る人と出来ない人の差は上司には分かるものです。
叱られることも勉強のうちです。
いつか自分が人の上に立った時に、失敗や叱られた経験が役に立つからです。
まとめ
先輩や上司は新人が入ってくるのを楽しみにしているものです。
ビジネスマン人生で新人と呼ばれる期間はそれほど長くはありません。
この貴重な期間を自分の学びの期間、成長の期間として有効に使えるように、今回紹介した心得を肝に銘じて、元気に出社して欲しいと思います。
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