同じ年でも人と比べてすごく若く見える人がいますよね。
若く見えたり長生きなのは遺伝的な要素が大きいと思われてきましたが、実は長寿遺伝子というものが関係しているということが明らかになっています。
長寿遺伝子は誰にでもあるもので、これを活性化させることによって若さを保つことは可能になります。
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若く見える人の秘密は「長寿遺伝子」
若く見える人は遺伝なのか、それとも生活習慣なのか。
生まれ持ったものが全くの無関係ではありませんが、むしろ生活習慣によって左右されるということが科学的にも明らかになってきました。
その秘密が長寿遺伝子と呼ばれるものです。
サーチュイン遺伝子と呼ばれることもあります。
よく、長生きの家系とか、早死にの家系なんて言われることがあるので、寿命の長さは遺伝なのではないかと思われがちなのですが、この長寿遺伝子は誰でも持っているものです。
その長寿遺伝子を活性化させているかどうかが、寿命や見た目の若々しさに関わっているということが分かってきました。
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長寿遺伝子って何?
私たちの身体は約60兆個の細胞で出来ていますが、その細胞の1つ1つがなんと2万3千個の遺伝子を持っているのだそうです。
その遺伝子の中に、およそ50~100個の老化や寿命に関わる遺伝子があり、これは生活様式などにより活性化または不活性化するということが分かっています。
長寿遺伝子には7種類ある
長寿遺伝子は染色体の10番目にある遺伝子です。
最初に発見されたのは「Sir2(サーツー)」と呼ばれる遺伝子で、酵母菌の老化抑制遺伝子として発見されました。
酵母菌でこの遺伝子を破壊すると寿命が半分に短縮してしまうのですが、量を増やすと寿命が延びるということが分かっています。
その後研究が進み、今では7種類の長寿遺伝子があることが分かっているのですが、このうち見た目の若さに関わるのが「SIRT6(サートシックス)」で、老化や寿命など様々なことに関わりがあるとして注目されています。
つまり、誰でも持っているこれらの長寿遺伝子を活性化させることで、見た目の若さを保ち、寿命を延ばすことが出来る可能性があるということです。
長寿遺伝子を活性化させる3つの方法
それではどうすれば長寿遺伝子を活性化させることが出来るのでしょうか。
今のところ、3つの方法があるとされています。
どれも、それほど難しい方法ではありません。
適度な運動
普段からスポーツをしている人はいいのですが、忙しい中で運動をするのはなかなか難しいですよね。
しかし運動によって筋肉を動かすことが長寿遺伝子を活性化させるためにとても重要であるということが分かってきました。
とはいってもそんなに辛い運動をする必要はありませんし、運動が苦手でも大丈夫です。
長寿遺伝子を活性化させる運動をいくつかご紹介しましょう。
インターバル歩行
- 早足で3分歩きます。
- 次はゆっくり3分間歩きます。
これを1セットとして5回繰り返すと30分の運動になります。
できれば毎日やって欲しいですが、むずかしければ2日に1回くらいはやってみてください。
お尻歩き
- 床に座って足を前に出します。
- そのままお尻を使って前に歩きます。
- 行けるところまで行ったらお尻で戻ってきます。
最初は10歩くらいから始めて徐々に距離を伸ばし、3~5セットやってみてください。
膝にクッションなどを挟むと効果がアップします。
姿勢を正すだけでもOK
運動をする時間が無い、どうしても続けられないという人は、姿勢を正すだけでもOKです。
一度真剣に姿勢を正してみてください。お腹を引っ込めてお尻もきゅっと引き締めます。
そして、天井からつられているようなイメージで背筋を伸ばし、胸は軽く張ります。
この姿勢を維持しているだけでも、筋肉を使えます。
できれば、時々この姿勢で片足立ちなどをして見るといいでしょう。
筋肉は下半身に多くついていますので、足を鍛えるのが一番の筋トレになります。
カロリー制限
毎日の食事のカロリーを25%ほど減らすと長寿遺伝子が活性化することが分かっています。
腹八分目より、腹七分目ですね。
例えば、男性の平均摂取カロリーは2500kcl前後です。
これを25%減らすとすると、1800~1900kcalくらいになるでしょう。
女性の1日の摂取カロリーよりも少し少ないくらいになりますね。
1日の摂取カロリーが2500kcalだとすると1日当たり625kcal減らすことになります。
1食あたりだと200kcalくらい。
ご飯1膳分がだいたい250kcalくらいなので、主食を減らすか、ご飯を食べるならおかずを少し減らすなどの工夫が必要ですね。
ただ、数日カロリーを制限したからといって、劇的に長寿遺伝子が活性化するわけではありませんから、数ヶ月~半年は頑張ってみてください。
毎日の食事を減らすことが難しければ、週末のプチ断食もおすすめです。
金曜日くらいから食事を減らし、土曜日は水だけで過ごすか、フルーツや野菜ジュースで過ごすのもいいでしょう。
日曜日はお腹に優しいおかゆなどで胃を回復させます。
毎日の食事のカロリーを制限するよりも効果は緩やかになりますが、たまに胃を空にしてしっかりお腹をすかせることが大事です。
レスベラトロールを摂ること
レスベラトロールはポリフェノールの一種で、赤い色素に含まれています。
葡萄の皮
赤ワイン
ピーナッツの薄皮
バルサミコ酢
ザクロ
などに含まれていますが、食事だけで必要な量を摂るのは結構大変なので、ここはサプリメントを利用するのがおすすめです。
若く見える「長寿遺伝子」・まとめ
若く見えることが遺伝よりも生活習慣などの影響が大きいということが分かっただけでも、希望が持てると思いませんか。
自分の心がけ、生活の仕方次第で若く見えて、かつ、長生きも出来る可能性があるのです。
そして、その方法も分かっているのですから、これは試さない手はないでしょう。
今回ご紹介したポイントを押さえて、ぜひ長寿遺伝子を活性化させてください!
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