「こんな仕事を一生続けていくのだろうか?」
「自分の将来はどうなるのだろうか?」
このように先のことを考えると不安ばかりになるようであれば、その原因を考えてみる必要があるでしょう。
具体的に今の会社を辞めて転職してみるという選択肢が見つかるかもしれませんし、自己啓発のための努力の必要性がはっきりするかもしれません。
自分の何を変えれば将来への不安は軽減されるのか、どうすれば今の人生に充実感や幸福感を覚えることができるのか、原因が分かれば改善策も見つかります。
今回は将来が不安で人生が楽しめない場合の対処方法についてお伝えしていきます。
スポンサーリンク
ネガティブ思考の捉え方を変えよう
ネガティブ思考も人生には必要
将来が不安で人生が楽しめない人には、「ネガティブ思考が強い」という特徴があります。
自分に自信が持てないために何をするにも悲観的です。
失敗すると落ち込みやすいので、挑戦することにも消極的になります。
「こんなネガティブ思考だから上手くいかないんだ。もっとポジティブにならなければ」と、自分自身に対して否定的で、どんどんと自分を追い込んでいきます。
そんな方は、まずはネガティブ思考への認識を変えていきましょう。
ネガティブ思考になったのには原因があるはずです。
大きな失敗をして恥をかいたり、失恋をして大きなショックを受けたなどの体験が影響をしています。
人は心が大きく傷つくような体験をすると、臆病になります。
同じことを繰り返さないように本能的に慎重になるのです。
これがネガティブ思考です。
ネガティブ思考は、「生き抜いていくための防衛機能」でもあるのです。
ネガティブ思考だから成功できる!
ポジティブ思考であることが必ずしも良いわけではありません。
カリフォルニア大学の研究では、楽天的傾向が強いと、健康リスクへの警戒心も低くなるために寿命が短くなることが分かっています。
つまり、不安を感じることは生きていくのに必要な要素でもあるのです。
「自分はいつもネガティブ思考だ」と感じても、だからといってすべてを否定し、すべてを変えなくてもいいのです。
ブラジルの社会学者であるマルシャル・ロサダと、ノースカロライナ大学の調査によって、ポジティブとネガティブの理想比率が発表されています。
それはおよそ「3:1」です。
11:1といったようにポジティブが極めて高い場合は、生産性が逆に低下することが分かっています。
人は皆、だれもが不安を抱え、苦手なことがあるものです。
だからこそ人は困難を乗り越えるために努力をします。
つまり、不安があるからこそ自己鍛錬をするということです。
「将来が不安=人生が楽しめない」わけではありません。
「将来が不安 ⇒ 自己鍛錬をする ⇒ 人生が充実する」という思考を大切にしましょう。
特に芸術家や経営者として成功している人たちは、ネガティブ思考によってより完成度を高めています。
スポンサーリンク
人生を楽しむための2つのコツ
やりたい仕事を見つける
目標が見つかれば、それに向けて自己鍛錬もしやすくなります。
ここでポイントになるのは、人は生活のために仕事をするよりも、「自分の興味関心のある仕事に取組み、自己実現に向けて歩んだ方が、人生の幸福度が高まる」ということです。
やりたい仕事をしていた方が集中力は高まり、パフォーマンスを発揮することができます。
自分が何に興味があり、何をしているときにドキドキワクワクするのかを自分に問いかけてみましょう。
子どもの頃から何が得意で、何が好きなのかが必ず見えてきます。
ただし、一生をかけてやりたいという情熱を持つためには、「興味を積極的に掘り下げていく努力」をしなければなりません。
何度も繰り返し興味をかき立てられるような刺激も必要です。
読書をし、実際に仕事をしている人の話を聞き、実地訓練をするなどの工夫も大切になります。
社会的意義を見つける
自分がこの仕事で「社会にどう貢献できているのか」を知ることは重要です。
社会や多くの人々との繋がりを感じ、「誰を助け、誰の役に立っているのか」という「意義」を持つことで、エネルギーが湧き上がってきます。
人生に充実感のある人たちは、このような「目的意識」が高いのです。
自分が尊敬できる生き方、仕事をしている人を探してみましょう。
「ロールモデル(お手本)」との出会いが、目的を持って生きることの価値を証明してくれます。
苦労することが多くても、そこには必ず満ち足りたものがあることを知ることができるはずです。
まとめ
興味のあること、社会的な意義を感じる仕事をして生きていくためには、相応の苦難と努力が必要になります。
その点では、やりたくない仕事をしている方が楽かもしれません。
しかし、楽しめない日々は続くことになります。
不安やネガティブ思考を注意深さや改善行動に繋げ、自分の興味や社会への貢献のために、さらに前向きに挑戦してこそ、人生は最も楽しむことができるのではないでしょうか。
自分自身の人生を良くも悪くも変えていけるのが、自分であることを忘れずにいてください。
こちらの記事も合わせてどうぞ ↓
関連仕事から逃げ出したい時どうする?【気持ちを整理する4つの対処法】
関連なりたい自分が分からない時、「理想の生き方」を見つける方法