ビジネス ノウハウ

アーリーリタイア【必要な貯金額一覧表】年代別の必要資金は?

 

自分のしたいことを思う存分実行するために、アーリーリタイアという選択肢を選ぶ人がいます。

自分の望むことに人生を注ぎ込むために、計画を立て貯金を積み重ねます。

そして、定年の前に仕事を辞めて、自由な時間を確保するのです。

 

では、どれくらいの貯金額があればアーリーリタイアはできるのでしょうか?

今回は、アーリーリタイアに必要な貯金額や、メリット・デメリットなどを紹介します。

 

スポンサーリンク

アーリーリタイアとは?

 

アーリーリタイアとは、英語でearly retireと書きます。

意味はearly(早い)+retire(引退・退職)です。

この言葉からもわかるとおり早期退職を意味しています。

 

定年をむかえる前に仕事を辞め、自分のやりたいことに時間を存分に使う。

そういう人生を選びたい人がアーリーリタイアします。

 

ただ、好き勝手に仕事をやめてしまうのはアーリーリタイアとはいいません。

それは、ただのプー太郎です。

仕事を辞めた後、生活の見通しが立つように計画し実行するのが普通です。

 

この時、特に重要となるのが資金です。

リタイア後の人生を有意義に過ごせる貯金が必要となります。

 

スポンサーリンク

アーリーリタイアに必要な貯金額

 

では、実際にアーリーリタイアするために必要な貯金額はいくらくらいなのでしょうか?

下記の条件のもと、必要貯金額を算出してみます。

 

アーリーリタイアに必要な貯金額を算出するための条件

◆ 夫婦合わせて90歳まで生きる

◆ 子供は独立していないものとする

◆ 退職後は働かず、無収入になるものとする

◆ 65歳から受給する年金は夫婦で266万円とする

◆ 住宅修繕費やローンは無いものとする

◆ 退職後の無収入による厚生年金の減額も計上する

 男性の平均年齢は80歳、女性の平均年齢は87歳です。

※2017年厚生労働省発表のデータによる

 

この条件のもと、アーリーリタイアする年齢、夫婦で必要な生活費、夫婦で必要な貯金額は、下記の表のとおりとなります。

  最低限の生活 普通の生活 ゆとりある生活
生活費/月 22万円/月 29万円/月 35万円/月
45歳 7,600万円 11,500万円 15,000万円
50歳 6,000万円 9,500万円 12,500万円
55歳 4,300万円 7,500万円 10,500万円
60歳 2,500万円 5,500万円 7,500万円

 

例えば、45歳でアーリーリタイアする場合、夫婦で普通の生活を送ろうと思ったら、1億1500万円の貯金が必要になるということです。

 

老後は若い時ほどお金は使わなくなるため、生活費は安く済むと思いがちですが、時代と共に物価も高騰していくため、相殺して考え、必要生活費は若い時も老後も一定金額にしています。

 

アーリーリタイアのメリット・デメリット

このようにアーリーリタイアをするためには多額の貯金が必要になります。

ですから、計画的なお金の使い方をし、堅実な生活を続ける必要があります。

そんな努力の末に得られるアーリーリタイアのメリットは以下の通りです。

 

アーリーリタイアのメリット

 

アーリーリタイアのメリットとして、次の5点があります。

アーリーリタイアのメリット

◆ 自由な時間がかなり増える

◆ 自分らしい生活を得られる

◆ 煩わしい人間関係から離れられる

◆ 非日常のことを普通にやれる

◆ 好きなことを好きなだけやれる

 

何よりも大きなメリットは「時間を自由に使える」という部分ではないでしょうか。

会社に勤めていると拘束される時間が生活の大半を占めることになります。

 

その拘束時間がアーリーリタイアしたことにより、全て自由時間になりますから解放感はとても大きいものになります。

 

アーリーリタイアのデメリット

 

そんな良いこと尽くめのようなアーリーリタイアですが、もちろんデメリットも存在します。

それは次の7点です。

アーリーリタイアのデメリット

◆ 実現するのに多額の資金が必要になる。

◆ お金の心配は付きまとう(予期せぬ多額の出費などで生活が破たんする可能性がある)

◆ 時間が余り過ぎて何をしていいかわからなくなる

◆ 人との関わりが減り孤独感が強くなる

◆ 達成感や承認欲求が満たされにくくなる

◆ 妬まれる機会が増える

◆ 長く現役を離れている場合、社会復帰が難しくなる

 

やはり、デメリットとして、お金の不安孤独感があります。

いくら綿密な計画を立てていても予期せぬことが起こるのが人生です。

 

そんな時、会社勤めであれば社会保障や会社の制度で守ってもらうことが可能です。

ですが、アーリーリタイアしている場合は、そのような補償を受けることが難しいのです。

 

また、一般の人と違う人生を歩むということは、意識や感情の共有がしにくくなるとも言えます。

その結果、大勢の人とは違う感覚を抱きやすく孤独感を強く感じてしまいます。

 

人間は孤独感を感じると、徐々に弱っていってしまいます。

そうならないように、アーリーリタイア仲間をつくっておく必要があるでしょう。

 

まとめ

 

大きな希望を持てるアーリーリタイアというものを実現するには、多額の貯金が必要だということが分かったことと思います。

 

ただ、この貯金を貯めるのは中々難しいものですよね。

ですから、完全なアーリーリタイアではなく、セミリタイアタイプのアーリーリタイアもおススメです。

短時間勤務や短期の仕事をし、多少の収入を得ながらアーリーリタイアするのです。

これであれば実現する難易度はグッと下がってきます。

 

こちらの記事も合わせてどうぞ ↓

人間関係に疲れた時に読みたい名言集【特に疲れている方向け】

 

会社の辞め方【新入社員向け】3年で辞めた私が失敗から学んだ事

 

新入社員が会社を辞めたい理由!入社3年で退職した私の本音