悩み

人間関係は浅く広く?深く狭く?【それぞれのメリット、デメリット】

人間関係は浅く広く付き合うのと、深く狭く付き合うのとどちらがいいのでしょうか。

あなたはどちら派ですか?

 

それぞれにメリットとデメリットがありますし、どちらがいいかは一概には決められません。

 

自分にはどちらがあっているのか?と人との付き合い方に悩んでいる人のために、「浅く広く」と「深く狭く」の違いなどについて考えてみたいと思います。

 

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浅く広く付き合うことのメリットとデメリット

「友達100人できるかな」じゃないですが、とにかく顔の広い人っていますよね。

 

人見知りをする人からすると、誰とでもすぐに仲良くなれて友達の多い人というのはうらやましい気もしますが、メリットだけでなく、デメリットもあるものです。

 

人間関係の悩みが少なくて気楽でいいけれど、時には寂しさも感じるのが「浅く広く」の人間関係です。

 

浅く広く付き合うメリット

人が一人で経験できることは限られています。

 

その点、顔が広くて様々な分野の人と知り合いになっておくと、自分では出来ない経験についての知識を得られたり、勉強になることがたくさんあります。

 

年齢性別問わず、色々な知り合いがいるということは、自分の世界を広げるためにも大いに役立ちます

人と人をつなぐパイプ役になることもあり、何かと重宝されるでしょう。

 

また、「付かず離れず」の適度な距離感の関係はトラブルが起こりにくく、必要以上に人間関係に悩まされることが少ないというメリットもあります。

 

面倒な人間関係を避けることが出来るので、人間関係のストレスは格段に減ると思います。

 

あまり人の嫌なところも気にならず、人から深く恨まれたり、ねたまれるようなことも少ないでしょう。

 

浅く広く付き合うデメリット

日本には「八方美人」という言葉があるように、誰にでもいい顔をしている人を良しとしない風潮があります。

 

また、普段からの付き合い方が浅いために、いざという時に頼りにくいというデメリットもあります。

 

友人といえるほどの付き合いでもない人から込み入った相談をされても困るものですが、それは相手も同じ。

 

誰かに話を聞いて欲しい。愚痴をこぼしたい。助けて欲しい。

そんな風に思っても、自分のことを後回しにしてでもあなたを助けてくれる人というのはいないかもしれないですね。

 

ただ、人に依存せず、基本的に自分の問題は自分自身で解決するというタイプの人であれば特にデメリットではないかもしれません。

 

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深く狭く付き合うことのメリットとデメリット

反対に、深く狭く、少人数の人との関係を深めていくことが得意な人もいますね。

「親友」と呼べる人がいるなら、深く狭くお付き合いが出来ているということでしょう。

 

深く狭く付き合うメリット

お互いをよく理解し、深い人間関係を作れるということは、心の安定にも関わっているようです。

 

ある調査によると、思春期の頃に「親友」と呼べるような深い付き合いの友達がいた人は、大人になってからも自尊心が高く、うつにもなりにくいのだとか。

 

一見するとクラスの人気者と言われるような、友達がたくさんいる人の方が楽しそうに見えますが、決してそうではないんですね。

 

誰にも言えないと思うような悩みやトラブルを抱えてしまったとしても、「この人ならば」と思えるような信頼できる友達が一人でもいることは、生きていく上で心の支えになるでしょう。

 

自分が相手の相談に乗れる、何かあったらどんなことがあっても助けようと思うような友達がいるというのも自己肯定感を高めることにつながります。

 

深く狭く付き合うデメリット

深く付き合うと交友関係は自ずと狭くなり、限られた範囲の人とだけ付き合うことになってしまいます。

 

親しい少人数の人とだけ付き合うことは心地良いかもしれませんが、その分自分自身で努力をしないと視野が狭くなってしまう可能性もあります。

 

また、深く付き合うということは人間関係がこじれるきっかけも作りやすいというデメリットがあります。

 

浅い付き合いなら我慢が出来ることも、深い付き合いだからこそ許せなくなってしまったり、どうしてもっと理解してくれないんだろうと相手に期待してしまう部分も出てくるでしょう。

 

でもそれが必ずしもマイナスに働くことばかりではなく、トラブルを乗り越えてさらに絆が深まることもあるので、トラブル=悪いこととは言い切れないですね。

 

人間関係の作り方に答えはない

結局は、どちらが得かなんてことは決められない、それが人間関係です。

人間関係の作り方に正しい答えはありません

 

大事なのは自分の感覚です。

まずはどちらの付き合い方の方が自分にとって心地が良いのか、肩に力を入れずに人と付き合うことが出来るのか、ということを考えてみてください。

 

その上で、自分が苦手な方の付き合い方にもチャレンジしてみるといいと思います。

どちらの付き合い方にもメリットとデメリットがあるのですから、どちらか一方に絞る必要はないでしょう。

 

もし、浅く広く友達付き合いをするのが苦手という人は、積極的に自分から色々な人に声をかけてみるようにするとか。

 

深く付き合うのが苦手という人は、この人なら気があうかな?と思う人と差しで飲みに行ってみるとか、今とは違う付き合い方をしてみると、違う魅力が見えてくるかもしれません。

 

また、今の職場ではとりあえず広く浅く、顔を広げておくことが大事だなと思うかもしれませんし、趣味のサークルに属して、同じ趣味や目的を持つ者同士、その中で特に気のあった人と深く友情を結ぶというのもいいですよね。

 

いずれにしても自分の付き合い方を限定したり、どちらがいいかと決めつける必要は全くありません

 

まとめ

今のあなたにとってどのような友人が必要なのか、それは年代によっても就いている仕事によっても変わってくるでしょう。

 

大事なことは、それを自分で見極めて、今のあなたにとって大事な人とどのような距離感で付き合っていくことがベストなのかを探ることだと思います。

 

周りに流されることなく、自分なりの人間関係をしっかり作っていきましょう。

 

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