あの人は大人だなといわれる人と、大人げないと思われる人の違いはどこにあるのでしょうか。
20歳を過ぎていれば社会的には立派な大人ですが、本当の意味の大人になるには社会に出て仕事をする、という以外に何が必要なのでしょうか。
今回は、精神的に大人になる方法と、精神的に大人といわれる人達の共通点を紹介します。
スポンサーリンク
「精神的に大人になる」とは
精神的に大人になるということは精神的に強くなるということです。
強いということは、決して人を上回ろうとすることや、人を打ち負かそうということではありません。
自分も大事にしつつ、周りの人たちの気持ちも大切にしながら、何があっても乗り越えていけるだけの精神的な強さを持っている人が本物の大人だといえるのです。
誰しもネガティブな気持ちになることはありますし、愚痴をこぼしたくなる時だってあります。
しかし、精神的に大人になれれば、そういう時こそ前を向いて、ただ文句を言うのではなく、そこから何かを学び取ろうと考えられるようになるのです。
スポンサーリンク
精神的に大人になる方法
いくつになっても子どものような人は意外と多いものです。
経済的に自立はしていても、他人との関係もうまく築けない、自分の人生を生きていない、という人は精神的に大人になれていないということでしょう。
では、精神的に大人になるにはどうするか。
そのひとつに「凡事徹底」という方法があります。
凡事徹底
これは掃除の神様と言われたイエローハットの創業者、鍵山秀三郎氏の言葉です。
凡事とは、日々の当たり前のことです。
徹底とは、当たり前ではないレベルで隅々まで意識を働かせることです。
つまり、凡事徹底とは、日常の当たり前のことを、当たり前ではないレベルで意識を働かせてすることです。
たとえば、掃除のような日ごろ流れ作業的にやってしまいがちな仕事を、1つ1つ心を込めて行います。
次に使う人が使いやすいように考えながら片づけたり、もっと簡単に、便利にできる方法を考えたりと、創意工夫を凝らします。
この創意工夫を、気が付いた時にしているだけでは「徹底」になりません。
常に、いつもすることです。
1流を目指すといってもいいかもしれません。
これくらいでいいやと、妥協することなく、常に最高を目指し創意工夫を続けます。
この創意工夫の繰り返しの中で、相手への心遣いができるようになったり、細かいことに気が付くようになります。
今回例で挙げた「掃除」であっても、他人から「あの人の掃除は1流」と言われるまで続けられたら、その時は精神的にも素晴らしい大人になれているはず。
上を目指して創意工夫を続けていく中で、自分の器も自然と大きくなっていきます。
そして結果的に、他人との人間関係も良くなっていきます。
精神的に大人といわれる人達の共通点
精神的に大人といわれる人達の7つの共通点を紹介します。
自分の人生の決定権を自分で持っている
精神的に大人の人は、最終的には何事も自分の意志で決めます。
人の意見に耳を傾けることはあっても、流されることはありません。
自分の選択の結果がどのようになっても、自分で選んだことであれば後悔はしないことを知っているからです。
ネガティブな感情に振り回されない
また、精神的に大人であれば、イヤな人に振り回されることもありません。
誰かがあなたを嫌って何か嫌がらせをして来たとしても、あなたに責任がないことが分かっているからです。
四六時中イヤな人のことを考えているとしたら、それは他人に人生を左右されているのと同じです。
精神的に大人の人は、人生をネガティブな感情に振り回されることがありません。
自分の感情の主導権は、自分が持っているのです。
違う意見も受け止める
どのような意見であっても、正しいか正しくないか、良いか悪いかという、2面的な捉え方をせず、自分とは違った考え方として肯定的に受け止めます。
一見、間違っていると思うことでも、違う側面から見ればプラスの側面があることを知っているので、頭ごなしに他人の意見を否定しません。
愚痴をこぼさない
仕事や人の愚痴は百害あって一利無し。
聞かされている方もイヤですし、話している自分にも何ら得することはないということを知っているので、無駄な愚痴はこぼしません。
自分を大切にしている
精神的に大人になると、自分の人生の大切さを良く理解しています。
自分のことを好きでいることが出来て、人と比べたり、自分を卑下することはありません。
一番身近な「自分」という存在を大事に出来てこそ、他人の人生も大事にできますし、自分を信じ、自信を持っているからこそ、他人からも信用されるようになるのです。
ひとりの時間も大切にする
友達とわいわいやるのも楽しいものですが、時には自分一人の時間も大切です。
大事な人たちと時間を分かち合うことも必要ですが、一人でじっくり考えたり、趣味に没頭したり、または一人で静かな時間を楽しむということが心を豊かにするということを知っているからです。
等身大の自分を知っている
ここまでお話ししたことを見ると、精神的に大人の人は欠点もないすごい人のような気がするかも知れませんが、それは違います。
精神的に大人の人は、等身大の自分というものをしっかり理解しています。
長所も短所もすべて認めた上で、さらに上を目指して努力するのであり、無理をして背伸びをすることはありません。
自分が出来ることと出来ないことを分かっているからこそ、自分の長所を活かせるようになるのです。
まとめ
たった一度の人生ですから、後悔せずに、自分なりに有意義に生きていたいと誰もが願っていると思います。
それには社会人として経済的に独立するだけでなく、精神面にも磨きをかけて人生をもっと豊かにしていくことが大切です。
こちらの記事も合わせてどうぞ ↓