お風呂に入るとドッと疲れが出ますよね。
それはリラックスするからという理由以外に、お風呂に入るだけでもエネルギーを使うからです。
では、その入浴はどれくらいのカロリーを消費しているのでしょうか。
今回は、風呂に入る時の消費カロリーの計算方法と、さらにカロリーを消費できる入浴方法について紹介します。
痩せたい方はぜひ、毎日の入浴に取り入れてみて下さい。
スポンサーリンク
風呂に入る時の消費カロリー計算方法
お風呂に入った時の消費カロリーはどのくらいなのでしょうか。
これはその人の体重や入った時間によっても変わってきますが、一般的には以下の式で計算が出来ます。
風呂に入る時の消費カロリー計算方法
※補正係数
20~29歳 | 30~39歳 | 40~49歳 | |
男性 | 1.00 | 0.96 | 0.94 |
女性 | 0.95 | 0.87 | 0.85 |
例えば40代の男性(体重65kg)が15分入浴した場合の消費カロリーを計算してみます。
65(kg)×0.0606×15(分)×0.94=55.5kcal
ということになりますね。
ご飯1膳が約250kcalなので、たいしたことない、と思われたかもしれません。
でも15分お風呂でじっとしているだけでこれだけのカロリーを消費できるのですから、ちりも積もれば山となります。
スポンサーリンク
入浴がダイエットに良い「3つの理由」
なぜ入浴はダイエットに良いのか、その3つの理由について紹介します。
身体が温まって代謝が良くなるから
湯船に15分もつかっていると、じんわりと汗ばんできます。
身体の芯から温まってきた証拠です。
このように身体が温まって代謝が良くなると消費カロリーがアップし、ダイエットにつながります。
血行が良くなっていると脂肪も燃焼しやすく、同じ運動をしても効果が出やすくなります。
身体が温まった状態でストレッチなどを行うのもおすすめです。
身体の巡り(リンパの流れ)が良くなるから
老廃物がたまっていると身体はむくみますし、疲れも抜けにくくなる等いいことがありませんが、お風呂に入ると血行が良くなると同時に、リンパの流れも良くなります。
リンパの流れが良くなるとマッサージをしたかのように、老廃物が排出されやすくなり、身体の巡りも良くなります。
不要なものを溜め込みにくい身体になるので、太りにくい身体を作ることができます。
眠りが深くなり成長ホルモンが分泌されやすくなるから
寝る1時間ほど前にお風呂に入り、しっかりと体温を上げていくと、それが段々下がってくることによって自然な眠気がやってきます。
人は深部体温(身体の奥深くの体温)が下がることによって眠くなるという体のメカニズムを持っています。
ですからお風呂に入っていったん体温を上げるというのは大事なことなんですね。
自然な眠気で寝つきが良くなると、最初から深く、ぐっすり眠れます。
そうすると成長ホルモンがしっかり分泌されるので、これがダイエットに役立つのです。
成長ホルモンは子どもが大きくなるために必要なだけでなく、筋肉を作ったり脂肪の分解をサポートします。
質の良い眠りをとることで、寝ている間もダイエットが出来ていることになります。
カロリーが燃える!簡単2つの入浴法
お風呂は毎日入るものですし、いくらなんでもダイエットのためだからといって1時間も入る必要はありません。
簡単にできる方法を2つ紹介します。
高温反復浴
高温反復浴とは、熱めのお湯に入る → 休憩する、を何度か繰り返す入浴法です。
高温反復浴
- お湯の温度を42度くらいに設定します。
- 入る前にしっかり水分補給しておきます(コップ1杯のお水を飲む)
- 5分間しっかり肩までお湯につかります。
- 1度お湯から出て頭を洗います。
- (約5分)今度は3分間分間お風呂に入ります。
- もう一度出て身体を洗います(約5分)
- 最後に3分お湯につかります。
間に身体や頭を洗う手順を入れてありますが、基本は3~5分湯船につかる → 5分休憩するというのを何度か繰り返せばOKです。
水分補給は入る前だけでなく、お風呂の途中でもしてください。
とても汗をかくので、脱水状態にならないように注意が必要です。
温度の高いお風呂に入ることはそれだけ身体に負担がかかります。
早く痩せようとして、長く入るようなことは身体に良くないのでやめましょう。
温冷交代浴
熱いお風呂は苦手で、という人は温冷交代浴をしてみましょう。
温冷交代浴
- やや熱めのお風呂(40~42度)に1~2分つかります。
肩までつかる必要はありません。 - 冷たいシャワーを30秒ほど浴びます。
- またお風呂に入ります。
- 熱いお風呂→シャワーを1セットとして5~10回ほど繰り返します。
水風呂に入れれば一番良いのですが、普通の家にはないのでシャワーで十分です。
シャワーの温度は10度くらいが理想ですが、これはかなり冷たいはずです。
最初は30度くらいから試してみて、慣れたら徐々に下げていくといいでしょう。
冷水を浴びる時はいきなり上半身からかけないで、足の先(心臓から遠い場所)からかけていってください。
まとめ
普通にお風呂に入るだけではそれほどカロリー消費しないようにみえますが、身体を冷やさないということ自体がダイエットにつながります。
お風呂での消費カロリー以外にもエネルギーを使いやすい身体が出来るので、今シャワーだけで済ませてしまっている人は、まず湯船に入る習慣を付けてみてください。
それが出来るようになったら、高温反復浴や温冷交代浴など、さらに効果がアップする入り方を試してみるといいでしょう。
こちらの記事も合わせてどうぞ ↓
関連お風呂で寝るのは危険【溺死】なぜ湯船に沈んでも起きないのか?
関連サウナや水風呂で「めまい」がする原因と対策【入浴法まとめ】