いじめに悩んでいるのは子どもだけではありません。
社会人になっても、職場のいじめで辛い思いをしている人がいるでしょう。
そこで今回、職場のいじめで会社に行きたくないと思ったらどうすればいいのか、今やるべきことは何なのかについて紹介します。
悪いことなど何もしていないのに不当な嫌がらせを受けているなら、毅然と対処しましょう。
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いじめを受けた時の対処法
いじめを受けた時には、大きく分けて2つの対処法があります。
順番にその方法についてお話しします。
立ち向かう場合
ひとつは、いじめに対して毅然と立ち向かうという方法です。
そのために必要なことは、
- 証拠を残すこと
- 上司など第三者に間に入ってもらうこと
この2つが重要です。
いじめも色々な種類があると思いますが、例えば何をされたのかということを自分の言葉で訴えるよりは、証拠があった方が説得力があります。
言葉の暴力であればボイスレコーダーを持ち歩いて録音する。
仕事上の嫌がらせをされるなら、細かく業務日誌をつけて、どのような嫌がらせなのかが分かるようにする。
上の人に相談する場合でも、ただ「いじめを受けています」というよりも、「このような嫌がらせを受けています」と具体的な証拠があった方が話しやすいでしょう。
もう一つは、誰かに間に入ってもらうことです。
直接対決してもいいのですが、感情的にならないためにも上司に相談し、相手の話を聞いてもらってみてください。
上司としては、いじめを放置することは自分の管理能力に関わってくるので、まともな人ならしっかり相談にのってくれるはずです。
いじめの相手が上司の場合は周りに相談しても解決が難しいかもしれないので、もしも社内に相談できる部署があればそこに相談します。
ここで注意して欲しいのは、あくまでも「立ち向かう」のであって「やり返す」のではありません。
その人の陰口を叩いたり、同じようなことをやり返したりしても、あなたの評価が下がるだけでメリットは何一つありません。
あなたは今まで通り、一生懸命仕事に集中しつつ、こんなひどいことが現実に起きているんですということを明るみにするだけで十分です。
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直接対決をする
いじめを受ける理由に全く心当たりがないという場合もあると思います。
そんな時は勇気を出して、本人に直接聞いてみるという方法もあります。
もしかしたら、自分の言動が原因で相手に敵対心を抱かせてしまったのかもしれません。
どんな原因があろうと人をいじめていいという理由にはなりませんが、話し合うことで誤解を解いて、いじめがなくなる可能性はあります。
その場合、二人っきりで話すよりも、上司などに事情を話し間に入ってもらう方がいいでしょう。
異動を申し出る
対決はしたくないけど辛くて仕事に行きたくない、そんな時は異動の申請をしてみます。
職場としてはいじめの問題が大きくなるより、配置を換えて問題が消えるなら移動させようと考えるでしょう。
まともな会社であれば、ただ異動させるだけでなく、いじめた方からも事情を聞くなど誠意ある対処をしてくれるはずです。
やり過ごす場合
もうすぐ異動の時期だし、ことを荒立てたくない。
そう思うこともあるでしょう。
あとこのくらい我慢すれば、という目途が立っているなら黙ってやり過ごすという方法もありです。(ただし、体調に問題がない場合です)
いい歳をして、仕事ではなくこんなことに情熱を注いでいるなんて可哀相な人だと哀れんであげましょう。
自分のやったことは必ず自分に返ってきます。
その人が世渡りがうまく、上司の前ではいい顔をして、あなただけに辛く当たっていたとしても、それはどこかで誰かが見ているものです。
私は自分の仕事に集中しよう。
そう思って、全く気にせずに無視するという方法で、いじめのやりがいを無くしてあげてください。
その場合も、立ち向かう時と同じく、あなたが相手と同じ人間に成り下がらないことが重要です。
愚痴をこぼしたい、誰かに不満を思い切りぶちまけたい!という時は、社内の誰かを相手にしてはいけません。
カウンセリングやコーチングを利用した方がいいでしょう。
迷ったら自分の人生の目標を思い出すこと
職場のいじめで会社に行きたくない、朝起きるもの辛い。
でも、立ち向かえばいいのかやり過ごせばいいのか分からない。
そんな風に思うこともあると思います。
本当に辛い思いをしている時は、どのように行動すればいいのか、それすらも判断できなくなってしまうことがあります。
そんな時は、人生の目標を思い出してみましょう。
自分が人生で成し遂げたいことは何なのか、人生の目的は何なのか、それをもう一度考えてみてください。
あなたの人生の目的はその会社にいないと出来ないことなのか、他の会社でも出来ることなのか、そもそも今やっていることは人生の目的に叶っていることなのか。
これを機会に生き方を考え直してみるのもいいかもしれません。
その上で、この会社にいる必要はないという結論が出れば、転職を考えてみることもいいと思います。
いじめに耐える、我慢する必要はない
そもそも、いじめは我慢する必要なんてありません。
耐えて頑張る必要はないのです。
それだけは忘れないでください。
いじめをする人は自分に自信がない
いじめをする人というのはたいていの場合、
- 強いコンプレックスを持っている
- 自分に自信がない
- 人を傷つけることに楽しみを見いだしている
というような、しょうもない人です。
ですから、そんな人と関わりを持つこと自体が時間の無駄、あなたの人生の無駄遣いです。
早急に対処して、縁を切ることです。
いじめに正当性などない
どんな理由であってもいじめに正当性はありません。
もし相手があなたをいじめたいと思ったきっかけがあなたの言動にあったとしても、いじめていいことにはなりません。
だから「私が悪かったから仕方ない」などと我慢する必要はないのです。
そもそも何か気に入らないことがあったのなら、本人に直接話をするのが大人であって、いじめなどという卑怯な方法をとる方が間違っているのです。
いじめが原因で体調を崩しても、誰も責任を取ってくれません。
そうなる前に、誰かに相談するなり、カウンセリングを受けるなり、自分なりの対処法でいじめから逃げてください。
いじめは組織の問題である
いじめは個人の問題ではありません。
企業は社員の安全を確保するという義務があるのです。
ですから、こんなことで相談してもいいのかなどと悩まずに、勇気を出して相談しましょう。
もしも会社が応じてくれない場合は、労働基準監督署などの公的機関に相談するという方法もあります。
その場合は、いじめを受けているという証拠を持っていくと役所も対応しやすいですよ。
まとめ
残念ながら、いじめはどこへ行ってもあります。
なくなることがありません。
たまたま今まで、自分がターゲットにならなかっただけかもしれません。
ですから、だれでも理不尽ないじめにあってしまう可能性はあるのです。
万が一そのような目にあっても、まずは自分の健康を一番に考えましょう。
精神的に病んでしまったら相手の思うつぼです。
対処法はいくつかありましたが、その会社において最善の方法が何かを考えて、早め早めに対処することをおすすめします。
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