逃げ癖がある人の心理とは?【誰でも簡単にできる3つの克服方法】

「逃げ癖がある」というのは、今ある問題をよく「放置」してしまったり、問題の解決をすぐに「諦める」ことが癖付いている状態のことです。

 

逃げ癖が定着してしまうと就職先を見つけても、なかなか仕事が長続きしません。

退職、転職を繰り返すことになります。

 

こうなると安定した収入を得ることが難しくなりますし、人生プランも見えてきません。

逃げ癖を克服しない限り、不安定な状態はいつまでも続くことになります。

 

逃げ癖は改善ができます。

ぜひ今回ご紹介する方法を実践して、逃げ癖を克服し、充実した人生を手に入れましょう。

 

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逃げ癖のある人の特徴

 

問題を先延ばしにする傾向が強い

逃げ癖のある人の特徴として、問題を「先延ばし」にする傾向が強いことがあげられます。

 

たとえば企画書の提出期限が迫っているにも関わらず、飲みに出かけたり、趣味に没頭したりしてしまう状態です。

 

結局、期限に間に合わなかったり、中途半端な完成度で提出することになってしまい、信用を失ってしまいます。

 

先延ばししても何ら解決にならないことは分かっているのですが、「面倒くさい」、「忙しい」、「好きじゃない」といったストレスから回避するために、他の行動をとってしまいます。

 

これはストレスから自分を守るための防衛本能的な心理ですが、結果としてさらに問題を拡大してしまい、状況は悪化してしまいます。

 

完璧主義の傾向が強い

問題を先延ばしするだけでなく、完全に諦めてしまうケースもあります。

 

性格的に飽きっぽいという面もあるのでしょうが、実は「完璧主義」の傾向が強い人ほど、諦めて逃げ出す傾向があります。

 

完璧主義の傾向が強いと、何かに挑戦した時に、70点や80点の完成度では納得しません。

100点をとらなければ、あとはすべて0点と同じだという考え方になってしまいます。

 

上手くいかなかった場合、「じゃあもうどうでもいい」と投げ出す危険性があるのです。

 

また、完璧主義だと、「失敗を怖れる」心理状態になりやすいため、高いハードルに直面した時に、それを必死で乗り越えようとするよりも、挑戦することを諦めてしまいます。

 

「失敗した姿を他人に見られたくない」という思いも強く持っていますので、自信のないことに対してはとてもネガティブです。

 

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逃げ癖を克服する3つの方法

 

失敗の解釈を変える

逃げ癖を克服する方法のひとつに「失敗の解釈を変える」というものがあります。

 

心理学者のキャロル・ドウェックは、中学生を対象に実験を行っています。

 

2つのグループに分け、片方は数学の問題が何問解けたかに関わらず、「頭が良いね」と能力を誉めて、ご褒美を与えました。

 

また、片方のグループには教師が「がんばって問題を解いて、えらいね」と努力したことを誉めていきました。

 

数週間後、すべての生徒を対象にテストを行ったところ、難しい問題にぶつかった途端に降参したのは、前者の能力を誉められたグループでした。

 

「失敗=自分の能力が低いことを認めることになる」と判断したためです。

 

逆に努力することを指摘されてきたグループは、「失敗は自分の能力ではなく、もっと努力する必要があったから」だと、失敗を解釈するようになっていたため、粘り強く難問にも挑戦できたのです。

 

失敗は恥ではなく、成功するために何が必要なのかを知る大切な機会」です。

このような失敗に対する解釈を改善することも、逃げ癖を克服するには大切な視点になります。

 

作業興奮の利用

気が乗らない時は誰にでもあります。

 

しかし、問題を先延ばししてもメリットはありません。

より精神的に追い込まれた状態になっていきます。

 

そのことをしっかり理解した上で、それでもやる気が起きない場合は、「まず15分だけでもやってみる」ことを実践してみてください。

 

簡単な作業で構いません。

実際に行動することで、脳の側坐核が刺激され、ドーパミンが分泌されます。

 

これを「作業興奮」と呼びます。

ドーパミンはやる気を高めますので、勢いでその後もどんどん仕事を進めていくことができるようになります

 

目標を細かく分けて取り組みやすくする

やるべきタスクが大きければ大きいほど、時間がかかればかかるほど、気が重くなって行動が鈍くなる場合があります。

高すぎる目標設定がやる気を失う原因になっているのかもしれません。

 

タスクは事前に細かく分けて、ひとつひとつの目標を達成しやすい状況にしておきましょう。

こうして達成感を味わうことで、次へのやる気も高まります。

 

ひとつひとつに取り組む時間も決めておき、完璧にできていなくても、時間になったら次のタスクへ進むことも大切です。

 

80点の完成度でも受け入れていくことで、完璧主義を少しずつ改善していくことができます。

 

逃げ癖の心理と克服方法・まとめ

このように解釈を変えたり、ちょっとした工夫をすることで、逃げ癖は少しずつ克服することができます。

 

逃げても問題は解決しません。いずれはもっと大きな問題となって、あなたの人生に立ちふさがることになるのです。

 

逃げずに問題と向き合うためにも、今回ご紹介した内容をぜひ実践してみてください。

 

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