明日からまた仕事か・・・そんなことを考えると憂鬱な気分になって、何もしたくなくなってしまう。
そんな経験は、社会人なら誰でも一度はあるのではないでしょうか。
週末に楽しいことがあった時ほど、明日からの仕事が憂鬱になりますよね。
そのような状態をどうすれば脱することが出来るのか、効果的な6つのコツについて紹介します。
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サザエさん症候群とは?
サザエさん症候群とは、日曜の夕方になると「明日、仕事に行きたくない」と憂鬱な気分に陥ったり、体調が悪くなってしまう状態のことを言います。
これは、日曜の夕方にサザエさんが放映されていることからついた名前で、人によってはサザエさんのエンディングテーマを聞いただけで、本当に具合が悪くなってしまう人もいるのだとか。
日曜の昼間は元気なのに、夕方になるとどんどん辛い気分になってしまう人はサザエさん症候群の可能性があります。
日曜日ではなくても、「明日仕事だ」と思うことで気分が憂うつになるなら、それが別の曜日だとしてもサザエさん症候群に陥っているといえるでしょう。
気分が落ち込むだけでなく、
- 頭痛がする
- 胃が痛い
- だるい
- 熱っぽい
- 食欲がでない
- 眠れない
などの身体的な症状となって現れる人もいます。
日曜の夕方、もしくは「明日仕事だ」と思うと具合が悪くなってしまう人は、サザエさん症候群を疑った方がいいでしょう。
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なぜサザエさん症候群になってしまうのか
日曜日の夕方になるとどうしようもなく憂鬱になる人がいる一方で、何も感じない人だっているのです。
その違いはどこからくるのでしょうか。
今の仕事がつまらない、やりがいが感じられない
どうにも今の仕事がつまらなくて、全くやりがいが感じられない。
仕事に行きたくない、辞めたい。
そんなことばかり考えていると仕事そのものがイヤになってしまうので、サザエさん症候群に陥りやすくなります。
- 今の仕事は本当にやりたいことじゃない
- 自分が正当に評価されていない
- 人生の充実感が感じられない
そんな風に感じていませんか。
これは、単なる「仕事がイヤだなあ」というレベルではなくて、もっと人生について深く考える必要がある問題かもしれません。
関連なんのために働くのか、分からなくなった時に考えるべきこと
職場の人間関係が原因
イヤな上司、あわない同僚、言うことを聞かない部下などがいると仕事に行くのも憂鬱になりますね。
その人のことを考えただけで気分が悪くなってしまう。
考えなければいいことほど頭に浮かんでくるものです。
楽しかった休みも終わりに近づくにつれて、なぜだかイヤな人のことを思い出し、憂鬱になってしまうのです。
週末に生活のリズムが乱れてしまう
平日は残業も多いし、休みの日くらいたっぷり寝たい!と、お昼まで寝てしまう、1日中ゴロゴロして過ごす、というようなことをしていないでしょうか。
人間は「寝だめ」はできない生き物。
週末だけたくさん寝たからといって疲れは取れません。
余計に眠ることでむしろ普段の生活のリズムが乱れてしまい、体内時計にも影響が出ます。
そうすると何となく身体がだるくなり、それが「明日行きたくない」という憂鬱な気持ちとなって現れることがあります。
日曜の夕方に憂鬱にならない6つのコツ
明日仕事だと思うと具合が悪くなるというのは、何らかのストレスを感じているということです。
仕事そのものかもしれないし、人間関係かもしれません。
そのストレスを何とかしない限り、いつまでたっても憂鬱な気分が消えないでしょう。
また、身体のリズムを整えていくことも大事です。
心身両面から自分のメンテナンスをしていきましょう。
ストレスに対抗する力をつける
生きている限りストレスはなくなりません。
ストレスの元になるものだって、次から次へと出てくるものです。
イヤな上司が明日いきなり異動する、なんてことも期待出来ませんよね。
仕事の内容も明日からガラッと変わる、ということもありません。
だったらどうすればいいか。
ストレス耐性を高めていくしかありません。
ここは自分なりのストレス解消法をどれだけ持っているか、ということが鍵になります。
ストレスを感じても、それが上手に解消できれば憂鬱な気分になることは少しでも減らせるので、楽しいと思えることをとことん増やしましょう。
- 軽い運動をする
- 趣味に没頭する
- 新たなことにチャレンジする
- 資格の勉強をしてみる
など、なんでもいいのです。
自分が没頭できること、時間を忘れて楽しめるようなことをたくさん見つけてください。
趣味が特にないという人もいますが、それならなおさら、いろんなことにチャレンジできるチャンスです。
習い事など無料体験をやっているところがたくさんあります。
片っ端から行ってみて、自分が興味の持てそうなことを探してみるのはいかがでしょうか。
月曜日に楽しい予定を入れる
月曜日、1日頑張ったらこんな楽しいことが待ってる!そう思えば、憂鬱な1日も何とか乗り切れるのではないでしょうか。
月曜日の仕事の後に、何でもかまいません、楽しめる予定を入れましょう。
- 美味しいお店に飲みに行く
- スポーツジムで身体を動かす
- デートの予定を入れる
- 家でDVD三昧をする
など、辛い1日を乗り切った自分へのご褒美を用意しておきます。
人間、何かしら楽しみが待っていると思えば、イヤなことも我慢できるものです。
休みの日でもいつも通り過ごす
身体のリズムを崩さないためにも、なるべく普段と同じような生活リズムで過ごしましょう。
休日だから遅寝をしたいのもわかります。
でも普段と比べて2時間以上多く寝ると、身体のリズムが乱れると言われていますから、あまり遅くまで寝ていない方が体調は良くなります。
それに、早起きした方が時間をたっぷり使えるので得ですよ。
日曜日の特別感をなくす
平日に楽しみがないと、土日がやたらと楽しく感じられるため、憂鬱な気分に陥りやすくなります。
日曜日が楽しいということは、裏を返せば平日がつまらないといういこと。
だから意識的に、平日をもっと充実させましょう。
そうすれば、土日の特別感はなくなり、憂鬱な気分にはなりにくくなります。
もし平日に予定を入れる余裕がない場合は、夜の習慣を1週間通して同じにします。
- 寝る前に本を読む
- 寝る前に軽いストレッチやヨガをする
寝る前の自分なりの「儀式」を作り、毎日同じリズムで過ごすと「日曜日だから」という特別感はなくなりますよ。
ちょっとだけ仕事の準備をする
大きな仕事に関わっている時ほど月曜日が憂鬱になりがちです。
そんな時は、土日に遊びに行く前に、ちょっとだけ仕事の準備をしておきます。
月曜日に出社した時になにから手をつければいいか、タスクの整理をしてみましょう。
ここで大事なのは、本格的な仕事をするわけではなくて、あくまでも「月曜日に何をすればいいか」程度の準備だということ。
これをしておくだけでスムーズに仕事に入れるようになるので、土日も心置きなく遊べますし、不安に思うことも少なくなります。
外に出る、身体を動かす
日曜日に適度に運動したり、活動量を増やすと、心地よい疲労感に包まれてかえって疲れが取れます。
「あんまり動くと疲れるから」、ではなくてその逆です。
身体に適度な刺激を与えることで身体が疲労回復しようとする力を高め、睡眠の質も良くなります。
ここで大事なのは、疲れすぎないこと。
あんまりハードな運動をすると本当に疲れてしまい、翌日に響きます。
目安でいうと、
- 15分くらいの軽いジョギング
- 30分くらいのウォーキング
などです。
ちょっといつもより遠くまで散歩するような感覚で、外出してみるのはいかがでしょうか。
あまり深刻に考えないことも大事
サザエさん症候群なんて自分だけだろうか。
こんなに月曜日がイヤだなんて社会人として失格なのではないか。
そんな風に考えることはありません。
誰だってストレスはたまるし、仕事がイヤになることだってあります。
大事なことは、なぜイヤだと思っているのか自分の気持ちを理解することと、イヤだと思った時に少しでもいい方向に考えられるよう、自分で心のコントロールが出来るようになることです。
ストレスを感じることがダメなのではなくて、ストレスにやられなければいいのです。
誰だってサザエさん症候群になる。
だから自分が特別なのではない、と思い、もっと楽しいことをたくさん考えるクセを付けましょう。
ただし、自分なりに努力をしても体調不良が続くなど、我慢できない、辛いと思ったら、迷わず病院を受診しましょう。
自分の人生について考え直すいい機会
ちょっとしたストレスならあまり深刻に考える必要はありません。
でも、もし「何のために働いているのかわからない」というようなストレスを感じているなら、これからの自分の生き方を見直すいいきっかけかもしれません。
というのも、本当に今の仕事が好きで、仕事に対してストレスを感じていない人だってたくさんいるからです。
仕事ですから辛いこともイヤなことももちろんあります。
でも本当に仕事にやりがいを感じている人は、それを克服するために頑張ることも楽しみのひとつだったりします。
ですから、もし今の仕事が自分に合っていないと感じるなら、新たな仕事を探してみることも必要かもしれません。
サザエさん症候群とは・まとめ
あー、明日から仕事か。
そんな風に思うことは珍しくないですし、誰だって仕事に楽しみを見いだせなくなることはあります。
でも、その対処法がこんなにある!ということを知っておけば怖くないですよね。
自分にあった対処法を知っておけば、そのうち曜日なんて関係なく毎日を楽しく過ごせるようになるはずです。
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