自分の意見を言って否定されるのが怖い。
だから、自分の意見や考えを言うことが出来なくなってしまう人がいます。
たまに何か言って否定をされようものなら、ひどく傷つき、落ち込みます。
それは何故でしょうか。
否定されるのが怖いと思う原因をひも解きながら、どうすれば傷つかなくなるかを考えてみましょう。
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どうして否定されることが怖いのか
否定されるのがどうしてそんなに怖いのか。
繊細な性格だというのとは少し違うようです。
自分への否定だと受け取ってしまうから
なにかを言って否定された時、相手はその意見について「違う」と言っているに過ぎません。
それなのに、あなた自身を、あなたの人格を否定されたように感じてしまうんですね。
しかし、本当は違います。
相手はあなたの意見に対して「違う」と言っただけですね。
そこを深読みしすぎていることが、怖いと思ってしまう原因の一つです。
もっと自分を認めて欲しい
もしかしたら子供の頃に、親や先生などの大人に自分の意見を否定された経験があって、それがトラウマになっているのかもしれません。
だからもっと自分を認めて欲しい、受け入れて欲しいと気持ちが強くなるあまりに、否定されることを極端に恐れてしまいます。
自分の意見だけが正しいと思っている
「~すべき」「こうあるべき」など、自分の確固たる意見を持っている人ほど、他人に否定されると傷つく傾向にあります。
それは、自分の意見こそが正しいと思っているので、それを否定されると「間違っているのはそっちなのに!」と思って傷ついてしまいます。
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否定されることが怖くなくなる4つの対処法
ではどうすれば否定されても大丈夫になるのか、それには自分の考え方を変えていくしかありません。
ここにまとめてあることは、あなたのことを否定するのではなくて、こうやって考えた方が楽になりますよ、ということですので、そのことを忘れないでくださいね。
誰もあなた自身を否定できないということを知る
あなたの価値を認めるのも否定するのもあなた自身です。
他人ではありません。
子供の頃にいろいろ否定された、という経験があったとしても、今は立派な大人です。
あなたはあなた自身を認めることができるし、自分の価値は自分で決めることができます。
逆に、他人があなたを否定することはできません。
否定されたと思っているのはあなたの「恐怖心」であり、誰もあなたを否定してなどいないのです。
それを踏まえて言われたことをもう一度考え直してみましょう。
相手はなんと言っていたでしょうか?
本当にあなたの人格を否定したでしょうか?
おそらく、していないのではないでしょうか。
単にその人の考えを言ったまでのことです。
それが分かれば、怖かったのは自分の思い込みが原因だということも分かると思います。
考えに正しいも間違いもない
否定されるのが怖いのは、根底に「自分の意見が正しい」という思いがあるからです。
では、いつも自分は正しいのでしょうか?
そんなことはありませんよね。
違う見方をすれば、相手の言うことが正しいということもありますし、どちらの意見もいい面、悪い面があるなど、何が正しいかはその時々で変わります。
この世に絶対に正しいということはありません。
ですから、自分の意見に固執して「相手が間違ってる!」と思うことも間違いということです。
この世は色々な意見があるから楽しいのであって、みんながあなたの意見に賛同したらきっとつまらないですよ。
良いことを言おうとしなくていい
人から認められたいという欲求が強いと、何か良いことを言わないと、正しいことを言わないとまた否定されてしまう、と思ってよけいに萎縮してしまいます。
もっと肩の力を抜きましょう。
良いことなんて言わなくていい。
感じたまま、考えたことをそのまま伝えてみましょう。
格好つけようとすると余計に良い意見が言えなくなりますから、自由な発想でかまいません。
その時に大事なことは、なるべくポジティブなことを言うということ。
良いことは言わなくてもかまいませんが、あまりネガティブなことは言わないようにしましょう。
自分自身もそうだと思うのですが、人にネガティブなことを言われたら「そんなことないよ」と否定したくなりませんか?
自分が否定的なことばかり言っていたら、わざわざ否定的な意見を集めているようなものです。
人に否定されたくなければ、自分も人を否定しないような言動を心がけましょう。
他人はコントロールできないということを知る
否定されるのが怖くて意見が言えないというのは、自分が思った通りのことを相手が言ってくれないからです。
「~だよね?」と言った時に「そうだね」と同意して欲しいのに、してくれないから傷つく。
実は否定されたと思っているのは自分の勝手な考えで、相手が思い通りの答えを返してくれなかったことに腹を立てているだけ。
それはとても自分勝手なことです。
他人の考えをコントロールすることなど出来ないですし、相手にも自由に意見や考えを言う権利があります。
あなたが自由に意見を言っていいように、他人にもその権利があるということを忘れてはいけません。
自分と違う視点を受け入れよう
相手の言うことが自分に対する否定だった時、自分が否定されたと考えるのではなく、その言葉をそのまま受けて止めてみましょう。
たとえば上司は頼まれた書類を作成して提出したら「全面的にやり直し」を命じられた。
そんな時は、この書類のどこが悪いんだ!自分の能力が否定された!と感じるかもしれません。
でもここで少し立ち止まって考えます。
これは上司が求めているものではなかったんだ、何が違ったのかもう一度考えよう、と冷静になってください。
わからなければ確認すればいい、それだけのことです。
そこで話し合えば、そうかそういう考え方があったのか、と自分とは違った見方を得ることが出来ます。
自分の意見、考えを否定されたら、それは「違う見方を教えてもらった」と思えばいいのです。
そうすれば、自分の世界が広がりますよ。
プラスになることしかありません。
まとめ
怖がって何も言わなければ、これからもそのままの怖い人生が続きます。
でもそんなのつまらないですよね。
ちょっと見方を変えるだけ。
そうすれば、今までとは違った世界が開けてきます。
否定されても、何とも思わなくなってきますよ。
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