どんなに前向きに見える人でも、イライラしたり、落ち込んだりすることはあるものです。
でもいつまでも引きずらずに上手にコントロールできるので、負の感情に振り回されることが少ないのです。
負の感情にとらわれず、自分でコントロールして気持ちを常にニュートラルに保つコツを紹介します。
気持ちが負の感情に支配されそうになったら試してみてください。
負の感情をコントロールすることの大切さ
子供の頃は感情を表に出すことを止められることはないですし、むしろ感情を素直に出すことは、子供らしいと思われる行為でした。
しかし大人になったら違います。
ビジネスシーンではもちろんのこと、友人といる時であっても喜怒哀楽をそのままストレートに出すことが良いことではない場合も出てきます。
嬉しいとか楽しいというポジティブ感情であればまだしも、
- 恨み
- ねたみ
- 怒り
などの負の感情を表に出すことは良しとされません。
なぜなら、表に出した感情というものは周りに伝染するからです。
もし職場で、何でもかんでも負の感情を表に出す人がいたらどうでしょうか。
やっぱり見ていてイヤな気分になりますよね。
そういう人と一緒に仕事をしたいとは思わないでしょう。
ということは、自分がそのようなことをすれば、周りの人に「この人とは一緒に仕事をしたくない」とか「仕事がしづらい」と思われてしまうということです。
ですから大人にとって、負の感情をコントロールして表に出さないということは、とても重要なことになります。
負の感情をコントロールする6つのコツ
しかし、イライラした気持ちなどの負の感情は、非常に表に出やすいものです。
我慢しようと思う前に顔に出てしまったりすることもありますよね。
そんな時、どうやってコントロールすれば良いのでしょうか。
深呼吸をする
一番手っ取り早く、気持ちを落ち着かせる方法は深呼吸です。
負の感情を感じた時に、とりあえず今すぐに気持ちを安定させたいと思ったら、何回か深呼吸をしてみてください。
この時、「落ち着かなくちゃ」と考える必要はありません。
ただひたすら自分の呼吸に意識を集中させてください。
数分続けていると段々落ち着いてきます。
居場所を変える
例えば仕事中にイラッとしたなら、その場を離れましょう。
一人静かになれる場所を探すか、もしくはオフィスの外に出て数分歩くだけでも気分を変えることが出来ます。
時間があるなら、外の空気を吸いがてら、コーヒーを飲みに行ったりしてもいいと思います。
環境の力は大きいので、負の感情を感じた場所から離れるだけで効果がありますよ。
どんな時に負の感情を持つか分析する
まずは、自分が負の感情を持つ時がどんな時なのか、その場面を分析してみます。
例えば、職場に着いたら今日の会議の準備ができていなかった。
そんな時にイラッとしたなら、
- 物事の準備ができていないことに腹が立つ
- 指示したことが出来ていないことに腹が立つ
ということかもしれません。
それなら、それを避けるために、前日の帰る時に「明日の会議の準備はできてる?」とひと言声をかけてみるなど、対策がとれますよね。
自分がイライラするパターンがわかれば、それを避ける方法と考えることが可能だということです。
不安や悲しみ、ねたみなども同様に、どんな時に感じるのか、実際感じたときのことを思い起こしてみると、自分の感情パターンが分析できるでしょう。
自分でどうにかなることなのかを考える
例えば電車が遅れてイライラする、ということがありますね。
でもこれは、イライラしてもどうしようもないことです。
あなたがいくらイライラしても、電車がスピードアップするわけではありません。
どうにもならないことです。
ですから、負の感情を持ったとき、「それは自分の力でどうにかなるか?」ということを考えてみてください。
自分でどうしようもないことなら、諦めましょう。
そうすればだんだんと負の感情を抱かなくなってきます。
なぜそう思うのか考えてみる
仕事がうまくいかないと、「どうしよう、このままだとクビになってしまう」なんて、悲観的になることがあるかもしれません。
そんな時は、なぜそう思うのかということを冷静に考えてみてください。
例えば営業成績が悪いというだけで、本当にクビになっている人が過去にいましたか?
もしいたのなら、どの程度の「ひどい成績」だったのか調べる必要があります。
いなかったら、いたずらに心配するのは時間の無駄ですね。
その上で、自分はどうしたいのか。
頑張って成績を上げる努力をするのか、そのまま悲観的になって仕事に打ち込めないままでいるのか。
それとも、適した仕事を他に模索するのか。
出来ることは色々あるはずです。
体調管理もしっかりする
体調不良だと気持ちがマイナスになりがちです。
身体と心はつながっているため、体調不良を甘く見てはいけません。
最近なんだかやたらと気持ちがふさぎ込むことが増えたなという時は、疲れがたまっていることが多いもの。
仕事を頑張りすぎていませんか。
そんな時はしっかり休んで、休養を取ることも必要です。
負の感情としっかり向き合うことが大切
負の感情をコントロールするためには、まずその感情が「ある」ということを認めることです。
なかったことにしようとしても感情は消えないので、抑えようとするほどにストレスがたまります。
それでは逆効果。
今ある感情としっかり向き合うことが大切です。
- 今私は怒りを感じているんだな
- 今悲しい思いをしてるんだな
- 今相手がねたましいんだな
というように、その感情をしっかりと味わってみてください。
最初は辛いかもしれませんが、自分の感情から逃げてはいけません。
喜怒哀楽、どの感情も大切な自分の感情です。
それを正面から受け止められるようになったら、気持ちが段々楽になりますよ。
負の感情をコントロールするコツ・まとめ
負の感情は誰にでもあるものです。
人間ですから、気持ちが落ち込むことだってあるんです。
ただ、それをうまくコントロールできれば、感情に振り回されて失敗することは避けられます。
今回ご紹介した方法の中でどれがあなたに適しているかはわかりませんので、出来そうなものから試してみてください。
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