自分の意見がないわけではないけれど、人前に出ると言えなくなってしまう。
これは病気なのか?と悩んでいる人は少なくありません。
言いたいことが言えなくて、このままだと自分の意見がない人間だと思われるのではないかと不安ですよね。
言いたいことが言えないのは何故なのか、その原因を知って、どうすれば自分の意見を言えるようになるか、考えていきましょう。
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自分の意見が言えない5つの原因
自分の意見が言えないのには、このような原因が考えられます。
当てはまるものはあるでしょうか。
自分がどう思われるか不安
意見がないわけではないのですが、
- こんなことを言ったらどう思われるか
- バカにされるのではないか
- 相手に嫌われるのではないか
- 相手を怒らせたらどうしよう
などと思うと不安で、自分の意見が言えなくなってしまいます。
自分が相手にどう思われるかが心配で、何も言えないということです。
正しいことを言う自信がない
人に意見を言う時は間違ってはいけない、正しいことを言わないといけないという固定観念があると、間違ったことは言いたくないので、意見が言えなくなってしまいます。
否定されたらどうしよう。
そう思うと怖くて何も言えません。
小さい頃から失敗を恐れて、無難に過ごすことを心がけてきた人はこの傾向が強く見られます。
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自分の意見を言うことを抑えられてきたから
例えば子供の頃に、何を言っても親から否定されたり、自分の言いたいことを自由に言えない雰囲気の家庭で育った場合、それが影響して、大人になってもなかなか自分の意見が言えない、ということがあります。
自分の中に「どうせ何を言っても無駄だ」「否定されるに決まっている」という思いがあると、意見を言わないことが「クセ」になっています。
言いたいことが出てきても、自分で押さえ込んでしまいます。
意見が言えないことを悪いことだと思っている
意見が言えないことが悪いことだと思っていると、なにかについて聞かれてパッと返せなかった時に「自分はどうして意見が言えないのだろう」と自己嫌悪に陥ります。
そうすると負のスパイラルに陥って、余計に萎縮していまい、さらに意見が言えなくなってしまいます。
つまらない意見をバカだと思っている
つまらないことを言ってバカにされたくない、そういう思いがある人は、実は自分自身が「つまらない意見を言うヤツはバカだ」と思っている場合があります。
しかし、どんな意見にもいい面、悪い面があり、ひらめきを与えてくれるきっかけになることがあります。
特に仕事の上では、一見無理そうなことでもそこから議論が広がっていき、新しい発見にたどり着く、ということも少なくありません。
ですから、意見が言えないということよりも、つまらない意見をバカにするという考え方に原因があるため、意見が言えなくなっている場合があります。
それが積み重なると本当に病気になってしまう
意見が言えないこと自体は病気ではありませんが、そのことを気に病むあまり、人と話すのが怖くなってしまったり、ストレスから食欲がなくなってしまったりすると、それこそ本当の病気になってしまいます。
ですからそうなる前に、考え方を改善していく方が自分のためになるでしょう。
改善していく4つの方法
意見を言えない理由は人それぞれです。
一つだけではなくて、いくつか重なっている場合もあります。
ただ、ほとんどは病気ではありません。
自転車に乗るのと同じ、やり方を知って練習すれば誰でも出来るようになります。
他人はそれほど自分以外の人間に関心がない
他人はあなたが思っているほど、自分以外の人間に興味などありません。
だから、なにかを言ってたとえ笑われたとしても、相手は翌日になったらそんなことすら忘れているでしょう。
ですから、意見を言った時の相手の反応など、その場限りのものだと思いましょう。
あまり人の顔色を伺わずに、言いたいことを言ってみてください。
言ってみると、案外どうってことないなとわかると思います。
正しい意見などないことを知る
正しいことを言わなければ、と思っている人は、この世に絶対正しい意見などないということを理解しましょう。
もし自分が言った意見に対して相手が否定的なことを言ったとしても、それは「自分は違うと思う」ということを言ったに過ぎません。
あなたを否定しているわけではないので、それは「一つの意見」として受け止めましょう。
どんな意見でも違う見方をすれば正しくもあり、そうでないこともあります。
どんな意見からもいいところを拾う練習をする
会議の中で誰かが発言した内容を、一見つまらないと思ってもその中から参考になることはないか、使える部分はないかと考える練習をしてみてください。
そうすると人の意見をつまらないなどとバカにすることがなくなるので、自分がバカにされる心配もなくなるでしょう。
不完全でもいいから自分の意見を言ってみる
意見を言うという習慣がついていない場合、練習をする必要があります。
そのためには、何でもいいから、不完全でもいいから、正しくなくてもいいから、自分の考えを言葉にしてみることです。
それで間違っていてもかまいません。
間違いを指摘されたら、ああそうか、と思えばいいだけのこと。
でも、言ってみなければ、自分の意見がどうなのかということもわからないし、他人の意見を聞くことも出来ません。
それはとてももったいないことです。
どんな意見でもいいから、思ったことを口にしてみる練習をしましょう。
そして、完璧主義から脱却してください。
完璧な意見などないのですから。
空気は読めないくらいでちょうどいい
もう大人なのですから、あなたを押さえつける人はいないはずです。
他人の誹謗中傷以外は、何を言ってもいいでしょう。
日本人は空気を読むことを良しとしますが、空気など読まないくらいでちょうどいい。
空気を読みすぎて生きづらい思いをするくらいなら、自分の言いたいことを言って好きに生きた方が幸せだと思いませんか。
特に会議などは、発言してなんぼです。
説明会ではないのですから、発言して自分の意見が採用されなくても、何も言わずに黙って座っているだけの人よりもずっと会社に貢献しています。
会社員として生きていくなら、黙って話を聞いているだけでは仕事をしているとは言えません。
自分なりに考えて、それを表明していくことこそが仕事ではないでしょうか。
意見が言えない時の対処法・まとめ
今まで自分の意見が言えなかった人が、いきなり言えるようになるとは思えません。
ですから、焦らずにじっくり取り組んでいくことが大事です。
そして、もし何かうまくいかないことがあっても「失敗」だとは捉えずに「今は練習中だから」と思うようにしてください。
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