ほんの些細なミスを同僚が上司に告げ口をしたために、上司に呼ばれて注意された経験はないでしょうか。
ミスした自分が悪いとしても、やはり告げ口されることは気分がよくないものですよね。中には、話を盛ってでも上司にあることないことを吹き込む厄介な相手もいます。
今回は、そのような相手に告げ口された場合の対処法をご紹介します。
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上司へ告げ口された時の対処法
告げ口の内容が事実そのままなのか、誇張が入っているのか、どのようなことを告げ口されたのかによっても対処法は変わってきます。
告げ口が事実そのままの場合
もしも告げ口された内容があなたのミスなど事実そのままだった場合は、面白くない気持ちはあっても、まずは上司に素直に謝りましょう。その上で経過を報告し、改善策なども提示します。
遅かれ早かれ上司には伝わることだったのですから、「告げ口された」と恨むのではなく、今起きている事態に対してどう対処すべきか、そちらを優先しましょう。
そもそもミスをしてしまった自分が悪いのですし、「告げ口」にこだわらない方が賢明です。告げ口をした人に対して、こちらから敵意を見せたり、困っている様子を見せることはしないようにしましょう。
告げ口をした相手が1番望んでいるのは、告げ口されたあなたが困ること、気分を害することかもしれません。そのような人に対して、あなたが困っている様子を見せたり、怒って敵意を見せたりすると、相手はその様子を見て喜ぶ可能性もあります。
何事もなかったかのように、平然と接し、いつも通りにしていることで、「これくらいでは困りませんよ!」という余裕を見せてけてやりましょう。相手の思うつぼにならないことが大切です。
告げ口が事実ではない場合
ミスはしたものの、あることないことを一緒に吹き込まれたような場合は、まずミスしたことを謝るとともに、正確に事態を整理して、あなたから改めて報告しましょう。
その時に、告げ口をした相手のことをあれこれ言わないことです。お互いに陰口を叩くような形になってしまうからです。些細なことであれば、水に流しましょう。
これははっきりさせておかないといけないという内容が含まれているとか、正確でないことを告げ口されたことについて抗議したい場合は、その人も呼んだ上で、上司も交えて話をした方がいいこともあります。
ただ、これもとても難しいところで、自分がミスをしたことよりも告げ口されたことを逆恨みしているのではないか、自分の保身を計っているだけではないかと上司に思われたら元も子もありません。
どうしてもこれだけは正したい、ということ以外は、基本的に自分からはあれこれ言わない方が得策です。
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告げ口を見過ごせない場合
悪意を持って人に告げ口をするような人は相手にしないことが一番ですが、あまりに頻繁に告げ口されたり、その告げ口によって職場の雰囲気がギスギスしてしまうような場合は、直接抗議することが必要かもしれません。
告げ口を放置しておくことで、「この人は何を言っても平気だ」と思われるのもしゃくです。ここは「つまらない告げ口をしてこの人を怒らせることはまずい」と相手に思わせることが必要です。
告げ口するのではなく、言いたいことがあるなら自分に直接言うこと
人の行動をいちいち告げ口するのはあなたにとってマイナスにしかならないこと
告げ口ばかりしていると自分もされるようになること
このようなことを毅然とした態度で、冷静に話をしましょう。
チャンスは1度だけです。頻繁に抗議したり、また、感情的になって話すと、逆にあなたの方が「いじめ」をしているように思われてしまうからです。
上司に告げ口する理由
告げ口をする理由はいくつか考えられます。
- あなたに敵意を持っているため
- 上司に取り入って同僚を蹴落とすため
- 人に責任転嫁をするため
- 自分が評価されないことへの八つ当たり
- トラブルが好き
- 人との距離を縮めるための手段として告げ口をする
- 口が軽い、黙っていられない
- そもそも告げ口だということがわかっていない
告げ口というのは本来気分のいいものではありませんが、告げ口の好きな人がいることも事実です。基本的にはこのような人は相手にしない方がいいでしょう。
同僚に上司への告げ口をやめさせるポイント
程度の差こそあれ、残念ながらどこへ行ってもこの種の人は必ずいます。「告げ口された!」と根に持つことはよくないですし、まして「やり返してやろう」とその人の粗探しをすることは時間の無駄です。
同じように告げ口してやろうなんて思うことはあなたの価値を下げることですから決してやってはいけません。
だいたい周りの人たちも、「あの人はすぐに告げ口をする」ということはわかっていますから、目くじらを立てて陰口などを叩かないように気をつけてください。
平等に接する
告げ口するような人はたいてい周りの人から嫌われているので、あなたのことも「他の人と同じように自分を嫌っている」と思い込んでいる場合があります。
また、このような人は、あなたが自分にとって敵ではないと思うと、告げ口の対象外になる可能性があります。無理に仲良くする必要はありませんが、他の人とあからさまに違う態度を取らないように、平等に接するだけでもあなたへの接し方が変わることがあります。
自分から告げ口の材料を与えないように注意する
例えばその場にいない人の噂話をしていると、それを「陰口」と取られ、本人に告げ口されるかもしれません。自分なりのビジョンだとか理想について熱く語ろうものなら、それを「上司への敵対心を持っている」ように、尾ひれを付けて告げ口されるかもしれません。
告げ口をする人に、その材料を与えてはいけません。
そのためには、
- 噂話の輪には入らない
- 人の不満に安易に同調しない
- 告げ口するような人に自分の考えなどを話さない
という自衛策が必要でしょう。
自分のスキルを上げていこう
あなたが精一杯がんばっていること、まじめに仕事に取り組んでいることを上司が分かっていれば、多少のミスを告げ口されようとも、上司の方がそんな告げ口を一蹴します。
そのため、多少の告げ口ではびくともしないくらい、上司との信頼関係を築いておくことも大切でしょう。つまらない告げ口には冷静に対処しつつ、自分の仕事のスキルを上げていくことがポイントです。
同僚に「上司へ告げ口」された時の対処法・まとめ
告げ口をする人は常に人の粗探しをしています。そんな人に「エサ」を与えないように、日頃から注意してください。
本来なら本人に注意すればいいことを、面と向かって言うことが出来ない小心者だったり、底意地が悪く、友人としてつき合っていけるような人ではない場合があります。
変に敵対して無駄なエネルギーを使うことなく、また、つまらない告げ口をされないように、うまく対処していきたいですね。
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