思い込みが激しい時の原因と対処法【思い込みが激しくなる病気とは】

思い込みが激しくて、人のことを「こうに違いない」と勝手に決めつけてしまう人がいます。

そんなつもりで言ったわけではないのに悪くとられたりすることもありますね。

 

思い込みが激しいのは性格なのかそれとも病気なのか。

今回は、思い込みが激しくなる原因とそういった人への対処法について紹介します。

 

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思い込みが激しくなる原因

どうしてそんな風に決めつけてしまうんだろう、どうしてそんなに悪い方へ考えてしまうんだろうと思う人がいますね。

それにはこのような原因が考えられます。

 

自分の意見が正しいと思っている

思い込みが激しい人は、自分の意見が正しい、絶対だと考えがちです。

その多くは、自分に自信がある、自己評価が高いからです。

 

自信があることはいいことです。

しかし、それも程度が大事。

 

世の中に「絶対に正しい意見」はないですし、まして自分の意見が絶対なんてことはあり得ません。

 

しかし、自分に自信がある人は、柔軟に物事を考えることが苦手なところがあり、これが正しい!と思うと譲れなくなってしまいます

 

自分のことしか頭にない

思い込みが激しくなる原因として、「自分のことしか見えていない」というものがあります。

 

周りを見ることが出来ず、また、物事を客観的に見ることが苦手なので、何かというと「どうして自分ばっかり」となってしまいます

 

  • 自分ばかり仕事を押し付けられている
  • 自分ばかり損をしている

そんな風に思い込みがちです。

 

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何でも悪い方へ考える

何でも良い方向に考える楽天的な性格ならまだいいのですが、悪い方へ考える人ほど思い込みが激しいという傾向があります。

 

まだ起きていないことを悪い方へ考えて不安にさいなまれたり、その悪いことが本当に起きると信じ込んでしまうこともあります。

 

誰でも様々な不安を抱えているものですが、その不安に押しつぶされてしまうようなことはないはずです。

 

しかし、何でも悪い方へ考える人は、悪いことばかり考えているうちに、体調まで影響してしまうことすらあります。

 

他人を気遣うことが苦手

思い込みが激しい人は、自己中心的な性格の場合が多く、他人を思いやることが苦手です。

極端な例を出すと、ストーカーでしょう。

 

自分が好きな相手なら、相手も自分のことを好きなはず。

そう思い込んだら、相手の迷惑など考えずに行動を起こします。

 

そこまでいかないとしても、こんなことをしたら相手が迷惑かもしれないという気遣いはあまりできません

そのため、仕事の上でも周りに迷惑をかけていることすら気づかない場合があります。

 

思い込みが激しくなる病気

単なる思い込みを通り越して、もしかしたらその思い込みと現実の区別がついていないのでは?と思うような症状が見られることもあります。

うつ病

統合失調症

妄想性障害

パーソナリティ障害

認知症

このような疾患がある場合、「妄想」が出てくることがあります。

 

もしも何か病気が原因で思い込みが激しくなっていることが疑われる場合は、本人や家族と話して、通院をすすめた方がいいかもしれません

 

思い込みが激しい人への4つの対処法

思い込みの激しさにも色々なタイプがありましたが、基本的には自己中心だということです。

そのような人にはどう対処すればよいのでしょうか。

 

自分で気づくように導く

その人の言っていることが間違っているとしても、まずは話を聞きましょう。

頭ごなしに否定しても聞き入れてはくれないからです。

 

そして、なぜそう思うのか、その理由を聞いてあげてください。

その上で、論理的に間違いを指摘したり、「本当にそうなのかな?」と気づくような、違う見方などを説明してあげるといいでしょう。

 

最初は何を言っても受けれてくれないかもしれません。

しかし、こういう見方もあるのでは?ということをじっくり話していくと、自分がそう思った理由がちょっとおかしいかなと気づくかもしれません。

 

自分で気づいてくれれば、成長できるいい機会になるでしょう。

 

クールダウンさせる

何でもかんでも悪い方へ考えてしまう人は、その時に何を言ってもおそらく聞き入れてはくれないので、まずは冷静になるように話して下さい。

感情に流されるのではなく、冷静に考えられるように落ち着かせます

 

「こうなったらどうする?」と不安でいっぱいになっている時は、冷静にさせた上で、それが根拠のない思い込みであることを、ひとつひとつ理由を挙げて話してあげるといいでしょう。

 

例えば、今月の売上成績が悪いんだ、だからクビになってしまうかもしれないと不安で一杯の人がいたら、社員がいきなりクビになることはないと冷静に説明します。

 

その上で、悩む暇があったら勉強した方がずっと建設的であることを説明してあげてください。

 

良いことを考えるように促す

物事を悪い方へ考えがちな人には、常に逆に考えるよう促します

いつもの考え方と真逆に、それが起きたらどんな良いことがあるかということを考えさせます

 

しかしその前に、「悪い方へ考えている」ということに気づかせることが先ですね。

思い込みの激しい人は、それすら気づいていないものですから。

 

「あ、また悪い方へ考えてる」と気づくようになれば、ではどうすればいいか、どう考えればいいかということが分かるようになります。

 

別の考え方もあるということを教える

何でも自分が正しいと思っている人は、一度痛い目に合わないとなかなか分からないものなのですが、そこは根気よく話をします

 

物事には色々な見方があること、視野を広げることは自分にプラスになるということを繰り返し話すしかありません。

 

自分自身が思い込みが激しい場合の対処法

ここまでは思い込みが激しい人への対処についてお話ししてきましたが、もしかしたら気づかぬうちに自分もそうなっているかもしれません。

 

誰でも否定されることは面白くないし、自分が正しいと思う傾向は持っています。

だからこそ、注意が必要です。

 

カウンセリングを受ける

思い込みが激しいことで、周りの人との関係が上手くいかないことがあったら困りますよね。

もしも自分がそうかも?と思ったら、迷わずカウンセリングを受けてみましょう。

 

カウンセリングは、心の病気になってから受けるものではありません。

自分の思いを話すことで、自分の本当の気持ちに気づいたり、違う見方があるということに気づくためのものです。

 

カウンセラーとの相性もあるため、数人のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。

その中で、この人は話しやすいなと思った人とのカウンセリングを続けてみるといいでしょう。

 

違う考え方はないか、常に反対を考えてみる

自分が絶対に正しい!と思っている時は、たいてい間違っています。

だから、そんな時ほど「違う考え方はないかな」と、自分の考え方を疑ってみてください

 

そうすることで、色々な角度から物事を見ることが出来る、広い視野を養うことが出来ます。

 

他人の意見に耳を傾ける

耳の痛い意見、自分の考えを否定されるような意見は誰でも聞きたくないものです。

 

しかし、自分と異なる意見ほど本当はありがたいものです。

あいつは思い込みが激しいから、なんて周りに思われたら、そのうち誰もあなたを相手にしなくなります。

 

そうなる前に他人の意見には耳を傾け、自分とは違った考え方を吸収する心の広さを持ちたいものです

 

思い込みが激しい時の原因と対処法・まとめ

思い込みが激しいと周りの人とも段々ぎくしゃくしてしまいます。

そうならないように、自分も注意しつつ、思い込みが激しい人には出来るだけ周りをみて行動するように促していきましょう。

 

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