特に顔や頭は汗をかくと目立つので、すぐにでも何とかしたいものです。
そこで今回、やたらと汗が出て、拭いても拭いても止まらないと困っている方に向けて、汗を大量にかく時の、すぐにできる7つの対策法を紹介します。
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それは多汗症かもしれない
気温の上昇とともに、体温を下げるために汗をかくのは普通のことです。
ただ、暑くもないのに汗をかいたり、日常生活に支障をきたすほどの大量の汗をかくなら、それは多汗症の可能性があります。
多汗症の疑いがあるなら、平成8年4月から健康保険が適用されるようになっているため、病院で見てもらう方法もあります。
その際、皮膚科での受診となります。
また、多汗症の原因が精神的な要因の場合は、精神科や心療内科で受診した方が良い場合もあります。
多汗症の特徴として、頭部、手、脇、足裏に大量の汗をかく傾向があります。
多汗症は糖尿病などの病気が原因で起こることもありますが、原因が分からないものも多いのです。
特に、体温に関係なく汗をかくなら、精神的な理由が大きい場合もあります。
55歳以降であれば更年期障害の症状として発汗が出てくることもありますが、男性の更年期も低年齢化しており、もっと若くても症状が出る人がいます。
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汗を抑えるための7つの対策法
それでは、顔や頭の汗を抑える7つの対策法を紹介します。
ミョウバン水を使う
スーパーにも売っているミョウバンがいい仕事をしてくれます。
原液を作って薄めて使うので、一度作ればしばらく使えます。
ぜひ試してみてください。
色々な作り方がありますが、使いやすい分量を紹介します。
ミョウバン水(原液)の材料
◆ 焼きミョウバン 5g(大さじ1/2)
◆ 水道水 150ml
◆ ペットボトル(空のもの)
原液をつくる水とミョウバンの割合は30:1ですので、多めに作りたい人は量を調整してください。
これらの材料をペットボトルに入れ、一晩おいて透明になれば出来上がり。
これを10~30倍に薄めて使います。
出掛ける前に顔や頭に塗ってみてください。
半側発汗法(はんそくはっかんほう)
半側発汗は「はんそくはっかん」と読みます。皮膚圧発汗反射とも呼ばれています。
これは、身体の半分を強く圧迫すると、その押さえた側の汗は抑えられ、反対側に汗が多く出るようになる、という身体の仕組みです。
圧迫する場所と、汗が抑えられる場所の関係は?
身体の左右であれば、身体の中心線を境に圧迫した方の反対側に汗をかきます。
身体の上下であれば、おへそのあたりを境に圧迫した方の反対側に汗をかきます。
そのため、頭や顔に汗をかいている時には上半身(おへそより上部)を圧迫すると、頭や顔の汗を抑えることができます。
上の図(右)のように、片方の脇の下だけを圧迫した場合は、圧迫した側の上半身だけ汗が抑制され、下半身と圧迫していない側の上半身に多量の汗をかきます。
また、頭や顔の汗を全体的に抑えたい場合は、上の図(左)のように、胸の少し上あたりを左右両方とも強く圧迫することで汗が抑えられます。
どのようにして圧迫するの?
専用の圧迫バンドも売っていますが、女性の場合、きつめのブラジャーをするという方法もあります。
圧迫するためのバンドは、紐だとちょっと細いので、はちまきくらいの幅のある布で身体を巻くと良いでしょう。
広い面積を、強く押すほど効果がありますが、1日中圧迫しているのは健康に良くないので、必要な時だけにしましょう。
舞妓さんが汗もかかず、おしろいが崩れないのはこのようにして汗を止めているからだそうですよ。
汗を止めるのに有効なツボ
汗を抑えるツボも有効な方法です。
今回は2つのツボを紹介します。
屋翳(おくえい)
バンドがなくてもつぼを押さえることで汗が抑えられます。
乳首から指2~3本分上にある「屋翳(おくえい)」というツボです。
ここをやや強めに3分間ほど押します。
陰げき
もう一つ、手にあるツボも顔汗に効果があるといわれています。
掌の小指側、手首の付け根のところから指1本分ほど下にあるツボで「陰げき」といいます。
反対側の手の親指で強めに3分間ほど押してみてください。
「手汗」「顔汗」用の化粧クリームを使う
化粧クリームを使う方法も効果的です。
汗対策の化粧クリームを選ぶポイントは次の4つです。
- 日本製の製品である
- クリームがオーガニック成分であること
- 添加物の無い無添加であること
- 使用感がサラサラであること
中国製の商品などは安い物もありますが、頻繁に使うものですから最低限、上の4つのポイントを満たしている化粧クリームを使うようにしましょう。
品質の悪いものを使用すると、肌荒れにやシミの原因になってしまいます。
特に、株式会社バルワードの化粧クリームは上記4つのポイントもクリアしており、評判も良いのでおススメです。
初回は無料ですからお試しもできますね。
公式ページのリンク貼っておきます → CORKL(コルクル)
汗をかいても気にしない
精神的なことが原因で汗をかく人は、ほんの少しの汗でも気になってしまい、それがさらに発汗を促すという悪循環に陥っています。
緊張したり、恥ずかしいと思うほど汗が増えてしまうので、汗をかいても気にしないような気持ちのコントロールが出来るように練習してみましょう。
自律神経のバランスを整える
自律神経の交感神経が活発になっていると発汗が増えます。
しかし、自律神経は自分の意思ではコントロールできません。
ではどうしたらよいのか?
それには生活のリズムを整えて、リラックスすることです。
疲労がたまっていたり、寝不足だと自律神経のバランスは乱れます。
疲れているなと感じたら休むことが一番なのですが、なかなか時間がないという方は深呼吸をしてみてください。
ゆっくりと10回ほど繰り返します。
このとき、「吐くこと」を意識してください。
副交感神経は息を吐く時に働くので、ゆっくり吐くことを意識して深呼吸をすると自律神経のバランスを整えることが出来ます。
また、こちらの記事ではリラックス方法を特集していますので、こちらも合わせてご覧ください。
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首の後ろを冷やす
暑くて汗をかいているなら体温を下げてあげれば汗は止まります。
顔や頭の汗を止めるなら、首の後ろや左鎖骨の下、脇などを冷やして体温を下げましょう。
濡らすだけで冷やすことが出来る冷感素材のハンカチなどを持っておくといいですね。
ハッカ油スプレーで頭を冷やす
ハッカ油に含まれるメントールという成分には冷却作用があります。
頭が「冷たい」と感じることで汗を止めてくれるのです。
ハッカ油スプレーの材料
◆ ハッカ油 10滴
◆ グリセリン 少々
◆ 精製水 50ml
スプレーボトルなどにグリセリンを入れ、そこにハッカ油を加えてよく混ぜます。
最後に精製水を入れてさらによく混ぜてください。
寝癖直しを兼ねて頭全体にスプレーをするとスースーして気持ちいいですよ。
ハッカ油は薬局やドラッグストアで購入できます。
汗を抑えるためにやってはいけないと
汗が出るからといって、水を控える人がいますがそれは逆効果です。
汗は水分の摂り過ぎによって起こっているわけではありませんし、多く摂取したとしてもほとんどは尿で出ますから、汗の量が増えるわけではないのです。
水分を極度に控えてしまうと脱水症状になる心配もありますし、水分が減ると汗が濃くなって、体臭の原因になってしまうこともあります。
まとめ
どれも簡単な方法なので、いくつか組み合わせて試してみてください。
今回は即効性のある方法をまとめてご紹介しましたが、汗を減らすためには食生活の見直しなど、生活全般について見直す必要があります。
辛いものや肉ばかり食べると、汗が増えるだけでなく体臭の原因にもなりますから注意してください。
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